★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018富山国際現代美術展に参加。

2007年09月

Flesh For Frankenstein

絵画教室の大宮先生から、『アンディ・ウォホールの映画見たい?』と言って、“Flesh For Frankenstein”邦題『悪魔のはらわた』という映画のDVDを貸してくれました。これは、パーフェクトな身体の腕や足、頭、内臓を持つ男女のゾンビを作り、妊娠させて最高の子供を産ませるという研究をしているフランケンシュタイン男爵の家族と助手、召し使いの話です。まさにカルトムービーといった感じで、生きているうちに首が切られたり、内臓を引っ張り出したりするという場面が続きます。何より、そういったカルトムービーのDVDを70代半ばの大宮先生が所有している事が驚愕です。恐るべし芸術家…というか私も芸術家のつもりですが…。やはり、芸術家は感性が命です。齢70半ばで、マニアックな感性を持っているのに、年齢が若い私が、今流行りのシンガーソングライターのお姉さんの事ばかりブログに書いているような事ではいけないと反省する事しきりです…。00b85dc7.jpg

ヒマさえあれば

ヒマさえあればYou TubuでKT Tunstallのライブ映像を観ています。別にここはKT Tunstallの熱狂的ファンのブログではありませんが…。観てて面白いのです。そのループを駆使した演奏の様子がです。KTが登場すると、まずアコースティックギターのボディーを叩いた音をエフェクターを通してループさせてベースとなるリズム音を作り、次にタンバリンを鳴らしての音を重ねてループさせて、次にそのリズムに乗ってギターをかき鳴らしながら、コーラスを入れます。そうすると、そのコーラスもループされ、KTは、あたかもバンドと歌とギターを演奏しているようになります。それを観ていると、とても面白いのです。また、エフェクターのペダルを間違えずに踏んでループのを入れたり止めたりしています。目から鱗で、ストリートミュージシャンの新しい形を見たような気になります。55bd9a55.jpg

KT Tunstall

“KT Tunstall”と書いて片仮名でケイティ・タンストールと表記します。今話題のイギリスはスコットランド出身のシンガーソングライターです。KTの特徴は、ライブの時はバンドでやらずに、ギターの音をループペダルでループさせて、そのループ音をバックに1人で歌とギターの音を乗せるという方法を取ります。その演奏方法は、富山で見たエイドリアン・ブリューもやっていましたが、それでもバンドは居たので、それを1人でやるのは誰も思い付かなかった事です。アイデアがあるだけでなく、卓越したソング・ライティングとハスキーな歌声は人の心を捉えます。日本人にも親しみ易いルックスをしていると思ったら、母親に中国人の血も混じっているとの事です。1975年生まれというので、今年で32歳になります。KTが有名になったのは映画、『プラダを着た悪魔』のオープニング曲に“Suddenly I See”が使われたことによります。現在、2枚のアルバムが出ていますが、聴いて感じる事は、ブルースが好きで、ブルースをきちんと咀嚼して自分の音楽に採り入れいる事です。30歳を過ぎてブレイクしたのは、ブルースをきちんと理解した上で音楽にのぞんでいるからでしょう。黒人の哀しみの歌なぞ、10代や20歳そこそこでは理解が難しいでしょう。また、KTのハスキーな声はブルースを基盤とする曲にはピッタリはまります。KTの好感が持てる所は、自分で考えて行動する大人の女性である所です。曲の端々にそれが伝わってきます。
だから、日本盤のキャッチフレーズに『ギター抱えて世界へ翔くドリームガール!』と書いてあるのは見当外れであると思います。
ae5175ed.jpgポップロック路線のセカンドアルバムの、このジャケットでジャケ買いしてしまった方も多い筈です。今年リリースしたCDで最も美ジャケだと思います。
358cdd29.jpgフォーキーかつブルージーなファーストアルバム。私はこちらの方が好みです。ジャケット写真の横顔が、モデルの道端姉妹に似ている気がするのは私だけか?
“Suddenly I See”収録。

ヘアスタイル変えました

80ca68af.jpgbefore
e4aa05ac.jpgafter

おさらい

b5b77aaf.jpg個展を見そびれた方に、もう一度ギャラリーを一週してみましょう。ここは入り口です。
8eef28f9.jpg入ってすぐに、『スイーツはいかが』の構想スケッチと『まどろみ』です。
e2750323.jpg左から順に『まどろみ』と『夢みがち』と『スイーツはいかが』。
f3d08a4d.jpg『スイーツがいかがの角』を右に曲がると『Hello!』があります。
76939c54.jpg左に『Hello!』と右に『なまいきdoll』。
f132333d.jpg右に移動すると、『なまいきdoll』と『ブライスちゃん急いで!』が並ぶ。
3fe44977.jpg『ブライスちゃん急いで!』の角を右に曲がると『予感』があります。
92853e4b.jpg左から『予感』と『Cherry blossom』と『東京』。
c474602f.jpg右に進むと左に『東京』右に『おでかけ』
c6462659.jpg『おでかけ』の角を右に曲がると『マーメイド』。
187afe64.jpg左は『マーメイド』。右は『ボヘミアン』。
7e85d36c.jpg『ボヘミアン』の右手はギャラリーの出入口です。これでギャラリー会場を一周しました。お気を付けてお帰り下さい。
1fa18598.jpg

個展終了!

金沢からやってきた★カモヤ展は大好評のうちに終了致しました。ご来場された方は勿論のこと、お世話になった皆様に厚く御礼申し上げます。
期間中は92人の御奉名を頂きました。ありがとうございます!また、100人以上の方に来場して頂いた上(御奉名からの推測)、朝日新聞と盛岡タイムスの取材を受けました。予想以上の反響に大変感謝しております。
d20b63c4.jpg
思えば、猛暑の真夏から個展の準備を始めて、終わった日には、盛岡の恒例の秋祭りに突入していました。個展の後片付けを終えて、絵を積んだバンを運転中に、絢爛豪華な山車の車列に出くわしました。太鼓や笛の音が心に染み入ります。

ボヘミアン

今日は、個展の最終日です。そして、遠方の方、忙しい方のためのバーチャル個展も最後です。ギャラリーの最後に展示されて絵は『ボヘミアン』という2002年の作品です。2001年から2002年にかけては私の画業のスランプの時期で、方向性も決まっていませんでした。半年前に遊びで『マーメイド』を途中まで制作したような状況でした。また、公募展の締め切りの1ヶ月前に、所用でスペインのバルセロナに行かなければならず、お先真っ暗でした。 とりあえず、バルセロナから帰って来たら締め切りまで2週間を切ってました。構想も何もなく、破れかぶれで、もうどうなっていいと思って、半年前に遊びで描いた『マーメイド』と同じ路線で仕上げることにしました。それまで、作品は年に1枚ペースで完成させていたので、こんな短期間で仕上げる事は、非常事態でした。もう落選覚悟です。落選覚悟で約10日程で完成させ、東京に発送。でも、落選しなかったのです。私はこの路線で、しばらく制作を続ける事にしました。この『ボヘミアン』の半年後には、同様の路線で『Cherry blossom』を制作し、めでたく受賞することになりました。63fbd7ae.jpg
3a8f04ac.jpg『おでかけ』の角を右折すると『マーメイド』があります。
30eec12a.jpg『マーメイド』と『ボヘミアン』
c8f2e606.jpg右に進みます。
dab9930a.jpgギャラリーの出入口になります。これで作品を全部見たことになります。

マーメイド

この作品は実に変則的な制作をしました。2002年4月に半分ほど完成した後、ほったらかして車の中に放置して、2004年3月に1週間程かけて完成させました。なぜ2年近く放置したのかというと、最初は遊びで描いて完成させる気持ちがなかったのと、一旦気持ちが離れてモチベーションが下がったからです。最初に手掛けた時から換算すると、この作品が一番古い作品になります。この頃は、日本画を手掛けていましたが、絵画を制作する事そのものがスランプ状態でした。そんな状況の中で、遊びのつもりでこの作品を描いたのですが、その後の作風のプロトタイプになりました。プロトタイプのままで、ほったらかしていましたが、勿体ない気がして2年後に完成させました。しかし、2年の月日の中で、既に『Cherry blossom』や『おでかけ』を完成させていて、タッチや作風も少し変化していました。できるだけ当時の構想通りに仕上げましたが、後ろ向きであった事は否定出来ません。構想と言えば、『マーメイド』という題名は2002年当時から考えていました。なぜ上半身だけで人魚なのかと言いますと、何となく顔だちが人魚だと思ったからです。
a1004db8.jpg
金沢からやってきた★カモヤ展は明日まで、盛岡市上ノ橋町1-48ギャラリー彩園子で開催。まだ見てない人は急いで見に行こう!

おでかけ

『東京』の右隣にある作品は『おでかけ』という絵です。これは2003年に制作された比較的古い作品です。個展の後半の作品群は、古い作品が多いですが、その古い作品群の中で、ひときわ存在感がある作品が、この『おでかけ』です。この2003年という年は、春に『Cherry blossom』で受賞を受けて、新日本美術院準会員から会員に昇格した年です。自ずとプレッシャーがかかります。並々ならぬ意欲で制作にのぞみました。制作中のストレスで体調も悪くなりましたが、頑張って完成させました。いくつか変わったアイデアが思い付き、背景にヴィヴィアン・ウエストウッド、イヴ・サンローラン、シャネル、アディダスのブランドマークを配する事によって、女の子が『買い物するぞー』という意欲満々であるように表現しました。色彩も可能な限り強烈にしました。頑張ったお陰でこの作品は、2003年第35回新院展・銀賞受賞致しました。今、自分自身で見ても仕上がりが綺麗で、『頑張ったんだなぁ』と思います。ad14f7c5.jpg
ef618fa6.jpg『東京』と『おでかけ』。
1f7a58d6.jpg『おでかけ』の画面の反射を抑えて撮影すると、こんな感じです。

東京

2004年に制作された、『東京』という作品はズバリ、『おのぼりさんの絵』を描こうと思って描きました。なぜ、『おのぼりさんの絵』を描こうかと思ったのかというと、当時(というか今も)、私は金沢から頻繁に飛行機に乗って東京に遊びに行っていたからです。極端に言うと、金沢と東京の二重生活になっていました。しかし、何度も行っているうちに、渋谷や新宿、原宿などの東京の繁華街の街並みに、どこか虚しさを感じてくるようになりました。どこが虚しいかは、説明が難しい所ですが、その雰囲気に漠然とした虚しさを感じたのです。そんな東京に憧れる『おのぼりさん』を描こうと思ったのです。でも、この作品を制作した2004年という年は、職場が変わって大変な年であったので、絵なんかに構ってられないという年でした。仕上がりが汚くて、個人的にはあまり好きな作品ではありません。また、制作中の10月23日に、新潟県中越地震が発生。テレビで地震情報を付けっぱなしで描いた思い出があります。cb318852.jpg
4de51d8e.jpg『ブライスちゃん急いで!』の横にある角を右に曲がると『予感』があります。
da4f72a6.jpg左から『予感』、『Cherry blossom』と『東京』。
今日の朝日新聞岩手版に個展について記事が掲載されました。結構、大きく掲載されて嬉しかったです。岩手県の方は朝日新聞岩手版を見よう。
本日昼過ぎに突然、安倍晋三内閣総理大臣が辞意を表明しました。閣僚の不祥事などで、総理大臣として、長く持ちこたえられない憶測はできましたが、テロ対策特別措置法を民主党としっかり議論してもらいたかったです。まるで、オール与党の体制でないと、政治をやりたくないかのような印象を受けます。この調子では、日本で二大政党制による政治は到底無理であるような印象を受けます。
安倍さんのようなタカ派な政治家が、国会が始まった途端、敵前逃亡するとは思いませんでした。タカ派政治家も人の子です。
人の子である安倍さんが、健康問題を抱えながら、ここまで総理大臣の仕事をこなしてきたのは、ある意味奇跡的なのかも知れません。ご苦労様です。
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

ギャラリー用
Archives
  • ライブドアブログ