★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2008年02月

制作日記2

昨日は、アトリエ彩園子での制作です。少し朝早くから来て制作開始する予定でした。しかし思いの外、寒くて、部屋が暖まるまで、始める事が出来ませんでした。暖房は、旧式の丸い円柱型の石油ストーブです。マッチで火を付けるんですよ。そのうち、大宮政郎先生が到着し、現代アート雑談となりました。60年代の10年間、日本の芸術界は、アクション・ペインティング(肉体的な動作で絵の具をぶちまけ、偶発的効果を狙った抽象画)全盛の時代だったそうです。それを考えたら、現代の芸術界の方が、保守的な気がします。今日の大宮先生の話では、個人的には、ボクシング・ペインティングの篠原有司男さんのアメリカ渡航後の苦労話が興味深かったです。58d9a2e7.jpg初公開です。ここが、アトリエ彩園子のアトリエ内部です。丸い石油ストーブと、木製の椅子が時代を感じさせます。9855489d.jpg前日制作した作品をイーゼルに、セッティングしました。このイーゼルも古めかしいです。一体、このイーゼルで何枚の絵が描かれたのでしょうか?
991f66e5.jpg大分、色が増えていきました。まっすぐなストライプは、マスキングテープを貼って、塗りました。マスキングテープは、画材屋さんに置いてある、お洒落な物より、ホームセンターのペンキ売場に置いてある、ゴツいマスキングテープが好みです。そして、絵に生命を吹き込みたいので、早めに眼に色を入れました。

制作日記1

締め切りが近付いて、徐々に忙しくなってきました。あと1ヶ月で仕上げて額装して、搬入しなければいけません。昨年秋の公募展に出展した作品は、あらかじめ完成していた作品を出展しましたが、今回は、締め切りに間に合わせなければなりません。そういう事で、完成するまで、制作日記にお付き合い願います。今回制作するのは、このバレンタインデーに完成したエスキース、『パーティーの前日に…』です。因みに本日の制作中のBGMは、“The Notorious Big Greatest Hits”です。ヒップホップ・アーティストは、2パックにしろ、Notorious Bigにしろ、なぜ何者かに射殺されなければならないんだろうと思いながら制作しました。a5caf479.jpgこれが、エスキースです。
bb87f8bd.jpgエスキースの輪郭を、キャンバスに転写します。少し、しっかりと線を引くのがコツです。
0a1100e2.jpgあれっ!せっかく引いた線が真っ白に塗り潰されちゃった!?これは、下地塗りです。あらかじめ下地塗りをすると、色ムラを防ぎ、発色が良くなります。下からうっすら線がみえます。ここで、しっかり引いた線が生きてきます。
1a1e55f4.jpgバックと髪の毛に色を塗っていきます。使用する絵の具は、アクリル絵の具です。色のチョイスは完全にインスピレーションの、おもむくままです。ぶっつけ本番ですね。こんな所で普段の、おこないの良し悪しが出てきそうです。

妙にパンクだった日

The Clash

昨日は意図していた訳でなかったのですが、妙にパンクな日でした。
まず、車のエンジンをかけたら、カーステレオから、セックス・ピストルズの曲が鳴り出しました。

その後、目的地に着いて、ネットをしていましたら、You Tubeで、クラッシュのライブ映像を見る事にハマり始めます。
また、昨日履いていた靴は、偶然にもドクター・マーチンでした。

断っておきますが、私はいつもパンクな服を着ている訳でもなく、パンクばかり聴いている訳ではありません。
パンクのCDやパンクな衣装も持っていますが、これらのアイテムが意図もなく、揃う日は珍しいです。

※この記事は2016年4月3日に、投稿の当時の文章を損なわない程度に編集致しました。

Clash
The Clash
Sony
2000-01-27

しょこたんの失言

私の楽しみは、日曜の朝にサンデー・ジャポンを観る事です。私のサンジャポ好きは、筋金入りで、金沢に住んでいる時は、サンジャポを放送しないTBS系のMROに対し、放送するよう嘆願したメールを送った程です。(実際、『検討します』との返事が来て、その1か月後、MROでもサンデー・ジャポンが放送されるようになりました)先日24日のサンデージャポンは、サンジャポ・ファミリーの三浦和義被告がサイパンで逮捕された報道から始まり、歯切れが悪い印象でした。テロップなどのミスも多発し、イージス艦の事故で、中川翔子さんが、行方不明者を『死ななくて良かったのに!』と失言するに至り、とどめを刺しました。それ以後、『しょこたん☆ブログ』は、お詫びのコメントの書き込みの後、ぷっつり途絶えてしまいました。あの日のサンデー・ジャポンを最初から最後まで、しっかり観ていると、事の顛末が良く分かります。まず、番組冒頭からテロップのミスが多発したりと、妙にドタバタしていた、この日の放送環境にも原因がありそうです。→続くdcd88638.jpg
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ウッドストック

ヒストリーチャンネルで映画、『ウッドストック』をやっていたので、観てみました。観てみた感想としては、まさに1969年という年の時代の空気を真空パックしたような印象を感じました。さすがに、音楽や人々のファッションは月日の流れを感じさせます。驚いたのは初日から、チケットを持たずにフェンスを乗り越える観客が出て、早々に無料コンサートに切り替えた所です。その観客は50万人とも言われます。高速道路が閉鎖され、災害地区に指定され、軍の医療班のヘリコプターが登場する始末です。こんな大観衆が一ヶ所に集中すると、食糧不足やインフラの寸断という事態に陥ります。まず、途中で無料コンサートに切り替わる所が、時代のおおらかさを感じます。そこで描かれているのは、50万人もの大観衆が、共同体であるという幻想です。それは、ヒッピーの思想にも繋がりますが、現代の考え方と大分異なります。現代のロック・フェスティバルでは観衆が思い思いの行動を取りますからね。あと、このフェスに参加している若者達が、親の世代に対し、強烈な反発心を持っているという所も現代とは異なります。→続く4525c3ef.jpg
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今日は…

今日は、田中美保ちゃんの日です。田中美保ちゃんが表紙のnon・noを読んだからです。以前、田中美保ちゃんは、non・noの専属モデルでしたが、今は色んな雑誌で見られるようになったので嬉しいです。そういえば、マツダの新しいCMも、コミカルな演技で良かったなぁと思います。雑誌を読んだ後も、田中美保ちゃんのBlogをチェックしまして、ほぼ丸々一日田中美保ちゃんの姿を眺めていました。9296049c.jpg

ピーターラビット号の復活

車検に出ていたピーター・ラビット号(ローバーMGF)が復活しました。古い車なので、もう何度も車検を受けているのですが、今回は良い仕上がりになりました。車体の塗装の剥がれも、塗装し直しました。そして、今回の目玉は、幌のリアスクリーンの張り替えです。リアスクリーンの張り替えは、これで3回目ですが、リアスクリーン周囲のゴムまで交換してくれて、雨漏りしないようになりました。外観は、傷一つなくなって、中古車展示場の展示車の状態になりました。この車は故障が多く、長らくこのブログのネタみたいにされていましたが(2007年6月24日、11月29日を参照して下さいね)、暫く故障はなさそうです。そのピカピカのピーター・ラビット号をご覧下さい。ちょっと、未舗装の駐車場で、ロケーションが悪いですけどね。36f3cd64.jpgどろどろの駐車場にたたずむピーター・ラビット君です。後ろに見える家屋が哀愁を誘います。実は奥のグレーの家屋は豆腐屋さんなんですよ。イギリス生まれのピーター・ラビット君が、よもや豆腐屋さんの前で写真を撮られるとは思わなかったでしょう。
c7e74d1d.jpg後ろはこんな感じです。溶け残った雪が寂しげに見えます。
6aa4a77b.jpg新品に交換したリアスクリーンです。車内が透けて見えます。

マニアック座談会

21日は、アトリエ彩園子の日です。この日は私は早朝から作品制作に追われ、アトリエに到着した時点でぐったりしていました。この日は、大宮政郎先生は、いつになく饒舌で、上機嫌でした。ボクシング・ペインティング篠原有司男さんの事について熱く語っていました。日本のコンテンポラリー・アートのアーティストの中では、名が知られている篠原有司男さんと、大宮先生が、話をしている事に感動です。また、日本の芸術界が、アンデパンダンの熱気に沸き返っていた60年代の大宮先生の作品の写真を拝見させて頂きました。大宮先生と、ずっとマニックなアートの話をしていたので、他の教室の人と話が出来ない位でした。私は、大宮先生が、アンデパンダンの熱気の渦に巻き込まれていた事を羨ましく思います。私にとっては、アンデパンダンの熱気は、自分の体験してない古き良き時代のエネルギーを感じ、非常に興味を覚えるのです。大宮先生は、そんな時代の熱狂を伝える展覧会を企画している所です。それで、あらゆる当時の資料を集め、自分の古い作品を引っ張り出しているようです。私は、それをミーハーな期待感で見詰めています。→続く8be4d134.jpg
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デトロイト発

ロッキング・オン誌3月号で『ロックよ、時代を撃て!怒りと闘いのアルバム100選』という特集をやっていました。実にロッキング・オンらしいタイトルで、思わずクスッと笑ってしまいました。でも、その記事には私が大好きなアルバムがズラリと並んでいました。ザ・フーのファースト、MC5やストゥージズのファースト、セックス・ピストルズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、リバティーンズなどのアルバムです。少しアメリカ寄りのチョイスですが、『怒りと闘い』という観点で、ロックのアルバムを選ぶとすれば、妥当なチョイスです。その中で印象的なバンドは、MC5とストゥージズです。この2つのバンドは、60年代終わりにデトロイトで活動していたバンドです。しかも、どちらもカオスな音を出しています。なぜ、同じ時代に同じ場所でカオスなバンドが出現したのか、偶然ではない筈です。デトロイトといったら、車の生産が有名です。60年代末は、アメリカは自動車の生産は向かう所敵なしという状態であったでしょう。キーワードは、『政治』と『労働者』だと思います。デトロイトは、大きな工業都市なので、労働者の票を取り込めば、政治的に有利になります。→続く371ac011.jpg
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イージス艦衝突事故

昨日の朝起きたら、ニュースでイージス艦衝突事故を報じていました。漁船が真っ二つに裂けて、漁師の親子二人が行方不明だといいます。更に、この事実が石破防衛大臣に伝えられるまでに1時間半もかかったといいます。この事故は、二人の行方不明者を出すというだけではない、自衛隊の欠陥を抱えています。その欠陥は、石破防衛大臣への報告が遅れた事です。それは、組織的な体制に不備があったという事に他なりません。もし日本が、他国に攻撃を受けたり、テロ攻撃を受けても、防衛大臣に連絡が遅れたでは済まされないのです。幸い、自衛隊が組織されてから、軍事的攻撃を受けていないのですが、これでは、攻撃されたら、あっという間にやられてしまいそうです。防衛大臣に連絡するとは、ただ単に大臣の携帯電話を鳴らすだけの事です。艦上から電話すれば、あっという間ですね。ピラミッド型の組織で、上官への伝言を繰り返すから、時間がかかるのでしょう。日本の自衛隊は、兵器は高い水準の物を揃えているのに、組織力がないばかりに、宝の持ち腐れなる可能性があります。そこで、思い浮かぶのが日本の箱物行政です。→続く続きを読む
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『シャキーンとした猫』
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