★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2009年03月

疲れた

今日は疲れました。
これで勘弁して下さい。

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東京コンクール・デレガンス2009

六本木ヒルズの最上階、東京シティービューでクラシックカーの展示をしているという情報を掴み、行ってみました。
白洲次郎がイギリス留学中に乗っていたというベントレーや吉田茂 が乗っていたというロールスロイスなど、歴史的にも貴重な名車が勢揃いでした。

まずは、映画007でジェームス・ボンドの愛車として知られている、アストン・マーチンDB5です。

前からみると、こんな感じです。
車の色も映画と同じです。
うーん、美しい…。
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斜めから見ると、こんな感じです。
流麗なボディーです。
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後部はこんな感じです。
映画では、トランクルームの付け根から防弾用の鉄板がニョキッと出て、マシンガンの玉をカンカン跳ね返します。
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白洲次郎がイギリス留学中に乗っていたベントレーです。
クラシックカーと思って侮るなかれ、右手のマネキン人形と比べて分かる通り、結構大きな車です。
排気量が3000ccなので、現代の小型車より高性能でしょう。
この車を見て、白洲次郎ほどの男は、真の審美眼を持っていたんだと思いました。
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吉田 茂が乗っていた、ロールスロイスです。
説明書きには、麻生一族も使用していたと書いてあり、そんな事実に唸らせられます。
色々な批判の矢面に立つ麻生太郎総理大臣ですが、この車を見て、そもそも一般人の感覚で、総理の人間性を判断してはいけないといけないと納得させられました。
敗戦直後の昭和20年代に、ロールスロイスを所有していた日本人はどれだけ居たでしょうか?
麻生太郎総理大臣は、そんな一族の出身の方なのです。
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車というモノは、こんな風に、その所有者の人柄が偲ばれる所が面白いです。

また、この展示を見て、昨今の車離れの原因は、所得の問題だけでなく、ミニバンしか作っていないと言っても過言ではない、国内メーカーの体質にも問題があるのだと感じました。
多分、現代の国内メーカーのミニバンが、50年後にこんな展示に供されるとは考えにくいと感じたからです。
少子高齢化・核家族化で、人口が減少傾向なのに、その時代に逆行して、6〜8人乗りのミニバンばかり製造して、結果的にミニバンを独りで運転しているという現象が日常、常態化しています。
今、道路を見ると、右を見ても左を見ても、時代とは合わないミニバンばかり走っているという現象は何で起こったのでしょうかね?

イムジン河

北朝鮮のミサイル(ロケット?)問題は困ってしまいました。
私の住む岩手県に、ミサイルが飛んで来ても逃げようがありません。
やはりPAC3(迎撃用ミサイル)が、盛岡近郊、滝沢村の自衛隊駐屯地に配備されるようです。
滝沢村でミサイルを撃ち落としても、その破片が、盛岡市の私のマンションに突っ込むかも知れません。
ピーターラビット号を運転中に、その破片が空から降ってくるかも知れません。
じたばたしても仕方ないので静観しますが、本当に困ったものです。

そんな北朝鮮問題を考えている時、思わず口ずさんでしまうのが、ザ・フォーククルセダーズの『イムジン河』です。
映画『パッチギ!』でも流れたこの曲は、イムジン河を境に、祖国を南北に分断された朝鮮半島の人々の悲哀を歌っています。

『イムジン河水清く〜 とうとうと流る〜♪ 』と鼻歌を歌っているうちは、まだ余裕のある証拠ですかね?

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『イムジン河』を口パク演奏する、ザ・フォーククルセダーズの映像です。
向かって左で、ユニオンジャック柄のネクタイをしている方が、加藤和彦さん。
真ん中の背が低い方が、はしだのりひこさん。
ウッドベースを弾いている方が北山修さんです。
加藤和彦さんが、いかに足が長いか思い知らされる映像です。




こちらが、映画『パッチギ!』バージョンの『イムジン河』です。
この頃は、まさか沢尻エリカさんが、記者会見で『別に…』と、強烈なコメントを発するとは思いもよりませんでした。

個展の準備

公募展の出品作品が完成したので、9月の個展に向けて準備を開始しました。
まずは案内状やポスターに使用する作品の写真撮影です。
前回の個展は公募展の図録を原盤として、案内状を作りましたが、今回は自分で撮影に挑戦してみます。
それは、私が最近デジカメに凝っているからです。
最新式のデジカメを三脚に固定して、セッティングします。
撮影する作品は、昨年制作した『パーティーの前日に…』です。
この作品をチョイスしたのは、私の作品の中でも人気が高いからです。

大宮政郎先生の指導の下、作品の撮影が行われました。
大宮先生は、まずイーゼルの傾きを是正するために、作品の後ろに段ボールお置き、丸めた布をクッショッンとして角度を調整していきます。
そして、作品に紙を当てて角度が狂ってないか、チェックします。
作品がレンズと直角になった所を確認して撮影します。

そこまでは、『なるほど』と納得できましたが、一番驚愕したテクニックは、露出を落として撮影することです。
つまり、露出が標準だと作品の色が、やや白っぽくなるのですが、露出を落とすことによって色が濃く写るのです。

大宮先生は、絵画作品だけでなく、写真作品もある位なので、やはり写真についても知識が深いです。
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大粒の

盛岡では、まだまだ雪が降り続いています。
ご覧の通り、かなり大粒の雪です。
遠くのビルも霞んで見えます。
今日の朝はズルッと滑って転んでしまいました。

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ぐるぐる

今日は無性に車を運転したくなり、ピーターラビット号(ローバーMGF)で、市内を3周も、ぐるぐる周りました。
ピーターラビット号は、マニュアル車なので、運転していると、ちょっとした運動にもなります。
特にクラッチは、比較的重めなので、左足が鍛えられます。

車を走らせているうちに、雪が降ってきて写真のように、フロント部分にこびりついてしまいました。

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ピーターラビット号でも、私の経験で、積雪は20センチまで、気温は氷点下5℃までは走れるんですよ。

ジム ランビー:アンノウン プレジャーズ

原美術館でジム・ランビーの個展、“アンノウン プレジャーズ”を見てきました。
ジム・ランビーはイギリスはグラスゴー出身の新進アーティストです。
今回は日本での初の個展となります。
ジム・ランビーは、原美術館全体をインスタレーション作品にしてしまいます。
ご覧のように美術館全体の床にはぐるぐる目が回るような模様が貼付けてあります。
まるで、レコードの溝を巨大に拡大したようにも見えます。
そして、レコードの束をコンクリートで固めた作品があります。
ジム・ランビーはミュージシャンやDJとしての活動をするので、作品の題名が音楽に由来することが特徴です。
ちなみに床の模様のインスタレーションは、“ザ・ストロークス”と言います。
ザ・ストロークスとは、アメリカの有名なロックバンドの名前です。


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原美術館は、北品川の閑静な住宅街にあります。
その建物もアールデコな美術品です。
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私のように、ロックとアート、両方が好きな人間にはたまらない個展です。
原美術館からロックなバイブレーションを感じるに違いありません。

現代アート、超入門!

帰りの新幹線の中で読んだ本が、この藤田令伊 著の『現代アート、超入門』(集英社新書)です。
実は、この本は3月17日に発売されたばかりで、22日に私が購入し、その日のうちに完読したのですから実にタイムリーな話です。
恐らくこの本が、著者のBlog以外で取り上げられることも、初めてでしょう。
この本は、『現代アート、超入門』というタイトル通り、現代アートが全く分からない人に向けて書いてあります。
本の構成として、各章毎に、まず最初にカラーの口絵写真を提示し、『あなたはこの作品は〜ですか?』という問いからスタートします。
そして、解説で現代アートのカラクリを解き明かし、『最後に現代アートの水脈をたどる』と題して、紹介した作品の同時代の潮流を語るという構成になっています。
『現代アート、超入門』なので、現代アートマニアの私が読むと、現代アートの基本を、おさらいしているかのような、気恥ずかしさを感じました。
しかし、読み進めると、危険で今にも事故が起こりそうなそうな作品や、尿で作った作品など、現代アートマニアの私でも唸るような、物凄い作品が登場し、色々考えさせられました。
そして、この本の最大の特徴は、作品を鑑賞者側の視点で書かれているということです。
だからこそ、『とりわけ近年の日本の若手作家の作品に顕著な傾向だが〜』という記述には、作品を創る側として、ドキッとさせられました。

藤田令伊 氏のアートポータルサイト、『フェルメール美術館』です。
興味ある方は覗いてみて下さい。
著者の藤田令伊 氏のBlog『フジタのブログ』もありますよ。
http://www4.ocn.ne.jp/~artart/

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偽りの不況

あれだけ不況、不況と報じられているのに東京駅は、物凄い人です。
特に、新幹線の改札口が物凄い混み合っていました。
という事は、これだけの人が特急券を買ったことになります。
しかも、皆出張ではなくてレジャーで東京に来ているようです。
少なくとも、私の目で見る限り、東京駅のJR東海とJR東日本は繁盛しています。

マスコミは100年に一度の不況と言っていますが、やはり日本人はお金を持っているようですね。

日本人は、たとえお金を持っていても、『全然ないですよ』と言うのを美徳としているので、マスコミの報道も、その延長線上で語られているように思えるのです。
なぜなら、『○○は、庶民の敵』と報じるマスコミも、高給取りで庶民でないからです。
確かに、都内でも空き店舗が増えて不況な感じがしますが、使われる所ではお金は使われているようです。

ちょっとひねくれた見かたで見ると、マスコミが不況風を煽って、日本人の所得を消費から貯蓄に回し、銀行は、その貯蓄を元手にアメリカ国債を買うという図式も考えられなくもないです。

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ライブの日

3月20日、代官山UNITで、THE WILLARDのライブを聴きました。
メンバーはボーカルでリーダーのJUN、そして主要メンバーであるベースのKLAN、サウンド要であるドラムの大島さん、そしてつい最近加入したギターの西尾さんの4人です。
私は、かなりTHE WILLARDのライブを聴きましたが、この3月20日のライブ、かなり良い出来映えでした。
一言で言うと、『タイト』な演奏でした。
何よりギターの西尾さんのストゥージズばりのギターが素晴らしかったです。
また、大島さんのドラムもKLANのベースも変な力が入らず、自然な感じでした。 やはり今回は、新入りの西尾さんのギターが、バンドに馴染んで一体感が生まれたということでしょうかね。
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