2016年09月
9月30
28日は、たまたま繁華街を歩いていましたら、映画館の前で、"The Beatles: Eight Days a Week - The Touring Years"の上映時間を書いたプレートを発見しました。
この日は、映画を観るために繁華街に出たのではないのですが、たまたま上映時間に近い時に歩いていたのと、特に予定が入っていなかったため、千載一遇のチャンスとばかりに、映画館に入りました。
映画は2編に分かれており、本編と音源を最新リマスターしたシェイ・スタジアムのライブの2部構成になっています。
まずは、本編の感想ですが、"The Touring Years"の題名通り、ビートルズがマッシュルーム・カットでツアーに明け暮れた日々を描いています。
私は、ロック・マニアなので車の中でロックを爆音で聴く習慣があるのですが、映画館の中では、車の中以上に、ビートルズのライブ音源を大音量で流していました。
そんな私も、これほど爆音で、ビートルズを聴いたことはありません。
ロックの爆音ライブで、耳の痛みを感じることは慣れているのですが、とにかく女の子の悲鳴で耳が痛くなることは初めてです。
当時の実際のライブと、ほぼ同じ音量で、ビートルズの演奏と女の子の悲鳴を再現していると思われます。
噂通り、凄まじい悲鳴でした。
PAやモニターがない時代、このような悲鳴の中で、しっかりと演奏していたビートルズは素晴らしいと思いました。
また、テレビのインタビューで、ジョンの気が利いたジョークを連発する様子も描かれていて、当時、世界がビートルズの虜になって行った理由も分かりました。
ジョンのジョークで、他の3人が、更におどけたコメントを発して、大盛り上がりになって行きます。
また、この映画のために受けたインタビューで、リンゴが、『レコードは契約内容のために、儲からなかった』、『ライブの収入が多かった』と意外なコメントを発しています。
確かに、ソングライターのジョンやポールは印税収入はあったかも知れませんが、リンゴはライブをしないと、厳しかったのかも知れません。
ビートルズのライブは年を追うごとに、周囲がクレイジーになって行き、1966年にはライブをする気が失せた様子も描かれていますが、その気持ちも痛いほどに分かりました。
あまりの厳戒態勢のため、ライブの終了後に、囚人護送車でスタジアムから運ばれるビートルズ達が、囚人護送車の中で『ライブは、もうやめよう』と決心する場面は、無理もないと思いました。
音源を最新リマスターした、1965年のシェイ・スタジアムのライブ映像ですが、音がクリアで、つい最近録音されたかのような素晴らしい音質でした。
興味深かったのは、音がクリアになると、現代的なロック・バンドのサウンドに聴こえたことです。
そして、解散直前の1969年頃のビートルズのサウンドの原型が1965年に出来上がりつつあったと感じたことです。
そして、ラストの"I'm Down"の演奏が素晴らし過ぎです!
あまり書き過ぎますと、これから映画を観る方が、ガッカリするかと思いますので、この辺で終わりましょう!
9月28
9月27
9月も終わりに近付きそうです。
このブログも、9年と6ヶ月と毎日更新することになります。
未だに、私がブログを始めたばかりの2007年の記事を検索して見て頂いて、ありがたいと思っております。
しかし、10年近く書き続けていますと、ブログを書いている私自身の立場や周囲の状況が変わって来てしまいます。
それは、どんな人であっても、10年間もの長きに渡り、同じブログを書き続けていたとしても、同じ状況になってしまうと思います。
個人の状況だけでなく、時代までも変わって行きます。
間違いなく、2007年よりも、インターネット上の著作権は厳しくなって来ています。
昔に書いた記事で、アクセス履歴があった度に、時代に見合うように修正を加えている毎日です。
'00年代は、SNSが発達途上であったためか、ブログ全盛期で、誰でもブログを書いている時代でした。
でも、皆さん10年後は、どうなってしまうか、考えていなかったと思います。
私も、そう思っていました。
これからは数年先、読んでも問題ない記事を、書く配慮が必要ではないかと思っています。
本当に、そう思います。
それだけ、ネット社会が成熟して来たかも知れません。
9月26
MGFは、ハイドラガス・サスペンションという特殊なサスペンションを使用しています。
ハイドラガスが抜けてしまいますと、シャコタンみたいになってしまいます。
ただ、シャコタンであるのならば良いのですが、車体が右か左に傾いてしまいます。
今年に入ってから、3度もハイドラガスが抜けるというアクシデントが起きてしまいました。
今回は、右に車体が傾いてしまいました。
ハイドラドラガスを入れてもらって、工場長さんから言われたことは、右の前後のハイドラ・ユニットが、もう駄目になっていることと、ハイドラ・ユニットが製造中止になっていることでした。
早速、eBayでMGFのハイドラ・ユニットを検索しますと、確かに中古品しかありませんでした。
しかも、日本への輸出は無理ということでした。
とりあえず、リアのハイドラ・ユニットだけを、試しに輸入代行業者にメールして、依頼してみることにしました。
こうなったら、何が何でも根性でMGFに乗り続けようと思いました。
しかし、中古の部品で大丈夫なのでしょうか?
9月25
9月24
24日の午後2時直前に、このブログでお馴染みの、このキジ猫が他界しました。
他界した瞬間については、私は見ていませんが、苦しまずに眠るように亡くなったとのことです。
享年14歳でした。
皆様に、ご挨拶を申し上げます。
夢という名前の猫。
これまでは、現実世界を生きていましたが、これからは本当に夢の世界で生きて行くと思います。
しかしながら、その姿は後世に伝えられると思います。
なぜならば、この猫をモデルにした作品を、私が現在制作しているからです。
まだ制作途中ですが、充分に生前のキャラクターとおりに描かれていると、我ながら思います。
この時ほど、私が絵描きであることが、良かったと思ったことは、ありません。
絵画はデフォルメするため、写真以上に、その個性、つまりはキャラクターを後世に伝えられますからね。
唯一、完成前に他界してしまったことが、想定外の出来事です。
絵画として描いて、その姿とキャラクターを後世に伝えることが、私の役割です。
安らかに眠って下さい。
そして、献杯です。
21日は、日本武道館でQueen+Adam Lambertの日本公演の初日を聴きに行きました。
その感想を、まずは箇条書きにまとめてみました。
1.ボーカルのアダム・ランバートが、尋常じゃない位に歌が上手い!
ロックを歌わせるには、勿体無いほどの歌の上手さです。
2.ブライアン・メイのギターのテクニックが神業のようであったことです。
3.ドラム・キットが、ロジャー・テイラーと、その息子のルーファス・テイラーの2つあった
ことです。そして、ドラムはロジャー・テイラーよりも、息子のルーファス・テイラーの方が
上手かったことです。
4.舞台装置は華美な印象はありましたが、洗練されたステージであったことです。
上の写真は開演前で、まだ撮影可能であった時に撮影致しました。
ライブは、緞帳が上がることで始まりました。
白髪長髪のカーリーヘアのブライアン・メイは、まるで音楽の教科書に出て来るような西洋の音楽家のような風貌になっていました。
'70年代、ベビーフェイスな印象だったロジャー・テイラーも白髪になり、髭も生やしていました。
緞帳が上がった時に意外であったのは、ロジャー・テイラーの左側に、もう1つドラム・キットがあったことです。
しかし、長年に渡る爆音の演奏で左耳の難聴に悩まされていることを考えますと、息子さんのルーファス・テイラーに手伝ってもらった方が良いという判断なのでしょう。
ドラムはバンドのノリに関わる重要なパートですからね。
ちなみに、ルーファス・テイラーは、普段はザ・ダークネスでドラムを叩いています。
いざ演奏が始まりますと、左側のドラム・キットから聴こえるルーファス・テイラーのドラムが、ずっしり重量感があり、父親のドラムを凌駕していることが分かりました。
それにしましても、Queenは、いつから家業になったのでしょうか?
そして、何よりもアダム・ランバートのボーカルが凄い!
凄すぎです!
上に書いた通り、ロックを歌わせるには、勿体無いほどの歌の上手さです。
ミュージカル出身のアダム・ランバートが、これまで様々な歌を歌って来た、"歌"への造詣の深さを感じました。
爆音が鳴ると大抵のロック・シンガーは、シャウトしたり金切り声を上げたりしますが、アダム・ランバートは、オペラ歌手のように声量を大きくして歌い込みます。
声の質は、故フレディー・マーキュリーより、若干キーが低めですが、それでも基本的にはフレディー・マーキュリーに近いキーで歌っていますので、本当にフレディー・マーキュリーが歌っているのではないかと錯覚するほどです。
基本的には、フレディー・マーキュリーに近い歌い回しをしていますが、アダム・ランバートが自分のスタイルで歌い、まるでQueenがアダム・ランバートのバックバンドではないかと思う瞬間までありました。
私もロックのライブを色々聴きましたが、私が聴いて来た中で、アダム・ランバートが最も優れた歌唱力があるシンガーであるように感じました。
アダム・ランバートだけでなく、ブライアン・メイやロジャー・テイラーも、なかなかボーカリスト振りを発揮しています。
あのQueenの楽曲の、複雑なコーラス・ワークがあってのものです。
ロジャー・テイラーは、息子にドラムのテクニックを追い越されましたが、"歌って叩けるスター性があるドラマー"という立ち位置は、息子はかないません。
まるで、リンゴ・スターとザック・スターキーのような関係みたいです。
そして、ブライアン・メイのギターのテクニックが神業のようです。
エフェクターのためだと思うのですが、ギターは、1本なのに2本で鳴っているように聴こえるのです。
Queenのライブ盤では、テクニックをひけらかして、それが鼻に付くように感じましたが、実際のライブで聴きますと、自然に聴こえるので不思議です。
何よりも、そのフレーズを聴くと、Queenの曲に聴こえてしまうことが凄いです。
ステージ装置や照明は、狭いライブハウスでパンク・ロックのライブばかり聴いていた私の感覚からすると華美なように感じましたが、Queenのようなスター性があるバンドでは、ちょうど良いかも知れません。
全体的に、そのステージは洗練されたものになっていました。
セットリストにも様式美があり、アンコールは"We Will Rock You"で始まり、" We Are the Champions"でラストを飾りました。
そして、"神よ女王陛下を守り給え"のBGMでQueenは、挨拶をしてステージを降ります。
まるで、水戸黄門のような予定調和で、オーディエンスも、それ以上アンコールを求めずに、帰り支度を始める所が、長年の彼らのライブの面白い伝統だと思います。
もっと書きたいことが、沢山ありますが、これ以上書くと長くなるので、ここまでにしておきますね。
9月22
9月21
毎週火曜日を制作日と決めている私。
20日の火曜日も制作を進めました。
制作する作品によって、進み具合は違いますが、この作品の制作は快調に進みます。
そして制作途中でも、その評判は、上々です。
この日は、バックの修正と、猫の顔の細かい部分の修正を行いました。
いつも制作が順調な時は、日常生活でツイてないことがあっても、不思議と制作だけは、スラスラと順調に進むことが多いのです。
今回の作品の制作は、その不思議な感覚を久々に感じています。
それって、本当に不思議な感覚なのです。
何か自分の生活が、制作を中心にグルグル回っているような感覚なのです!
ただし、完成後の作品の評価は私が決めることではなく、他の人が決めるものですけどね。
この作品は受けが良いのですが、専門的な方からの批評は、まだ未知数であります。
下の写真は、上の写真の前の段階のものです。
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