★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2017年02月

パンク・ロックとしては100点満点のアルバム!

Machine Gun Etiquette

ダムドの来日公演が近付いていますので、最近はダムドのアルバムを聴くことが増えています。
'77年のファースト・アルバムから、'86年の"Anything"まで、継続的活動していた全盛期の7枚のアルバムを聴き直しています。
最初のシングル、"New Rose"が'76年にリリースしたので、ちょうど10年間は順調に活動していったことになります。

ダムドの音楽性の鍵を握る人物は3人居まして、初期のメイン・ソングライターであったブライアン・ジェイムス、後にソロ・アーティストとしても成功したキャプテン・センシブル、そしてバンドで一貫して常にボーカリストであり続けたデイヴ・ヴァニアンです。

ブライアン・ジェイムスは、初期の2枚のアルバムでパンク・バンドとしてのダムドを決定付けます。
その後は、一度解散して、ブライアン・ジェイムス以外のメンバーが集結。
キャプテン・センシブルの才能もあり、パンク・ロックにポップなセンスを織り交ぜたアルバムをリリースし続けました。

'82年にソロ・アーティストとしてブレイクしたキャプテン・センシブルは、ソロ・ワークに専念するために'84年に脱退。
その後は、見た目からボーカルまでゴスなデイヴ・ヴァニアンがゴス・バンドとしてバンドの活動を継続して行きます。

7枚のアルバムを全て通して聴きますと、上記のストーリーが浮き出てきます。
そんなダムドの全てのアルバムで、どのアルバムが好きかと言いますと、断然に
"Machine Gun Etiquette"だと思います。
このアルバムは、ちょうど一旦解散してブライアン・ジェイムス以外のメンバーが集結したばかりの頃のアルバムになります。

ロック・マニアの私としましては、パンク・ロックのアルバムとしては100点満点を与えたいと思っています。
パンク・ロックの早急な勢いは、そのままで、ポップなエッセンスを散りばめて纏め上げています。
それまでのメインのソングライターが不在の状況で、"Machine Gun Etiquette"をレコーディングすることは、至難の技だったことは、容易に想像出来ます。

ダムドの話をしますとパンク・ロックのファンでも、意外にファースト・アルバムしか聴いていないことがあったりします。
そんな方にも"Machine Gun Etiquette"は、オススメです。

私が、こんなに強調しなくても"Machine Gun Etiquette"は名盤ですが…。


MACHINE GUN ETIQUETTE
THE DAMNED
ACE
2004-11-16

ワイルドな気分に!

MGF

26日は、MGFの走行を楽しみました。

まず、完全にバッテリーが切れていましたので、ジャンプスターターでエンジンを始動させることから始めました。
よっぽどバッテリーに電気が残っていなかったのか、フルに充電したジャンプスターターの電池が、完全に切れてしまうほどでした。

その後は、途中で休憩を入れながら、計90kmほど走行しました。
最初の50kmは、エンストしたらJAFの、お世話になってしまう不安があり、慎重にクラッチ操作をしました。

この日は幹線道路と市街地の運転が主でした。
さすがに、まだ雪が残る冬に峠道を走るの危険ですからね。

MGFは、ミッドシップ・マウントのMT車で、幹線道路を運転しますと爆音が響き渡り、ワイルドな気分になって行きます。
爆音と共に、シフトアップやシフトダウンの操作をしているうちに、普段のモヤモヤした気分が吹き飛ぶ感覚を覚えました。

"シャキーンとした猫"を公募展に発送しました

Vigorous Cat

25日は"シャキーンとした猫(Vigorous Cat)"を、画材屋さんに持って行きまして、額装・梱包・発送をお願い致しました。
そして、出品票も郵送致しました。
もう何年も繰り返しているこの作業は、慣れたものになってしまいました。

題名は"シャキーンとした猫"と"Vigorous Cat"と、どちらかにしようか迷いましたが、将来的に国際展に出品することも考えて"Vigorous Cat"にしました。

日本語の題名は"シャキーンとした猫"で、英語の題名は"Vigorous Cat"です。
"シャキーン"という日本語は、"しゃきっと"した様子を言い表す俗語です。
Eテレの番組名ではないですよ、一応…。

"しゃきっとした"という意味を英語で、どう表現するか困りました。
"しゃっきと"とは、辞書で調べますと、『気持ちなどがしっかりしているさま。 まっすぐで、曲がっていないさま』となります。

一方で、"Vigorous"は、『精力的な、強健な、活気のある、活発な』という意味です。
当たらずも遠からずなので、"Vigorous Cat"という英語の題名にしました。
"ビゴラス・キャット"という音の響きも良いと思いました。

モデルになった猫は、実際に強健で活発な猫でしたからね。

食生活だけが『素敵』?

レセルバ・デ・ファミリア

この1年以上、夕食の主食がサラダ主体になっている私です。
毎日、ベジタリアンの如く、サラダばかり食べていますと、飽きて来るものがドレッシングです。

時々、ドレッシングを変えて、気分を変えていますが、どうも飽きてしまいます。
そこで、ここ1ヶ月はオリーブオイルをドレッシングにしています。

何本か、試してみましたが、スペインの"レセルバ・デ・ファミリア" が美味しいと感じました。
独自のピリッとした香辛料のような辛味の刺激が、なかなか良い感じです。

私の夕食は、オリーブオイルをドレッシングにしたサラダと、カマンベール・チーズと赤ワインで味わうことが定番となっています。
それを言いますと、女性の方々には口々に『あら素敵』と、言って頂いております。

それを聞きますと、食生活ではなくて、私自身が素敵ではないのか、複雑な心境になってしまいます。

評論家の評価より自分の耳

Live in Sydney

最近はトゥー・ドア・シネマ・クラブ(Two Door Cinema Club)の、"Live in Sydney" がお気に入りです。
このアルバムはファースト・アルバムリリース時のライブを収録されています。
2011年の日本独自企画のアルバムです。

トゥー・ドア・シネマ・クラブのアルバムは、全て聴いていますが、結局は"Live in Sydney"が一番気に入っています。

そのサウンドを形容するならば、21世紀のザ・スミスですね。
ギターのサウンドも、ジョニー・マーに似ていますし、ボーカルもモリッシーのキーを高くして聴きやすくしとような感じです。
唯一、ザ・スミスとは違うのは、シンセサイザーの音を積極的に導入している所でしょうか?

"Live in Sydney"は、ファースト・アルバムの"Tourist History"収録曲を、ギターやボーカルも生々しいライブ演奏で、迫力が加わっている所だと思います。

昨年リリースされました最新アルバム、"Gameshow"は、評論家や各方面から大絶賛されていましたが、ちょっとファンキーが方向に行ってしまって好きになれなかったのですがね…。
評論家の評価は当てになりません。
やはり、自分の耳でしっかり聴くことが重要です。

"シャキーンとした猫(Vigorous Cat)"

Vigorous Cat

21日、"シャキーンとした猫(Vigorous Cat)"(530x455mm )が完成しました。
連作の2作目なので学習効果なのか、制作は順調でした。
昨年11月末から3ヶ月で完成致しました。

制作が非常に楽しく、好調であるという感覚は7年振りのような気がします。
その後は制作時間が確保出来ないなか、無理を押して制作したり、様々な実験を試したり、スランプに陥ったり迷走したりの連続でした。

制作が好調な時は、勘というか、勢いみたいなものがピーンと働くので、自分の中で分かります。

しかしながら、私の長い制作人生で、制作が好調な時は、むしろ少ないかと思います。
良い作品が、人生の中で、そうそう簡単に出来る訳はありません。

制作が好調が好調なうちに、作品をどんどん完成させようかと思っています。

トランプ大統領はThe Whoが嫌い?

Who's next

新しいボスに会え
(Meet the new boss)
古いボスと同じ
(Same as the old boss)

上記のフレーズは、The Whoの"Won't Get Fooled Again"(もう騙されない)という歌のlyricsです。

トランプ大統領は、選挙戦でローリング・ストーンズなどのアーティストの曲を使用して、アーティスト側からクレームが付きました。
しかしながら、The Whoの"Won't Get Fooled Again"は使用されませんでした。
それは当然でしょう。

”新しいボスに会え/古いボスと同じ”、という歌詞で、『もう騙されない』という題名の歌だからです。

この"Won't Get Fooled Again"は、政治的な曲ではなく、ライブ会場で神格化されたバンドが、オーディエンスに向けて、"新しいボスに会え"と諭す曲です。
なので、いつもライブの最後に演奏され、バンドが肩の荷を降ろす意味合いを持った曲でした。

それにしましてもトランプ大統領は、なぜあんなにも自信満々の態度を貫き通すのでしょうか?
まるで、ナルシストのようです。

The Whoの曲は、どれもトランプ大統領には都合が悪い曲ばかりです。
曲のタイトルでも、"I Can't Explain (説明出来ない)"、"Substitute (代理人)"という曲ばかりだからです。

The Whoの傑作である、ロック・オペラ"Tommy"も、ナルシスティックな主人公が権力を握り、最後には没落する物語りです。
没落した主人公は、次のセリフを残して去って行きます。

See Me
Feel Me

いずれにしましても、The Whoのlyricsはトランプ大統領じゃなくても、政治には利用し難いのかと思います。

今の米国社会は、誰が大統領になっても厳しい状況かと思います。
Meet the new boss!
Same as the old boss!

Who's Next
The Who
Polydor
2006-01-31




圧雪&凍結

kesiki

信号待ちの最中に撮影した上の写真。
道路が圧雪と凍結で、コチコチになっています。

朝日に路面の氷が反射しています。
ちなみに、撮影時は氷点下3℃です。

この氷の上を人が歩いたり、車が走らないといけません。
車で走行しますと、路面の氷の塊でグラグラ揺れます。

真冬日の時は、日中も氷点下のことがある極寒の中核市では、地下水を出す融雪装置は逆効果になってしまいます。
なので、氷の上を歩いたり、人が通行したりしなければなりません。

朝起きますと雪が降っていました

Discovery Sport

20日は、朝起きますと雪が降っていました。
雪の量は、ギリギリ短靴を履ける程の量です。

もちろん、前日に天気予報をチェックしていましたので雪が降るとは思っていましたが、もう少し小雪かと思っていました。

雪は、パウダースノーだったので、車の雪下ろしは楽でしたが…。
ドアを開けて、バン!と閉めますと、窓の雪がサラサラ落ちる位です。

上の写真にも、白い粒の雪が振り落ちる様子が写っています。

UKロック2010年-2014年の名盤3枚

AM

2010年代も2017年になりましたので、’10年年代前半のことを客観的に見れるようになりました。
私はロック・マニアですが、中でもUKロックは得意分野です。
なので、2010年-2014年の間にリリースされたUKロックの名盤3枚を私なりに紹介致します。
チョイスの基準と致しましては、あえて当時キャリア10年未満の、"当時の新進気鋭なバンド"をチョイス致しました。

まずは、上の写真のアークティック・モンキーズの"AM"(2013)です。
AM
Arctic Monkeys
Hostess Entertainment
2013-09-10


本当に何度聴き直しましても、パーフェクトなクオリティーを持つ名盤です。
初期の彼らのロック色が強いサウンドから、若干ファンキーな要素を加えて成功したアルバムだと思います。
当時、彼らがキャリア7年経ってリリースされた、節目になったアルバムだと思います。
"AM"だけは、たとえ20年後でも名盤の誉れが高いアルバムになることは、私も自信を持って断言することが出来ます。

Babel

次に、マムフォード・アンド・サンズの"Babel"(2012)も名盤だと思います。
アルバムは世界中で売れ続け、"Babel"は2013年のグラミー賞とブリット・アワードの両方で、最優秀アルバム賞を受賞したというう名盤です。
このアルバムの特徴はアルバムだけでなく、収録曲のシングルも売れまくり、特にアメリカのビルボード・チャートで健闘致しました。

Babel: Deluxe Edition
Mumford & Sons
Universal
2012-10-02


マムフォード・アンド・サンズの音楽性の特徴ですが、バンジョーやアコースティックギター、そして、コントラバスといったような楽器を用いて、英国で'50年代に流行したスキッフルのようなサウンドが特徴です。
しかしながら、そのメロディーは、現代の英国人が好みそうなロマンチックで壮大な曲調で、まぎれもなく現代のバンドであることを認識させられます。

What Did You Expect from The Vaccines?

次に色々な意味で、その登場がショッキングだったアルバムは、
ザ・ヴァクシーンズの"What Did You Expect from The Vaccines?"(2011)です。
彼らのファースト・アルバムです。
インターネットの時代なので、なぜかアルバムのリリース前からザ・ヴァクシーンズの存在は有名でした。


リリースされたのが2011年3月11日と、偶然のタイミングで東日本大震災の日でした。
それでも、私は比較的早く"What Did You Expect from The Vaccines?"を入手して聴きました。
聴いてビックリしたのは、ジーザス&メリーチェインの影響を強く感じたことです。
シューゲイザーのような音楽がリバイバルするなんて、当時は想像も付きませんでした。
このアルバムはファースト・アルバムながらも、NMEアワードのベスト・アルバムにノミネートする名盤となりました。

私が3枚チョイスしましたら、上記3枚になりました。
他の方がチョイスしましたら、どうなるでしょうか?
2010年-2014年の時期はSSW全盛期で、ロックが下火で、良いロック・バンドがない印象でしたが、思い出しましら、結構あったことに気付かされましたよ。

本当は、トゥー・ドア・シネマ・クラブやマイルズ・ケインのアルバムも載せようかと思いましたが、断腸の思いで上記3枚に致しました。
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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