昨日の朝起きたら、ニュースでイージス艦衝突事故を報じていました。漁船が真っ二つに裂けて、漁師の親子二人が行方不明だといいます。更に、この事実が石破防衛大臣に伝えられるまでに1時間半もかかったといいます。この事故は、二人の行方不明者を出すというだけではない、自衛隊の欠陥を抱えています。その欠陥は、石破防衛大臣への報告が遅れた事です。それは、組織的な体制に不備があったという事に他なりません。もし日本が、他国に攻撃を受けたり、テロ攻撃を受けても、防衛大臣に連絡が遅れたでは済まされないのです。幸い、自衛隊が組織されてから、軍事的攻撃を受けていないのですが、これでは、攻撃されたら、あっという間にやられてしまいそうです。防衛大臣に連絡するとは、ただ単に大臣の携帯電話を鳴らすだけの事です。艦上から電話すれば、あっという間ですね。ピラミッド型の組織で、上官への伝言を繰り返すから、時間がかかるのでしょう。日本の自衛隊は、兵器は高い水準の物を揃えているのに、組織力がないばかりに、宝の持ち腐れなる可能性があります。そこで、思い浮かぶのが日本の箱物行政です。→続く
何でも建物だけ建てて、中に入る人や組織を二の次にしてしまう傾向です。自衛隊の場合は、兵器がそれに当たります。物を買うだけならば、お金さえあれば、誰でも出来きます。問題は中に入る人です。 フェラーリを買っても、運転する人が、エンストばかりさせる人では話になりません。そこでは、人材の確保と教育が重要になってきます。教育には、箱物に比べ、目に見える予算が立て難い傾向があります。日本人は教育というと、すぐに精神論や、変な平等感を持ち出し、出費を抑える傾向があります。日本は、もっと合理的な教育方法を実践し、それなりの予算を用意する必要があるのではないでしょうか?