オアシスのニューアルバム、“Dig Out Your Soul”(ディグ・アウト・ユア・ソウル)を聴きました。
全体的にどこかで既に聴いたような感じの『音のうねり』のあるアルバムでした。
どこで聴いたかと考えると、この『音のうねり』は、ビートルズのホワイトアルバムで聴いたような感じがします。
それは、ビートルズに対してリスペクトを公言している彼らには最大の褒め言葉でしょう。
'90年代末頃のオアシスの曲は、ワンパターンで食傷気味であったことは否めませんでしたが、今回は少し捻りを加えた感じです。
今回、このアルバムで特筆すべきことは、ボーカルのリアム・ギャラガーがソングライティングで大活躍している点です。
かつてオアシスはソングライティングは兄のノエル・ギャラガー1人の手に委ねられていましたが、2000年頃から他のメンバーの曲も収録されるようになり、今回は全11曲中ノエルが6曲、リアムが3曲、アンディとゲムが1曲ずつという構成になっています。
リアムの曲がこんなにオアシスのアルバムに収録されたことは、今だかつてなかった筈です。

初期においては、ビートルズと似た曲調が特色であったオアシスですが、今度は『音のうねり』、すなわちグルーブをビートルズに似せるという技に出た感じがします。
それは、リンゴ・スターのご子息であるザック・スターキーのドラミングによる所が大きいと思います。
ザック・スターキーが、このアルバムのレコーディング終了と同時にオアシスを抜けたそうで、ニューアルバムのリリースと同時にオアシスは新たな問題に直面することなりそうです。

7748c5db.jpg