日本武道館へ、The Whoライブに行ってきました。
The Whoのライブは、2004年のロックオデッセイ出演時と、今回の2回目です。

今回はまず、会場の日本武道館はに感心しました。
日本武道館は、ロックの聖地として有名ですが、今回はなぜ武道館が、日本のロックの聖地となったか分かりました。
まず会場の広さとして、メジャーなバンドの演奏を聴くには、大き過ぎず、小さ過ぎずのちょうど良いサイズですね。
また、音響も『武道館』として建築した割に、音の広がりや反響も良くて、あらゆるライブ盤がここで録音されたのは納得させられます。
まさに偶然の産物なのでしょう。

今回のThe Whoの演奏は、ボーカルのロジャー・ダルトリーの喉の調子が良くなかったのですが、ギターのピート・タウンゼントが絶好調で、腕を風車のようにブンブン回してギターを弾き、大喝采を受けてました。

感心したのは、’70年代の曲でもモダンなロックに聴こえる所です。
これは、ソングライターでもあるピート・タウンゼントの才能のたまものでしょう。
私は今まで、ポール・マッカートニーやエリッククラプトンなど、同年代の世界的なロックスターのライブを聴きました。
ポール・マッカートニーやエリッククラプトンは本当に“生けるダイアモンド”といった趣でしたが、ピート・タウンゼントは、まさに“ロックそのもの”でした。
何しろ、60歳を過ぎたThe Whoの演奏は、まるで若者が演奏したロックみたいなんですからね。
こんなダイレクトなロックサウンドを演奏している人が初老の男達なのが驚異的です。
楽器を破壊することで有名なThe Whoですが、2004年のロックオデッセイの時は見事にギターを破壊しましたが、今回は壊しませんでした。
でも私自身も、彼らの演奏にノリノリで夢中になっていたら、気が付いたら座席を離れて通路に居ることに気付きました。
日本武道館の欠点は、私のようなスタンディングに慣れた人間からすると、椅子が邪魔でしょうがないと感じることです。
なぜなら、The Whoのようなギンギンのロックはスタンディングで聴くべきと思うからです。

写真は武道館公演のチケットです。

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