今日、ランチを食べようとレストランに入ったら、マイケル・ジャクソンの
“Girl Is Mine”がBGMで流れていました。
この曲はマイケル・ジャクソンとポール・マッカートニーがデュエットする曲なのですが、そのポールの歌声に、いたく感銘を受けました。
ポールのボーカルスタイルは、基本的にはロックなのですが、地声が甘い上、独自のメロディー感覚を持っているので、曲によっては優しい感じに聴こえます。
“Girl Is Mine”では、その優しく甘いポールのボーカルが堪能できる曲です。
ポールの歌声を聴くと、いつも、普段ギスギス考えていることがバカバカしく感じてきます。
もちろん、それは良い意味でですけどね。
なぜ、ギスギス考えていることがバカバカしく感じるかというと、ポールのその人柄が歌声に滲み出ているからです。
ポールの、その人柄のイメージは、良き家庭人、良きパパ、良きビジネスマン、良き作曲家、良きミュージシャンです。
最もロックから縁遠い人のようなのですが、なぜかバリバリにロックの最前線で活躍しているのですから不思議です。
ロックを聴くと、どこか鬱屈したイメージがついてまわるのですが、ポールの歌声は平和な家庭を想像してしまいます。
私は、どこか刹那的な思考回路があるのですが、ポールの歌声を聴くと、刹那的に考えることが愚かに感じてしまいます。
だから私は時々、『けっ!ポール・マッカートニーなんか!イギーとStoogesでも聴いてようかな』と思うのですが、ポールの歌声はどこかへ出かけると、ふと耳にすることが多いものですから、つい聴き入ってしまいます。
そんな時、ふと耳にしたポールの歌声を聴くと、まるでポールと奥さんのリンダ
(故人)のホームパーティーに招かれたような心境になります。
ポールって、本当にいい人そうだなぁと感じています。