15日、所用があり、私の絵画の師匠で、現代美術作家である大宮政郎氏のアトリエを訪問しました。
大宮政郎氏は、1960年代の前衛的な芸術活動を担った『集団N39』の中心的な人物で、盛岡の現代美術界ではスターのようなアーティストです。
その様子はとても1度ではお伝えできないので何度か分けてお伝えします。

自宅は、盛岡市郊外の住宅地の小高い丘の上にあります。
車で向かったのですが、例の如く、カーナビは肝心な所で『目的地に到着しました』と終了してしまいす。
どこが大宮氏の自宅か分かりません。
周囲を見渡すと、門の部分で何か象徴的な大きな犬の像がお迎えしています。
ちょうど、ビクターの広告に出て来る、ニッパー君のような白黒の犬ようです。
『このセンスはひょっとしたら…』と思って表札を見ると『大宮政郎』のさかさ文字が…。
芸術家のお宅は、何か違います。
携帯電話で、ご自宅に到着した旨を電話すると、大宮氏は玄関から出て来ると、車を来客用の駐車場まで誘導しました。
自宅のガレージの他に、来客用の駐車場まであるなんて、さすがです。
そして待望のご自宅訪問です。
もう、ご自宅の玄関を入った段階で夢のようです。
そして、私はリビングに案内されました。

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上の写真は、ロシア美術に傾倒している大宮氏らしく、リビングには、数々のロシアイコンが飾られていました。

下の写真ですが、何と大宮氏はジャスパー・ジョーンズの版画も所有して、リビングに飾っているのです。
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ジャスパー・ジョーンズは、私も憧れるポップアーティスト/ネオダダのアーティストです。
何ということでしょう!
そして、私の目の前に居るのは、前衛的芸術活動グループ『集団N39』のスター、大宮政郎氏です!
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そして、リビングに鎮座するiMacです。
御歳81歳のMacユーザーです。
信じられますか?
そして、大宮氏は同じMacファンの私にMacのOS10の話をしていきます。
話は、MacのOS10.5 Leopardの話にOS10.6 Snow Leopard、OS10.7 Lionの話、そしてフォトショップにまで及びます。
なんという81歳なのでしょう。

※大宮政郎氏からBlog掲載の許可を頂きました。