つい先日、もしロックマニアの私が、個人的に大傑作だとロックのアルバムを3枚選ぶとしたら、何を選ぶだろうかと考えてみました。
かなり迷いましたが、断腸の思いで選んでみました。
大体、こういったものを選ぶ時は、10枚とか切りの良い数で選びますが、私は、あえて3枚限定で選んでみました。

私の感覚が音楽誌専門家の見解と、どう乖離しているか、参考にするために、あえてローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500の順位と併記して紹介していきます。

まず、一番素晴らしいと思うアルバムは、ビートルズ(The Beatles)の“Abbey Road”(アビーロード)でしょう。
ローリング・ストーン誌では、14位です。
アビーロード













このビートルズは、皆さん知っているバンドですし、このジャケットも誰もが知っている有名なジャケットです。
この、アビーロード・スタジオの前の横断歩道は、今やロンドンの観光スポットになっているとか…。

アビーロードは、分かりやすく言うと、ビートルズが、解散が決定的になった時に最後の録音として有終の美として、彼らが真剣にレコーディング取り組んだアルバムなのです。
ジョン・レノンは、"Come Together"という素晴らしい曲も提供していますが、もう既にオノ・ヨーコとのソロワークも既に始まっている状況で、脱退する気持ちが、どこか感じられるます。
その分、ポール・マッカートニーの活躍が目立つアルバムにもなっています。
特に後半のメドレーはポールの独壇場と言った感じです。
特筆すべきは、ジョージ・ハリスンのソングライティングにおける成長で、
“Something”と“Here Comes the Sun”という名曲を残しています。

アビーロードは、ビートルズがバンドとして最高潮に熟れ切った瞬間が実感できるアルバムです。
何より『音のオーラ』ただ者でないことが分かります。

アビイ・ロード
アビイ・ロード