TOMMY













今日は、ロンドンオリンピックの閉会式のトリを飾ったザ・フー(The Who)についての話です。
ザ・フーやトミー(Tommy)については、このBlogで散々書いてきましたが、お付き合いください。

近頃はザ・フーの名盤である、トミーを毎晩聴いて、寝る前の、おやすみの音楽にしています。
このアルバムは、寓話的なロックオペラを用いて人間の素晴らしさと愚かさを描いています。
そして、このアルバムは、不思議と年齢によって解釈や、聴いた時の味わいが変わっていきます。

私は最近、このアルバムの自身の評価では、ソングライターのピート・タウンゼンドへの興味から、ボーカルのロジャー・ダルトリーに興味が向けられています。
それは、トミーを良く聴くと分かると思いますが、ロジャーが、それ以前のアルバムに比べて非常に丁寧に歌っていることから分かると思います。
このアルバムを聴くと、ピートはただのソングライターで、それを歌というツールで、自分をトミーに化身させて、トミーになり切ったのは、ロジャーなのだと納得してしまいます。
このトミーは後に映画化され、ロジャー・ダルトリーが主演しますが、
だからこそ、映画トミーの主役に抜擢されたのだと思います。
昨年、ロジャーがソロ公演でトミーの再演で来日したことも記憶に新しいです。

トミー
トミー