政府の規制改革会議で、老朽化したマンションの建て替えを促すため、建て替えに必要な条件の規制を見直すよう求めているとのことです。

私が住んでいるマンションは今年で、築29年です。
築50年〜40年のマンションもあるので、『老朽化マンション』と呼ぶには、まだ早いかも知れませんが、決して新しいマンションではないです。
むしろ古い方でしょう。
築30年を目前に、マンション各戸のリフォームが続いています。
エレベーターには、リフォーム用の機材を積むためのカバーが付けられたままです。

古いからと言って特に不満はないのですが、内装が30年前の感覚なので、現代人の感覚からズレを感じさせられます。
『当時の人は、これで満足していたのかなぁ』と思うのが正直な気持ちです。
その生活感を分かりやすく言うと、30年前の古いラジカセ(これも古い言葉)に、強引にiPodを接続して音楽を聴いているような感覚です。
日本がバブル経済に突入するきっかけになる、プラザ合意の前に建てられたマンションですからね。
それは、古いはずです。

マンションのような高層住宅が老朽化しているという事実は、日本が成熟国家に突入したという証拠だと思います。
それを、いかに維持管理するか建て替えるかなどが、日本の当面の課題のように思われます。

下の写真は、最上階でないのに、なぜか雨漏りのシミがある私の部屋の天井です。

天井