ロートレック・「ムーラン・ルージュ」

14日はYouTubeでフレンチカンカンの動画を観ました。
たまたま、Facebookで、ロートレックの"ムーラン・ルージュ"を見かけたからです。
動画を観ていて本当に楽しく感じました。
ワインを飲みながらショーを生で観たら、本当に盛り上がりそうです。

動画で観ていて気付いたのは、フレンチカンカンのダンサーは女性が大部分ですが、男性のダンサーも地味ながら居ることです。
でも、観ている者が男性であっても女性であっても、ショーの華は、ロングスカートを振り振り踊る女性ダンサーだと感じるでしょう。
男性ダンサーは、あくまでも女性ダンサーの引き立て役や、アクセントみたいな存在です。

フレンチカンカンのダンサーに関しては、これは女性じゃないと華やかになりません。
かと言って、男性ダンサー達が全員女装してロングスカートを振り振り踊ったら、客から物を投げられて『引っ込め!』と言われるに決まっています。
フレンチカンカンのダンサーの主役は、女性にしかなれないのです。

人間、男性は男性の役割、女性は女性の役割があるのだとフレンチカンカンの動画を観て感じました。
同じような理屈は、シンクロナイズドスイミングにも当てはまります。
近頃は男子のシンクロナイズドスイミングのチームもありますが、やはり女性が大部分です。
脚の線が綺麗だからシンクロナイズドスイミングは美しく見えますが、男性の脚に関しては…。

それにしても、ロートレックの"ムーラン・ルージュ"は19世紀末の歓楽を描いているのに、それが現代にも通用し、リアルにその楽しさが伝わって来ます。
音楽や歓声が聴こえて来そうです。