Late Night Feelings

『現在、最も優れたレコーディング・プロデュサーは誰か?』と聞かれましたら、私はマーク・ロンソンと即答するでしょう。
本当に、マーク・ロンソンがプロデュースした楽曲やアルバムは、素晴らしいものばかりです。

ここ10年の音楽の潮流を牽引したのは、マーク・ロンソンであると言っても過言ではないと思います。

マーク・ロンソンはプロデュサーとしての活動が有名ですが、DJやミュージシャン、ソングライターとしての活動も行っています。
あまりにも素晴らしい方なので、私はマーク・ロンソンのミュージシャンとしての全アルバムを所有しています。

マーク・ロンソンのミュージシャンとしての音楽性は、ブラック・ミュージックに造詣が深く、ファンクやヒップホップ、スカなどに触発されたアルバムをリリースしています。
ソングライターとしての感性もなかなかのものです。
2014年には、ブルーノ・マーズをフューチャリングした"Uptown Funk"が、世界中で大ヒットしました。

2019年リリースされた、"Late Night Feelings"の特色は、これまでのアルバムに比して、女性ボーカリストをゲストとして多数収録していることです。
アリシア・キーズなんて大物も、ボーカルを入れています。
アルバムを通して、ほぼ全曲が女性ボーカルです。

世界的に男女のあり方が、変わっています。
特に、音楽業界には、以前よりも女性の進出が目覚ましいです。
その点に敏感に反応して、"Late Night Feelings"をレコーディングしたのではないでしょうか?

シングルとヒットした "Late Night Feelings" も悪くないのですが、個人的には、SSWのエンジェル・オルセンと共作した "True Blue"が強烈に感じました。
元からインディ・ロック系のSSWである、エンジェル・オルセンの曲を聴いたこともある私ですが、マーク・ロンソンのプロデュースで、驚愕の仕上がりになっていました。

"True Blue"は彼女のボーカルとギターがフューチャーされています。
しかし、彼女のボーカルを、エフェクトして、かなりアバンギャルドな1曲として仕上がっています。
うたた寝しながら聴いていましたら、思わず目が覚めてしまいましたよ。