25

私が聴く音楽は3パターンあります。
1パターンめは、偉大なるロック・レジェンドと言われるロック・ミュージシャンの音源を聴くことです。
2パターンめは、ロックのルーツとなるブルースのミュージシャンの音楽を「発掘」して、聴くことです。
そして、3パターンめは、その時代の最先端の音楽を聴くことです。

時代の最先端の音楽を聴くことは重要です。
まさにリアルタイムの社会情勢をも反映しているからです。

いつもリアルタイムの音楽をチェックしている私が選ぶ2010年代で最も素晴らしかった曲は、アデルの"Hello" (2015年)です。
かなり色々と迷いましたが…。
バンドではなくSSWのチョイスが2010年代的だと思いませんか?

まずはソングライティングの素晴らしさと、アデルの身震いするような熱唱がポイントとなりました。
ソングライティングとボーカルは、普遍的な要素ですが、時代を反映している点はプロデューサーのグレッグ・カースティンのサウンド作りです。

"Hello"では、マルチプレイヤーのグレッグ・カースティンが、殆ど全ての楽器を演奏しています。
まさに、アデルとグレッグ・カースティンが組んだバンドのようです。
一聴しますと、目新しさは感じさせられませんが、よく聴きますとデジタルな残響音が印象的で、まさしく2015年の曲であることを感じさせられます。

"Hello"は世界中で大ヒットしました。
日本でも、当時はラジオで、よく流れていました。

"Hello"のヒットでアデルは、SSWとしてのの実力を世界に示しました。
そして、プロデューサーのグレッグ・カースティンの代表作となり、現在は名プロデューサーとして引っ張りだこの存在となっています。



25 (UK盤) ~ Adele
Adele
XL Recordings
2015-11-20