The Who
4月30
最近、ヒマな時にChatGPTでロックについて、様々な事を検索しています。
しかし、マニアックな事に関しましては誤った回答をしたりする事があります。
また、AIのため、最新の事は苦手な傾向にある事も分かりました。
そんな、ChatGPTで『ロックの名盤』と検索致しますと、2023年4月の段階で以下の回答が、なされました。
ビートルズの"サージェント・ペパーズ"が1位は納得です。
レッド・ツェッペリンの"IV"、ピンクフロイドの"狂気"、ローリング・ストーンズの”メインストリートのならず者”は、まずまず納得です。
そして5位が、The Whoの"Who's Next"であった事が、ファンとして嬉しいです。
日本の評論家では、もっと下の順位を付けそうです。
総じた感想は名盤ランキングが、昔っぽくて古いと感じました。
でも、AIなので、最新の事は、これから学ぶ事になるので、仕方ないでしょう。
爆音ライブで有名なThe Whoですが、オーケストラと共演すると、どうなるものか、一抹の不安を感じます。
しかし、それには布石があって、ボーカルのロジャー・ダルトリーが、自身のソロツアーで、2018年に各地のオーケストラと共演するツアーが行われていました。
そして、2019年にThe Whoがロジャーのソロツアーと同様の手法で、各地のオーケストラと共演する
"Moving On! Tour"が始まりました。
オーケストラの指揮者は、ロジャーのツアーと同じキース・レヴェンソンが務めました。
そして、この"The Who With Orchestra: Live At Wembley" は、2019年7月6日のロンドンのウェンブリー・スタジアム公演をライブ・レコーディグした作品です。
共演しているオーケストラはイゾベル・グリフィス・オーケストラです。
ちなみに、イゾベル・グリフィス・オーケストラ(Isobel Griffiths Ltd | Orchestra Contractors)を調べますと、イギリスで、007シリーズなどの映画やポール・マッカートニーなどのミュージシャンなどと共演経験する幅広い分野で活躍するオーケストラであるようです。
前置きが長くなりましたが、この"The Who With Orchestra: Live At Wembley" を聴きましたら、バリバリにロックなライブ盤で、私の不安は払拭されました。
ギターのピート・タウンゼントは、ヘヴィーなギターを弾いていますし、何よりもドラムのザック・スターキーがパワフルなドラムを叩きまくっています。
ベースは、今回はピノ・パラディーノではなく、ロジャーのバンドのベーシストであるジョン・バトンが弾いています。
あくまで、The Whoの爆音演奏が主体でオーケストラは、BGM的にクールに控えめに演奏されています。
そして、オーケストラのアレンジが秀逸であったのは、Quadrophenia収録曲でした。
加えて、当時まだ発売されていなかったアルバム"WHO"の中から、"Hero Ground Zero"と"Ball And Chain"がという新曲が演奏されている所も特筆すべき事です。
最新のライブ盤であるためか、音質は凄く良いです。
また、ボーカルのロジャーの声の調子が非常に良く、とても70代を超えた老人の声に聞こえない所が凄いです。
そう思っていましたら、プロデュースは、ロジャー・ダルトリー、キース・レヴェンソン、リチャード・ウィッタカーが務めていました。
プロデュースにピート・タウンゼントが関わっていないのは、珍しいと思いました。
12月25
The Who 好きのクリスマスと言えば、ロック・オペラ"Tommy"の一場面を思い起こす事が多いかと思います。
『見えない、聴こえない、話せない』三重苦の少年のクリスマスの様子を描いた曲です。
特に映画版の"クリスマス"映像は、映画の中でも、胸を打つ一場面となっています。
特に母親役のアン・マーグレットは、歌も上手いし、情感の込め方が素晴らしいです。
クリスマスに無関心な少年トミーに、必死に『トミー、聞こえるの?』(Tommy, can you hear me?)と必死に語りかけるように歌い上げています。
ただ唯一の難点は、この場面をクリスマスに観ない方が良い事です。
クリスマスの、お祝い気分が吹き飛んでしまいます。
10日は、The Whoばかり聴いていた日でした。
終日、The Whoを聴いていたと言っても過言でありません。
様々なアルバムを聴きましたが、この日の私の心にバシッと刺さったのは"Who's Next"でした。
あらゆるロックの名盤ガイドで、必ず取り上げられる"Who's Next"です。
それは、良いはずです。
たまに"Who's Next"を聴いていて、『あまり気分じゃないな』と思い、再生を途中で止める日もあります。
しかし、その日の気分が、"Who's Next"と合致しますと、『ロック史上、最高の名盤だ!』と聴いていまして興奮してしまいます。
"Who's Next"は、不思議なアルバムです。
30日は終日、初期のThe Whoを聴きまくっていました。
The Whoは、その時期において劇的に音楽性を変えますので、どの時期が良いのか好みが分かれます。
私はファンなので、全て時期の曲が好きです。
しかし、どの時期の曲が好きか、強いて言いますと、初期の頃が好きです。
特に、ファーストアルバム"My Generation" は大好きです。
インターネットで、このアルバムの寸評を様々と見かけますが、その中に『演奏にまとまりを、やや欠く』と書いてあるものを読みました。
私は、その寸評は、『言い得て妙』だと思いました。
"My Generation"を聴きますと、アルバム全体が、ドカドカと鳴ってように聴こえます。
なので、『演奏にまとまりを、やや欠く』ように感じられる方も居るのですが、それがアルバムの魅力となっているように思うのです。
しかしながら、The Whoの絶妙なコーラスワークと、ピート・タウンゼントがソングライティングしたポップな曲で、ファニーに聴こえてしまうのです。
本当に不思議なサウンドです。
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