今日は作品を完成させて、その日のうちに展示作業です。
展示作業の3時間前に画面に直径1cm程の、絵の具の剥落が起こって、慌てて修復作業です。
これは、ちょっと焦りましたね。   
アクシデントは、起こらないようにする事も大切ですが、起こってからの対処が物を言います。
気持ちを落ち着かせてから、冷静に問題を解決していきます。
作品をイーゼルから外し、平たく寝かせます。
そして、溶剤で溶いた岩絵の具を水溜まり状に剥落部分に置いておきます。
そして、ドライヤーで乾燥させます。(ドライヤーで乾燥させると、ひび割れの原因になるので、御法度ですが、非常時なのでやりました)
すると、何事もなかったかのように、元に戻りました。
こういったアクシデントは、普段から画材の特性を把握してないと一巻の終わりです。
いざという時には、やはり知識が物を言います。
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