★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

アクリル絵の具

うさロック・制作記・11

今回は細かな色ムラや、塗り残しなどを修正していきます。
写真ではなかなか、その変化が分かりにくいと思います。
特にバックのチェック柄に色ムラが多く、細い筆で神経を集中させて作業します。

8754312f.jpgこれが10月25日の段階です。


47c96d7e.jpgそして、これが現在の状態です。
違いが、お分かり頂けましたでしょうか?
バックのチェックに注目頂ければ、その違いが分かると思います。



a472361d.jpg制作中は、画材屋さんへの往復の繰り返しです。
画材屋さんへの道すがらに、パチリと撮りました。


abe2ffed.jpg今回初めて導入した画材は、写真のリキテックスのソフトタイプです。
私のような平塗りが多い画風の人には便利な、色ムラが起こり難いアクリル絵の具です。

ちょっとした皮肉

展示作業も終了しました。
ほっと一息です。
でも、展示した途端に作品の欠点など、後悔の念に駆られて次のステップを考え始めます。
なぜか作品は、完成した途端に気持ちが離れてしまいます。
今回、3枚を油絵、日本画、アクリル絵の具というラインナップにした理由は、『ちょっとした皮肉』です。
世間一般の雑談で、絵をやっていると言うと、『へえー、油絵ですか?』と必ず聞かれることへの『ちょっとした皮肉』です。
ましてや、コンテンポラリーアートについて話そうものなら、『分からない』で会話が終わってしまいます。
それは、それで仕方ないことなのですがね…。
でも、この3枚の作品が、全て違う画材を用いて制作されたとは、説明されるまで気付きません。
結局、そこから浮かび上がるのは、『制作者の個性』であって、画材は、そんなに関係ないことが分かると思います。
何だか画材屋さんが喜びそうな展示方法ですね。eb089d27.jpg
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#油絵
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#彩園子
#コンテンポラリーアート

新作の構想2枚

現在、新作の構想が2枚分あります。1枚は、岩絵の具を使った日本画作品です。なぜ、岩絵の具かと思われる方も居ると思いますが、私は数年前までは、メインの画材として、岩絵の具を使っていまして、暫く使わないうちに、またやりたくなったのです。絵の題材は、去年描いた『なまいきdoll』に続く、『doll』シリーズで、人形を描く予定です。既にアトリエ彩園子で、下絵に着手していまして、現在岩絵の具の手配をしている所です。もう1枚はいつもの、アクリル絵の具で描いている女の子シリーズですが、今回は少しひねりを加えようかと考えています。こちらは、まだ制作に入っていませんが、題材は決まっています。やはり、絵の制作も油絵の具や岩絵の具、アクリル絵の具など、1つの画材に固執する事なく、縦横無尽に使える事が良いと思います。それは、普通自動車免許があれば、軽自動車から、スポーツカーや小型トラックまで運転できる事に似ています。日本画、洋画、具象画、抽象画のカテゴリー分けもあまり好みません。画材や表現法ではなく、何を伝えたいのかが重要なのです。だから私は、『どんな絵を描くんですか?油絵ですか?』と聞かれたら、『画材はこだわりません』と答えます。d81311ec.jpg写真は、『なまいきdoll』
12143a8d.jpg『パーティーの前日に…』
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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