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私は常にアンテナを張りめぐらせ、貪欲に新しい音楽を求めていくように、自分に課しています。
そんな私が、JAMIE.T(ジェイミー・ティー)の“KINGS&QUEENS”に出会ったのは、今年の4月、富山国際現代美術展のために訪れていた富山のCDショップ(明文堂滑川店)でした。
当時はJAMIE.Tのことは、何も知りませんでしたが、“KINGS&QUEENS”のジャケットに惹かれて購入してみました。
それからハマり富山滞在中は“KINGS&QUEENS”ばかり聴いていました。
その後も時々聴いています。
“KINGS&QUEENS”は私にとっての2010年のベストアルバムの何枚かには、必ず入るでしょう。
何でもこのアルバムは、今年全英2位に輝いているということなので、凄いものです。
JAMIE.Tは1986年サウスロンドンのウィンブルドン生まれとのことです。
あの有名なテニスの大会がある土地で生まれたのですね。

“KINGS&QUEENS”は『空を突き抜けるようなポジティブな軽さ』を感じます。
何か新たなカルチャー始まるかのように感じます。
歌もあればラップもあるし、そのサウンド作りもロック、ヒップホップ、スカ、クラブ系、レゲエなど雑多なジェンルの音楽をミックスさせています。
またイギリスらしく、ドラムンベースのシーケンスも多用されていて興味深いです。

JAMIE.Tは、シンガーソングライターに分類されるようですが、まさに新世代のシンガーソングライターであることは間違いないようです。