★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ギャラガー

ただ者ではない

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オアシスのシングル集、『タイム・フライズ…1994-2009』は何だかんだ言って良いです。
本当にこんな珠玉のメロディーを作曲したノエル・ギャラガーは偉大です。
私は一度だけオアシスのライブを聴きましたが、ほとんどノエルの独壇場で、弟のリアムはただ歌っているだけのように感じました。
ノエルは、ほとんどの曲を書き、全曲でリードギターを弾き、コーラスを入れています。
やはり、ただ者ではない印象でした。
『タイム・フライズ…1994-2009』を聴いても、ただ者ではないと感じました。
私は“Whatever”と“Don't Look Back In Anger”が好きですね。
これだけ凄い曲が並ぶと、誰も文句は言えないでしょう。
ロックというジャンルが細分化され、低迷していた‘90年代に、良くこんな良い曲が生み出されたと思います。

兄貴、お疲れ様!

昨夜、久しぶりにオアシス(oasis)の“Dig Out Your Soul”を聴きましたが、今さらながら、オアシスが解散したことが惜しいと思ってしまいました。
近年のオアシスは、全盛期のような名曲は生み出されなくなってきましたが、“Dig Out Your Soul”は、バンドのグルーヴ感が良く出ていて、好きなアルバムでした。

オアシスと言えば、バンドのほとんどの曲をソングライティングし、リード・ギターを弾き、コーラスやボーカルまでこなす兄のノエルと、歌はカリスマ的だが、フーリガン風情の荒くれ者の弟、リアムのギャラガー兄弟が有名です。

私は、オアシスファンでないので、ノエルの脱退劇やリアムの新バンド結成の情報は、それほど動揺しませんでしたが、いざその音源を聴くと、喪失感を感じてしまいます。   
その一方でノエルが、もうリアムに付き合いきれなくなったという心情も分かります。
ツアー先では、リアムが飲んだくれていている間も、ノエルは一人ホテルで曲作りで、頭を抱えていたと聞きます。
オアシスは15年もの長い間、活動していましたが、それは兄弟だから出来たことです。
ソングライティングで悩んでいる渦中に、バンドのボーカリストが飲んで暴行騒ぎを起こし、警察沙汰になったりしたら、普通だったら、『もうコイツとは付き合い切れねぇ』と思うと思います。
通常、赤の他人だったら、その段階で解散となると思うのですが、15年も続いたのは、兄弟だから、そこまで続いたのだと思います。
リアムが、どんなに暴行騒ぎを起こしても、警察沙汰になったとしても、それは弟のことだから仕方がないという思いが、ノエルの心のどこかにあったのだと思います。
オアシスとはそんなバンドなのです。
ノエルのオアシス脱退劇も、何だかんだ言いながらも、リアムが兄貴なしでもやっていけそうな所を見届けてから脱退してますからね。

いずれにせよ、ノエルには『兄貴、お疲れ様!』と言いたいところです。

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『シャキーンとした猫』
2019年

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