ここ最近は、本当にロック漬けの日々の私です。
自宅のオーディオ装置はもとより、カーステレオやiMacなど、ありとあらゆるスピーカーからは、歪んだエレクトリック・ギターの音ばかり鳴っています。
それこそ、朝起きてから、夜寝るまで1日中ロックを聴いているような感覚です。
特に最近は、ブー・ラドリーズ(The Boo Radleys)を重点的に聴いています。
一度気に入ると、そのバンドの全音源をコレクションしたくなるのが私の性です。
前にもブログに書きましたが、もとから既にブー・ラドリーズの、全てのアルバムをコレクションしていた私です。
そのような状況下で、更にどうやって新たな音源を集めなければならいか、至難の技です。
よく調べると近年、ブー・ラドリーズの名盤2枚、"Giant Steps"('93)と"Wake Up!"('95)に、それぞれCD3枚組のExpanded Editionがあることに気付きました。
彼らの音源を『発掘』するには、こういったアルバムを購入するしか手段を取るしかありません。
なので、今回は"Giant Steps"のExpanded Editionを聴いてみました。
大衆的な成功を収めた"Wake Up!"に比べて、"Giant Steps"は、英国の音楽雑誌のNME、アルバム・オブ・ザ・イヤーに輝くなど評論家受けが良く、しかも私のようなロック・マニアも唸るようなクオリティが高いアルバムです。
私も"Wake Up!"よりも"Giant Steps"の方が、どちらかと言えば好きです。
まずCDの包装は、私が'90年代に購入したオリジナル盤の時はプラケースでしたが、Expanded Editionは紙ジャケットに変わっていて、時代の流れを痛感しました。
そして、CD3枚を繰り返して聴いて、聴き込む作業は大変でした。
本編は、もう散々聴いているので良いのですが、残り2枚もありますからね。
まず本編を聴き比べて音質の違いがあるか比較しましたが、驚くような極端な変化はないようです。
少し、中音〜高音部の音の伸びが良くなったようには感じましたが…。
問題は本編の他の、残り2枚のCDです。
一応、全部聴いてみましたが、既に私が聴いたことがある音源もあれば、初めて聴くレアな音源もありました。
それでも、初めて聴く音源が圧倒的に多かったので、とりあえずは満足しました。
関心したのは、様々な方にクラブ・フロア向けにリミックスを多数、依頼していたことです。
元々、ブー・ラドリーズはシューゲイザーという轟音ノイズのギターを演奏するインディ・ロックのバンドでした。
しかし、’90年代は様々なクラブ文化が興隆した時代です。
インディ・ロックのファンだけではなく、クラブに通うダンス・ミュージックのファンも取り込もうとしていたことが伺え、興味深かったです。
iMacとPioneerのCDJで聴き比べましたが、きちんとしたオーディオ機器が備わっているPioneerのCDJで聴くと、その良さが更に際立ちました。
シューゲイザーのバンドであるためか、音の空間の使い方が非常に卓越しています。
やはり、The Boo Radleysは良いバンドです。
大好きです!