作品を完成させても、公募展に出展する際には、もうひと仕事があります。
絵を額装して、梱包して期日までに、搬入代行業者に送らなければなりません。
今日、それをやりました。
絵画を公募展に出展するには、下記の作業をしなければなりません。

1.まず出展したい公募展の出展申し込み書を取り寄せます。そして、申し込み書には、出展要項が書いてあり、出展する作品のサイズや作品点数が書いてあるので、それに沿って作品を制作して行くことになります。出展要項は、各公募団体で異なっており、サイズは50号(116.7×91 cm)以上、作品点数は最低2枚など厳しいことも書いてあります。

2.次に出展要項に書いてあった規格に沿って作品を制作していきます。

3.期日に遅れないように出展を申し込みます。そして、出展料を払い込みます。

4.作品が完成したら、額装します。実は額が意外と高価で、約1万円ほどの出費は覚悟しなければなりません。お金がなければ、角材などで、自分で作ったり、古い額を流用したりします。大抵どの公募展でも、額装していることが条件になっているので、額装してない作品は落選します。また、ガラス付きの額は、割れ物になって危険なので、アクリル板に変えましょう。

5.次に出展票を作品の裏に貼ります。大抵の出展票は作品申し込み書と同じ用紙なので、間違えないように記入して、切り取って、剥がれないように貼り付けます。

6.指定された時間の指定された場所に作品を持って行きます。これを『搬入』と言います。この際、作品を傷付けないように梱包しましょう。大抵の搬入は、平日の昼間だったり、作品が大き過ぎてトラックじゃないと運べなかったりするので、搬入代行業者に依頼すると便利です。勿論、お金は、かかりますがね。搬入代行業者の指定は、公募団体によって違うので、あらかじめ調べておきましょう。

7.搬入が終わった翌日には、審査があります。この時は何もせず、じっと待ちます。結果は入学試験の如く、郵送されてきます。『入選』は、審査の結果、美術館に飾ってくれることを意味します。『落選』または『選外』とは、飾ってもくれないことを意味します。受賞は入選した作品から選ばれ、入選の以上の付加価値がある事を意味します。

流れとしては、こんな感じでしょうか。
私は手先が不器用なので、作品を完成させた後は、画材屋さんで額装、梱包、搬入代行業者への運送をお願いしています。
そして、作品は私の手元から離れていきます。
やれやれ、疲れました。

画材屋さんの帰りにパチリと一枚。

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