20日、21日と疲れ気味でしたが、22日は少し復活してきました。
まだ少しだるいですけどね。
そんな所で、気になったニュースが飛び込んで来ました。

仙谷由人官房長官が、15日の参院予算委員会で、政府参考人として菅内閣の天下り対策に批判的な答弁をした官僚に『職務と関係ないことでこういう場に呼び出すやり方は、はなはだ彼の将来を傷つけると思います。優秀な人であるだけに、大変残念に思います』などと恫喝。
同官房長官は22日の参院議院運営委員会理事会で、『不適切な答弁、本院決定事項に異を唱えるような答弁があったことについて陳謝する』と陳謝しました。

この出来事で何よりも私が気になったのは、仙谷氏のプロフィールです。
仙谷氏は1946年生まれの団塊世代です。
1964年に東京大学法学部に入学しましたが、この世代の東大生の御多分に洩もれず、全共闘の活動をしていたと言います。
弁護士を経て政治家転向後も、日本社会党→社会民主党→民主党というバリバリ左翼な経歴の方です。
これまでの自民党の代議士にはないタイプの方ですね。

あの時代の全共闘の活動をしていた方は、今どうしてるのかなぁと思っていたら、こんな所でこんな答弁していたのですね。
よく考えてみると、全共闘で『政治活動』をしていた学生が、本当に政治家になった方は少ないと思います。
仙谷氏はその数少ない人の一人です。
あの時代、あんな闘争をしていた人が、いざ政治をやると、管政権みたくなるのでしょうかね?

現代から振り返ると、あの全共闘の活動は一体何だったのでしょうか?
全く関係のない世代の私から言わせれば、そう思ってしまいます。

一つ理解するならば、団塊世代は初めての戦後世代で、彼らの親や教育したりした人、大学教授や政治家は明治後期〜大正時代の人がほとんどで、終戦の日まで『天皇陛下万歳』と唱えて自決するのも辞さなかった世代です。
その世代間の落差は現代の世代間落差とは比べ物にならない程、大きかったでしょう。
その世代間の考え方の違いでしょうか?

でも、仙谷氏は政治家になって政治活動を続けているのだから、まだマシなのかもしれません。
若いエネルギーだけ無駄に浪費して、いつの間にか政治とは遠い所に居る方が大部分だと思います。
今頃、定年退職して余生を送っているのでしょうね。
それこそ、高額な退職金をもらって天下りしている人も居たりして…。

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