★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

戦争

戦争を考える

毎年8月になると戦争について考えさせられてしまいす。
8月6日は広島に、8月9日は長崎に原爆が投下された日です。
そして、8月15日が終戦記念日になります。
何と、昭和20年の8月6日から9日、そして15日までの短期間に歴史的大事件が頻発していたことになります。

ありきたりな言葉で申し訳ないですが、人間がやってはいけないことの一つが『戦争』であると思います。

日本は1895年に日清戦争に勝利し、1905年に日露戦争に勝利しましたが、日本人は自国の軍事力に対して、過度に自信を持ち過ぎていたのではないでしょうか?
『日本はアメリカと戦争をやっても絶対に勝つ』と思い込んでいたことが、現代人から見ると滑稽にすら感じさせられます。
もう少し、戦前の日本人が、もっとアメリカの国力ついて勉強していたら、真珠湾攻撃には至らなかったのではないでしょうか?

第二次世界大戦で、人類が戦争に懲りたかと思いきや、その後も戦争が続いてしまいます。
朝鮮戦争、中東戦争、ベトナム戦争と…。
アメリカのブッシュ前大統領は、父が政治的な地位があったため、ベトナム戦争から徴兵逃れをしたというのに、自らが大統領になったらイラク戦争を始めて、国民にイラク行きを勧めたのは、なぜでしょう?

恐らく、戦争を始めようと考える政治家は、自分が危険な身に晒されるとは思ってないでしょう。
自分はSPが付いた快適な執務室に居るだけなので、痛くも痒くもないですからね。
前線の兵士や戦場の住民の命が危険に晒されることは、『他人事』だと思っているのでしょう。

この『他人事』の心理が、人類が戦争の道に歩ませるような気がします。
世界中の政治家が『他人事』な判断をしないで居てもらいたいものです。


日本人よ、冷静になれ!

熱しやすく冷めやすいのは、我々日本人の習性です。
それが一度熱した場合、プラスに作用すれば、とてつもないマンパワーに繋がり、産業の発達に働きますし、悪く作用すれば戦争の泥沼やバブル経済の破綻に陥ったりします。
冷静に考えれば、日本がアメリカやイギリスと戦争すれば、勝ち目はないことは、明白な話です。

日本では時として、様々な国民的ブームが起こり、冷めてみると一体あれは何だったのかと思ってしまいます。
ですから、まさにブームの渦中にいる間は冷静に物事を分析する必要があります。
バブル経済の渦中では、日本の企業は、投資ブームでニューヨーク中のビルを買い占めましたが、冷静に考えれば、クレイジーな話です。
また、4年前の郵政選挙で自民党が圧勝した出来事は、一体何だったのでしょうか?
今度の衆院選における世論調査で、民主党優勢が伝えられます。
これはもう、政権は民主党になるのは、確実でしょう。
しかし、あまり民主党に勝たせ過ぎるのも民主党の暴走を招く懸念があります。

こんな風な日本人の、『熱しやすく冷めやすい』体質は『皆と同じが良い』という価値観に基づいていると思います。
皆と同じ服装・髪型で、皆と同じ電車に乗って出勤する、それが日本人にとって至福の時となります。
日本人は、決して目立たず、その他大勢で居ることに幸福を感じます。
でも、その『皆』が正しい方向に向かっていない場合もあるので、皆に流されず、立ち止まって冷静に考えることも必要ではないでしょうか?
別にそれは、民主党優勢に水を差したいのではなく(ちなみに私は無党派です)、すぐに熱しやすい日本人の習性に対して、『皆が決して正しい訳ではない。
時には立ち止まって客観的かつ冷静になるように』言いたいのです。
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『シャキーンとした猫』
2019年

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