★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

篠原有司男

制作日記2

昨日は、アトリエ彩園子での制作です。少し朝早くから来て制作開始する予定でした。しかし思いの外、寒くて、部屋が暖まるまで、始める事が出来ませんでした。暖房は、旧式の丸い円柱型の石油ストーブです。マッチで火を付けるんですよ。そのうち、大宮政郎先生が到着し、現代アート雑談となりました。60年代の10年間、日本の芸術界は、アクション・ペインティング(肉体的な動作で絵の具をぶちまけ、偶発的効果を狙った抽象画)全盛の時代だったそうです。それを考えたら、現代の芸術界の方が、保守的な気がします。今日の大宮先生の話では、個人的には、ボクシング・ペインティングの篠原有司男さんのアメリカ渡航後の苦労話が興味深かったです。58d9a2e7.jpg初公開です。ここが、アトリエ彩園子のアトリエ内部です。丸い石油ストーブと、木製の椅子が時代を感じさせます。9855489d.jpg前日制作した作品をイーゼルに、セッティングしました。このイーゼルも古めかしいです。一体、このイーゼルで何枚の絵が描かれたのでしょうか?
991f66e5.jpg大分、色が増えていきました。まっすぐなストライプは、マスキングテープを貼って、塗りました。マスキングテープは、画材屋さんに置いてある、お洒落な物より、ホームセンターのペンキ売場に置いてある、ゴツいマスキングテープが好みです。そして、絵に生命を吹き込みたいので、早めに眼に色を入れました。

マニアック座談会

21日は、アトリエ彩園子の日です。この日は私は早朝から作品制作に追われ、アトリエに到着した時点でぐったりしていました。この日は、大宮政郎先生は、いつになく饒舌で、上機嫌でした。ボクシング・ペインティング篠原有司男さんの事について熱く語っていました。日本のコンテンポラリー・アートのアーティストの中では、名が知られている篠原有司男さんと、大宮先生が、話をしている事に感動です。また、日本の芸術界が、アンデパンダンの熱気に沸き返っていた60年代の大宮先生の作品の写真を拝見させて頂きました。大宮先生と、ずっとマニックなアートの話をしていたので、他の教室の人と話が出来ない位でした。私は、大宮先生が、アンデパンダンの熱気の渦に巻き込まれていた事を羨ましく思います。私にとっては、アンデパンダンの熱気は、自分の体験してない古き良き時代のエネルギーを感じ、非常に興味を覚えるのです。大宮先生は、そんな時代の熱狂を伝える展覧会を企画している所です。それで、あらゆる当時の資料を集め、自分の古い作品を引っ張り出しているようです。私は、それをミーハーな期待感で見詰めています。→続く8be4d134.jpg
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気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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