前日から引き続き、私の絵画の師匠で、現代美術作家である大宮政郎氏のアトリエを訪問記です。
大宮政郎氏は、1960年代の前衛的な芸術活動を担った『集団N39』の中心人物で、スターのようなアーティストです。
リビングを案内してもらって、
大宮氏じきじきから煎れてもらったコーヒーを戴いた後、
『お願いなんですけど、アトリエも見せて頂けませんか?出来れば写真撮影も…』
とお願いしたところ、快く快諾して頂きました。

アトリエは、自宅2階にあり、やや急な階段を登ると、正面に筆洗い用の流しがあり、右手のドアにありました。
ドアは向かい合っていて、左手のドアは作品の保存庫になっていました。
下の写真は、左手ドアを開けた作品の保管庫です。
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そして、いよいよ階段右手にあるドアが大宮政郎氏のアトリエです。
ドキドキしながら、ドアを開けてみます。
下の写真が、そのアトリエです。
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写真では分かりにくいですが、全体的にデザイン事務所っぽい雰囲気です。
イーゼルには制作中のドローイングが鎮座します。
周りには多くのドローイングが貼ってあり、現在はドローイングの連作をしていることが分かります。
ここが、あの大宮政郎氏のアトリエだと思うと感慨深いです。

大宮氏の作品では、時に綿にシルクスクリーンを摺ったりするなど、綿が多用されます。
『綿はありますか?』と聞いてみましたら、隣の作品保管庫へ行ったら、あるわあるわ綿が…。
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白い綿が大部分ですが、赤やピンクの綿もあります。
この色付きの綿は、どうやって手に入れるのでしょうか?
自分で着色するんでしょうか?
今度、聞いてみなければ…。

※大宮政郎氏からBlog掲載の許可を頂きました。