★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

007

東京コンクール・デレガンス2009

六本木ヒルズの最上階、東京シティービューでクラシックカーの展示をしているという情報を掴み、行ってみました。
白洲次郎がイギリス留学中に乗っていたというベントレーや吉田茂 が乗っていたというロールスロイスなど、歴史的にも貴重な名車が勢揃いでした。

まずは、映画007でジェームス・ボンドの愛車として知られている、アストン・マーチンDB5です。

前からみると、こんな感じです。
車の色も映画と同じです。
うーん、美しい…。
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斜めから見ると、こんな感じです。
流麗なボディーです。
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後部はこんな感じです。
映画では、トランクルームの付け根から防弾用の鉄板がニョキッと出て、マシンガンの玉をカンカン跳ね返します。
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白洲次郎がイギリス留学中に乗っていたベントレーです。
クラシックカーと思って侮るなかれ、右手のマネキン人形と比べて分かる通り、結構大きな車です。
排気量が3000ccなので、現代の小型車より高性能でしょう。
この車を見て、白洲次郎ほどの男は、真の審美眼を持っていたんだと思いました。
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吉田 茂が乗っていた、ロールスロイスです。
説明書きには、麻生一族も使用していたと書いてあり、そんな事実に唸らせられます。
色々な批判の矢面に立つ麻生太郎総理大臣ですが、この車を見て、そもそも一般人の感覚で、総理の人間性を判断してはいけないといけないと納得させられました。
敗戦直後の昭和20年代に、ロールスロイスを所有していた日本人はどれだけ居たでしょうか?
麻生太郎総理大臣は、そんな一族の出身の方なのです。
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車というモノは、こんな風に、その所有者の人柄が偲ばれる所が面白いです。

また、この展示を見て、昨今の車離れの原因は、所得の問題だけでなく、ミニバンしか作っていないと言っても過言ではない、国内メーカーの体質にも問題があるのだと感じました。
多分、現代の国内メーカーのミニバンが、50年後にこんな展示に供されるとは考えにくいと感じたからです。
少子高齢化・核家族化で、人口が減少傾向なのに、その時代に逆行して、6〜8人乗りのミニバンばかり製造して、結果的にミニバンを独りで運転しているという現象が日常、常態化しています。
今、道路を見ると、右を見ても左を見ても、時代とは合わないミニバンばかり走っているという現象は何で起こったのでしょうかね?

死ぬのは奴らだ

LIVE AND LET DIE

ポール・マッカートニー&ウイングスの“Live And Let Die”『007/死ぬのは奴らだ』は名曲だと思います。
これは、ビートルズ解散後のポール・マッカートニーが、007シリーズの音楽監督であるジョン・バリーに依頼されて作った曲です。
私が最初に聴いた時は、間奏が大げさ過ぎて失笑しましたが、後で映画を借りて観たら、あのドラマチックな旋律がぴったりで、非常にエキサイトしました。

この曲の特徴は、間奏の旋律がドラマチックなので、ライブ映えする曲です。
実際、ポールは現在のライブでも、この曲は常にライブのハイライトで、演奏中に火薬を焚いて、花火を上げて、観客を興奮の渦に巻き込みます。
私もポールのライブで興奮しました。
曲が終わってピアノの前で大喝采を受けるポールは、ロッカーというより、天才音楽家といった風情です。
あのドラマチックな旋律は『音楽家』でないと作れないでしょう。
ポールはジョン・バリー風をイメージしたのでしょうが、歴代の007のテーマ曲で、ベストな1曲だと思います。

また、この曲はガンズ・アンド・ローゼズにもカバーされ、やはりライブのハイライトとして演奏されています。
楽曲が完璧なせいか、ガンズ・アンド・ローゼズも原曲と忠実にカバーしています。

この曲は、テレビのバラエティー番組のジングルとしても大活躍で、何か一大事が起こった時に、あのドラマチックな旋律が使われます。
『サンデージャポン』なんかでは頻繁に使われていますね(笑)

“死ぬのは奴らだ”は、フルオーケストラでレコーディングされたオリジナル・バージョンも良いのですが、ポールのライブ盤やDVDで聴くのが一番正しい聴き方でしょう。

※この記事は2016年1月14日に、投稿当時の文章を損なわい程度に編集致しました。
上の写真は下のポール・マッカートニー・アンソロジーで、ご覧になれます。

ポール・マッカートニー・アンソロジー 1970-2005 [DVD]
ポール・マッカートニー
WARNER MUSIC JAPAN(WP)(D)
2007-11-14

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