★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

KTタンストール

KTタンストールの“Tiger Suit”を聴きました

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KTタンストールは私が好きな女性シンガーソングライターの1人です。
アルバムはブレイク前のものも含め、全て持っています。
しかも、CDもアナログ両方持っているという筋金入りです。

デビューしたばかりの頃は奇麗な女の子の声をしたフォークシンガーでしたが、声を潰して、ジャニス・ジョプリンばりのダミ声にしたら、ブレイクした方です。
だからそのイメージは、フォーク姉ちゃん→ロック姉ちゃんに変化していっています。

今回の“Tiger Suit”のジャケット写真は、グランジ姉ちゃんという佇まいです。
“Tiger Suit”は音楽的には、これまでより、ややブルースっぽくて、ルーツミュージックに近付いた感じがします。
何となく、どんどん貫禄が付いて、シンガーソングライターというより“ロック姉御”になってきたなぁ、と思うのは私だけでしょうか?

Acoustic Extravaganza

Acoustic Extravaganza

以前、ケイティー・タンストールについて、このブログで書いたら、いつもの倍の人数の訪問者数があって驚きました。
そこまで、この方は話題の人なのでしょう。
私もケイティーの音楽にハマっています。

“KT Tunstall's Acoustic Extravaganza”(ケイティー・タンストールの風変わりなアコースティック作品)はそんなケイティーが、2005年の大晦日に田舎のスタジオに込もってレコーディングしたアコースティック作品です。
まだ国内盤は発売されていませんが、輸入盤で手に入ります。

驚くのは、ケイティーがこのレコーディングでは、そんなにハスキーな声を出していない事です。
アコースティックである事を考慮しての事だと思いますが、意図的にあの、かっこいいハスキーな声を出しているとは驚きです。

また、このCDにはDVDが付属していて、レコーディング風景やオフステージの様子が収録されています。
フリフリのワンピースにロングブーツのステージ衣装と違い、普段着はジーンズにニットの上着という感じで、普通のイギリスのお姉さんです。近眼なのか、時には赤いセルのフレームの眼鏡をかけている姿までも見せます。
イギリス人らしく、リハーサルの合間にミルクティーを飲んでいたりしています。

バンドのメンバーともフランクに接しています。
映像の意図的な演出もあると思いますが、このDVDを見ると『音楽の才能以外は普通のお姉さん』という印象を誰もが受けます。
興味がある方は、購入してみてはいかがかと思いますが、輸入盤なので、当然DVDには字幕はついてません。
英語に自信がある方はどうぞ。

※この記事は2019年8月4日に、投稿当時の文章を損なわない程度に修正致しました。

KT Tunstall

“KT Tunstall”と書いて片仮名でケイティ・タンストールと表記します。今話題のイギリスはスコットランド出身のシンガーソングライターです。KTの特徴は、ライブの時はバンドでやらずに、ギターの音をループペダルでループさせて、そのループ音をバックに1人で歌とギターの音を乗せるという方法を取ります。その演奏方法は、富山で見たエイドリアン・ブリューもやっていましたが、それでもバンドは居たので、それを1人でやるのは誰も思い付かなかった事です。アイデアがあるだけでなく、卓越したソング・ライティングとハスキーな歌声は人の心を捉えます。日本人にも親しみ易いルックスをしていると思ったら、母親に中国人の血も混じっているとの事です。1975年生まれというので、今年で32歳になります。KTが有名になったのは映画、『プラダを着た悪魔』のオープニング曲に“Suddenly I See”が使われたことによります。現在、2枚のアルバムが出ていますが、聴いて感じる事は、ブルースが好きで、ブルースをきちんと咀嚼して自分の音楽に採り入れいる事です。30歳を過ぎてブレイクしたのは、ブルースをきちんと理解した上で音楽にのぞんでいるからでしょう。黒人の哀しみの歌なぞ、10代や20歳そこそこでは理解が難しいでしょう。また、KTのハスキーな声はブルースを基盤とする曲にはピッタリはまります。KTの好感が持てる所は、自分で考えて行動する大人の女性である所です。曲の端々にそれが伝わってきます。
だから、日本盤のキャッチフレーズに『ギター抱えて世界へ翔くドリームガール!』と書いてあるのは見当外れであると思います。
ae5175ed.jpgポップロック路線のセカンドアルバムの、このジャケットでジャケ買いしてしまった方も多い筈です。今年リリースしたCDで最も美ジャケだと思います。
358cdd29.jpgフォーキーかつブルージーなファーストアルバム。私はこちらの方が好みです。ジャケット写真の横顔が、モデルの道端姉妹に似ている気がするのは私だけか?
“Suddenly I See”収録。
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『シャキーンとした猫』
2019年

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