★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2007年08月

バンに積み込み

個展に展示予定の絵をバンに積み込み完了です。9月1日の夕方には、いよいよギャラリーの飾り付けに入ります。作品は合計13枚になります。個展会期中は、遠方の方や忙しい方のために、このブログで1日1枚づつ作品を解説していきますね。301af008.jpg

東京ワッショイ

東京ワッショイ


昨日は加藤和彦さんで、今日はエンケンこと遠藤賢司さんと、フォーク畑の方を取り上げていきます。

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この『東京ワッショイ』(1978年)は横尾忠則さんのジャケットに引かれてジャケ買いしてしまった一枚です。
同じフォーク畑でも、加藤和彦さんの曲は、ハイソでエレガントな印象を受けるのに対し、遠藤賢司さんは庶民的で過激な印象を受けます。

バカンスの喜びを歌い上げる加藤和彦さんに対し『カレーライス』を歌う遠藤賢司さんは対照的です。
一応、2人の生まれは同じ年なのですが…。
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タイトル曲の『東京ワッショイ』は、ワッショイ♪といサビが印象的な曲です。
この曲ではフェイセズにも加入した世界的ベーシスト、山内テツさんがベースを弾いてます。
確かに山内テツさんのベース・プレイは日本人離れしていて見事です。

『不滅の男』はイントロにチアリーディングの掛け声を入れるなど奇抜なアレンジの曲で、自分を天才であると歌い上げます。
聴いてて元気が出る一曲です。アルバムを通してポップで奇抜な世界を形成しています。

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このアルバムは全面的に四人囃子の佐久間正英さんがアレンジャー、ミュージシャンとして協力しています。
佐久間正英さんと言えば、現在はGLAYのプロデューサーとして有名ですが、30年も前から才能を発揮しているとは驚きです。
横尾忠則さんが手掛けたジャケットも的確にこのアルバムのミラクルな世界を表現しています。

このアルバムはパンクな側面を強調されがちですが、実は有能なミュージシャンが、職人技を披露したプログレッシブなアルバムであると、私は思います。
それが私の見解です。

※遠藤賢司さんは、2017年10月25日に他界致しました。
ご冥福を、お祈り致します。
同日、この記事を、投稿当時の原文を損なわない程度に、編集致しました。

東京ワッショイ
遠藤賢司
キングレコード
2012-10-03

ぼくのそばにおいでよ

唐突な題名で申し訳ございません。これは加藤和彦さんのファースト・ソロ・アルバム、『ぼくのそばにおいでよ』“COME TO BEDSIDE”(1969年)のタイトルです。昨夜は、このCDを子守唄にして、眠たもので…。実はこのアルバムは、レコーディング時は『児雷也』と名付けていたのですが、発売時にレコード会社よって勝手に『ぼくのそばにおいでよ』“COME TO BEDSIDE”と変更された上、二枚組アルバムの収録曲を減らされ、一枚に変更されていたという経緯があります。当然、加藤和彦さんは抗議しましたが結局、二枚組を一枚にする収録曲自の選曲だけは許可されたとの事です。しかし、タイトルやアートワークの希望は受け入れてもらえませんでした。だから当然、加藤和彦さん自身もこのアルバムは好きではないと表明しております。確かに、レコード会社の命令で、無理やり上半身裸の写真ばかり撮られて、“COME TO BEDSIDE”なんて題名つけられたら気分は良くないと思います。実はこのアルバムは、幻の名盤と言われるもので、リリース後1年で廃盤にされ、アナログで一度だけ再発した後、8年前にCDとして再発された逸品なのです。→続く13401e00.jpg
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政治家という者

昨日、安倍改造内閣が組閣されました。
ギリギリまで追い詰められた安倍総理大臣や小池百合子防相が留任を辞意したりと、そこにはいくつかの人間ドラマが存在しました。
政治家という者は、周囲の状況を見極めながら、自分の出処進退を見極めます。
あまり周囲の状況に流されると政治理念に疑いを持たれますし、我を通し過ぎると自分の身が危うくなります。

今回、個人的には民主党の小沢一郎チルドレンとも言える増田前岩手県知事が、総務大臣として入閣した事が衝撃でした。
しかし、冷静に考えるとそれは増田前岩手県知事の政治的戦略であり、恐らく知事をしていた今年の春頃には考えていた事なのでしょう。
取り立てて大きなニュースになっていないのは、予測できた事だったからでしょう。
マスコミで言われている地方格差の是正のための抜擢という理由もありますが、自民党の対民主党戦略という理由もあるのでしょう。

増田前岩手県知事は、既に大分前に民主党から離脱しているのでお咎めはないと思いますが、岩手県内には波紋を呼びそうです。
まあ、政治の世界では時々起こり得る事ですし、小沢一郎民主党代表も、自民党から飛び出した方です。

そういえば、小池百合子前防衛相も党を数回も鞍替えしていって出世していった方ですね。
政治家なる者は、情より政略なのだなぁとつくづく感じました。
いわゆる政治力・政略は、政治の世界以外でも、大企業の社長さんなどにも必要とされる才能です。

そんな才能は芸術家気取りの私には無縁の世界です。
つくづく芸術家で良かったと思います。

落ち着きません

何かバタバタしています。個展が近付いているせいか、気分的に落ち着きません。
金沢からやってきた★カモヤ展:'07年9月3日〜9月15日(9月9日休廊)11時〜19時 盛岡市上ノ橋町1-48ギャラリー彩園子で開催!
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平成19年9月3日19:00ギャラリー彩園子2階にて豪華オープニングパーティー開催決定。タダ飯タダ酒を楽しみたい方はギャラリー彩園子へGo!

Zipper

二日酔いから復活し、元気になりました。

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Zipper10月号です。
表紙はリア・ディゾン。


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中川翔子さん。
471acc71.jpgインタビューは中島美嘉さん。ニューシングル、“LIFE”について話しています。
ac25c281.jpgお馴染みのYOPPY。

二日酔い

飲み過ぎました。
f4c451e7.jpgこの方はピート・タウンゼント
82003060.jpgこれもピート・タウンゼント

ルドンの黒

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで、『ルドンの黒』という展覧会を見に行きました。オディロン・ルドンは19世紀末の後期印象派の最後の世代の画家です。しかし、その画風は印象派と似ても似つかない画風です。その画風は人間の内面を象徴的に描くという象徴主義に分類されます。印象派は油彩画が多いのに対し、ルドンは、リトグラフ、銅版画、パステル画、木炭画が多い傾向です。この、『ルドンの黒』という展覧会は、その名の通り、銅版画、木炭画を中心に黒い画面の作品を中心に展示しています。その作品の内容は白黒でも、巨大な眼球の浮遊物や顔全体が眼球になった不思議な生き物や人のを顔した蜘蛛など、幻想的な内容です。私が一番関心したのは、木炭画です。木炭で絵を描いた者なら分かると思いますが、木炭はデッサンの道具としては非常に扱いが難しく、細い繊細な線を引く事にも知恵と経験が必要です。それを銅版画のように繊細な線を引いていることに関心しました。『ルドンの黒』は明後日まで渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催しています。b5f6d3e3.jpg

なまいきdoll

1c2be970.jpg8月2日に完成した新作です。もちろん今度の個展でも展示しますよ。

何だか

何だか最近忙しいです。その原因は個展の宛名書きです。生まれて初めて50円切手を80枚買いました。でも、宛名書きも昨日で主な方の投函を終え、ピークは過ぎました。でも、まだ色々問題は山積しています。
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気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

ギャラリー用
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