2008年07月
7月31
7月30
渋谷のBunkamuraで開催中の『青春のロシア・アヴァンギャルド』で、取り上げられたアーティストで、印象に残ったのはピロスマニです。
私も放浪の画家になりかけていますが、ピロスマニは、正真正銘の放浪の画家です。
グルジアで、住居を持たずに放浪し、看板やや壁面、油絵の注文を受けて、描ける所が住みかとなりました。
『青春のロシア・アヴァンギャルド』展で、私が気に入ったのは、この写真の、『雌鹿』です。
これは、ほとんどバンビですね。この絵を観て分かる通り、動物の表現が秀逸であったことが分かります。
また、その絵は独学のためか、デッサンに狂いがあるようですが、そこにまた味わいがあります。
要は描く人の気合い、気迫の問題のような気がします。日本の美術教育が、デッサン力を付けることに主眼が置かれているのに、ピロスマニのような芸術家を排出出来ないのは、何か構造的欠陥があるのではないかと思ってしまいます。
その人生は、映画『ピロスマニ』で描かれたり、加藤登紀子さんが歌った『百万本のバラ』の歌のモデルになるなど、多くの人から愛されています。
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『青春のロシア・アヴァンギャルド』に行って来ました。この展覧会は、個人的に楽しみにしていた展覧会です。あまり知られていませんが、ロシアは革命前後の時代(1910年頃〜1934年)は前衛芸術の最先端を走っていました。1934年にスターリンによって粛正が実行されるまで約20年間、そんな時代が続きました。この時代のロシア・アヴァンギャルドが再評価されたのは、近年ロシアがBRICsとして経済発展を成し遂げてからです。それ以前は、一部の愛好家や美術評論家ぐらいしか認知されておらず、唯一シャガールだけがアメリカに亡命した事と、長生きしたおかげで知られているぐらいでした。マレーヴィチに至っては、ソビエト連邦の時代は封印され非公開にされていました。今回の展覧会は、モスクワ市近代美術館所属の、そんな時代の、最先端の作品を一同に集めて展示されています。 この展覧会で圧巻だったのは、マレーヴィチの作品群です。マレーヴィチだけでなく、ロシアの作家は、独特の感性を持っていて、どこか宇宙的、近未来来的で数十年後のソ連の宇宙開発を連想してしまいます。写真の展覧会のポスターになった作品も、マレーヴィチの『農婦、スーパーナチュラリズム』という作品です。農婦という労働者を題材にしている所が、ロシア人らしさを感じます。この作品の他にも、マレーヴィチは彼独自のシュプレマティスムという、十文字や無地のような無駄を省いた究極の抽象画が展示されてます。この、マレーヴィチのシュプレマティスム絵画の何とエネルギッシュなことでしょうか!
『青春のロシア・アヴァンギャルド』は、8月17日まで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中です。
『青春のロシア・アヴァンギャルド』は、8月17日まで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中です。
7月28
7月27
7月26
7月25
何だか近頃毎月のように地震と余震があって、多少揺れても冷静でいられるようになってしまいました。昨日の地震は命名されなかったようですが、マスコミの間では『岩手北部地震』とういう表現で統一しているようです。そんな地震に慣れてしまった私が、揺れている時に取った行動はザッピングです。岩手宮城内陸地震の時は揺れた直後にテレビに緊急地震速報が流れたのですが、今回はなかなか流れなかったので、『あれぇっ?』と思ってテレビのチャンネルをザッピングしていたのです。結局、揺れが収まり始めた頃に緊急地震速報が流れました。案の定、緊急地震速報が遅れが話題になってしまいました。今回は地震が深い所で起こったため、速報を出すことが困難であったとういう事です。やはり、現代の技術ではここまでが限界でしょう。でも、現段階では、緊急地震速報があるだけ非常に有り難いと思っています。
7月24
7月24
ロックシンガーの男、ロジャー・ダルトリー。ライブでは、すぐに分厚い胸板をひけらかす男、ロジャー・ダルトリー。長い金色のカーリーヘアを振り乱す男、ロジャー・ダルトリー。21世紀になってもワイヤレスマイクを使わない男、ロジャー・ダルトリー。マイクをカウボーイのようにブンブン振り回す男、ロジャー・ダルトリー。マイクをシンバルに擦り付ける男、ロジャー・ダルトリー。出演する映画はB級カルトムービーばかりの男、ロジャー・ダルトリー。自分が結成したザ・フーを、ピート・タウンゼントに乗っ取られた男、ロジャー・ダルトリー。すぐにピート・タウンゼントと喧嘩をする男、ロジャー・ダルトリー。気が短い男、ロジャー・ダルトリー。作曲が出来ない男、ロジャー・ダルトリー。イギリス人なのに身長が低い男、ロジャー・ダルトリー。子沢山な男、ロジャー・ダルトリー。 還暦を過ぎても筋肉質な男、ロジャー・ダルトリー。板金工だった男、ロジャー・ダルトリー。学業成績は優秀だった男、ロジャー・ダルトリー。放校処分になった男、ロジャー・ダルトリー。英国勲章を貰った男、ロジャー・ダルトリー…。
マジで、このままではロジャーの鉄拳を食らいそうです。でも、そんな男、ロジャー・ダルトリーは憎めないの男なのです。バンドのメンバーが次々とドラッグに手を出したり、アル中になったりしても、ボーカリストとしてのクオリティを保つために、それらに一切、手を出さなかったと言います。バンドのドラッグの影響に業を煮やしたロジャーは、ドラッグを全部トイレに流したという熱いエピソードも残っています。ロジャー、あなたのやっている事は正しいです。最近のザ・フーのライブは、10代の癌治療に対するチャリティー・ライブ(ティーンエイジ・キャンサー・トラスト)が多く、それを取り仕切っているのはロジャー・ダルトリーなのです。本当に、どこまでも熱い男なのです。
マジで、このままではロジャーの鉄拳を食らいそうです。でも、そんな男、ロジャー・ダルトリーは憎めないの男なのです。バンドのメンバーが次々とドラッグに手を出したり、アル中になったりしても、ボーカリストとしてのクオリティを保つために、それらに一切、手を出さなかったと言います。バンドのドラッグの影響に業を煮やしたロジャーは、ドラッグを全部トイレに流したという熱いエピソードも残っています。ロジャー、あなたのやっている事は正しいです。最近のザ・フーのライブは、10代の癌治療に対するチャリティー・ライブ(ティーンエイジ・キャンサー・トラスト)が多く、それを取り仕切っているのはロジャー・ダルトリーなのです。本当に、どこまでも熱い男なのです。
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