★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2008年08月

ちょっとした引っ越し

近頃、何だかバタバタとして忙しいです。
お盆明けで、様々な行事が入ったり、業者が来たりして、ひっきりなしです。
ついつい、制作も事務的になってしまいます。
そんな中で物置に置いてある作品を引っ張り出して、バンに積み込み、明日の『彩園子の現代作家50人展』の搬入に備えます。
どの作品も約1m四方はあるので、結構な力仕事です。
全くアートに携わっていない方には意外かも知れませんが、実は力仕事が多いんですよ。
作品の搬入と搬出は、ちょっとした引っ越しみたいなもんです。3cfb6b12.jpg

ヒヤッとするよ

今日は大雨の中、絵をマンションから引っ張り出して、彩園子の大宮政郎先生にアドバイスを頂きました。
大雨の中、約1m四方の絵を濡らさずに運び出す作業だけで、ウンザリします。
おまけに、大雨の中、パネルを倒してしまい大慌てです。
あらかじめ、絵の表面をビニールで覆っていたので被害は少なかったですが、ヒヤッとしましたよ。
ヒヤッとするのは、車の運転だけではないのです。
大宮先生は、相変わらず鋭い所を突いてきます。
私が既に気付いていても、面倒なので、そのまま放っておいた所をズバリと言い当てます。
そればかりか、私が気付かなかった所も指摘していきます。
今日は何とドラマチックな日なのでしょう!

アメリカの意図

なぜ、ロシアがオリンピック開幕と同時にグルジアを攻撃したのか、注目すべきことです。原因の根幹は、グルジアを通る石油のパイプラインを巡る利権にあります。そこには、当事者のロシアとグルジアだけでなく、グルジアに肩入れするアメリカの姿が見え隠れします。この政治的駆け引きは、明らかに、世界のマスコミの報道がオリンピックに集中して、手薄になっている時を狙ってやっているとしか思えません。気の早いマスコミは、『新冷戦』という表現まで用いています。アメリカの軍需産業は、冷戦が都合の良い構造であったので、冷戦の復活を待望している人も多数居るでしょう。冷戦やテロとの戦争など、あらゆる戦争を維持しなければならないアメリカ社会が、時に不憫に思える時があります。

映像に残されたもの

アメリカの大統領選のジョン・マケイン候補(共和党)は、ベトナム戦争で北爆を行った爆撃機のパイロットだったそうです。
ベトナム戦争の北爆から約40年以上経ったので、マケイン氏の年齢が71歳であるのは頷けます。
しかし、ベトナム戦争の映像は、鮮明なカラー映像で残っており、当時使用されていたジェット戦闘機、F4ファントムは、いまだに現役で使用されています。
第2次世界対戦の映像は、殆ど白黒フィルム(一部カラー)で、写っている飛行機もプロペラ機なので、かなり昔の映像である感じが強いのですが、ベトナム戦争の映像においては、そんな昔である感覚は希薄なのです。
しかし、マケイン氏の風貌を見ると、『ああ、やっぱり昔だったんだな』と感じてしまいます。
同時期のビートルズの映像も、美しいカラー映像で残されていて、あまり古さは感じませんが、最近のポール・マッカートニーの風貌を見ると、やはり時の流れを感じさせられます。
日本で言ったら、'60年代のザ・スパイダースの映像などが、そういった感覚に当てはまると思います。
彼らは、綺麗なカラー映像の映画を沢山撮影しており、それを観ていると、『アンティークなファッションが好きな人達の集団なのかな?』と思ってしまうしまう瞬間もあります。
しかし、現在バラエティー番組に出演している、ザ・スパイダースのボーカルだった、堺正章さんの風貌を見ると、やはり時代の流れを感じさせられます。
'90年代の映像だと、保存状態さえ良ければ、テクノロジー的には、さほど違和感なく見れます。(さすがにハイビジョンには、かないませんが…)
そうなると、ファッションやヘアスタイル、車や電化製品など、写ったもので撮影された年代を推測することになります。
白黒の映像を見ると、誰でも古い映像だと思います。
しかし、テクノロジーが発展するにつれて、映像の技術ではなく、写っている内容で年代を特定しなければななくなります。
そういった所が、映像というジャンルの面白さだと思います。

b20681a1.jpg

オープニング・パーティー

18日は、ギャラリー彩園子の現代作家50人展のオープニングパーティーに行って来ました。
つい2時間前まで、宴もたけなわでした。
初対面の方や久し振りに会う方、前からお話したかった方とか、色々な人と出会って楽しかったです。
色んな方と、お話することで、自分の作品や考え方など、客観的に知ることが出来ました。
きっと、アートや音楽など、自己表現をする人じゃないと、自分の内的世界の、客観的評価を知るチャンスは少ないと思います。


DSCN0821

煩悩との闘い

ここ数日、作品制作です。
もう殆ど仕上げなので、写真では分からない変化ですが…。
作品制作は、締め切り直前になると、殆ど試験勉強みたいになります。
煩悩との闘いになります。
まさしく今は、その状態です。
今月23日には、ギャラリー彩園子の現代作家50人展』の展示作業が始まってしまいます。
それまでには何とか完成させなければ…。

0cef36b8.jpg画面は色ムラがなくなって、整ってきました。

自治体に求めるもの

私は岩手宮城内陸地震地を体験して、知事など、地方自治の首長に求めることが、変わって来ました。
自治体の最大の仕事は地震や台風などの自然災害のような危機管理体制が一番重要だと思いました。
なぜなら、自然災害が起こった時、災害現場に直接的に手を出すのは、地方自治体だからです。

UKらしいUKバンド

今日はサマーソニックのクークスのライブレポです。
パニック・アット・ザ・ディスコがUKらしいUSバンドであったのに対し、UKらしいUKバンドはクークス(The Kooks)は、です。
この、2つのバンドはルックスが似ていて、どちらもベストにハットといういでたちです。
この夏はベストにハットという服装が流行りのようですね。
そのサウンドも典型的なUKバンドです。
パニック・アット・ザ・ディスコとクークスはベクトルは同じ方向に向かっているようです。
その違いは、パニック・アット・ザ・ディスコが細かな音色で、クークスが、ざっくりとした音色といった所でしょうか。

77f20216.jpg
サマーソニック08のライブレポは今日で終わります。明日から、いつものブログに戻ります。

UKなUS

今日のサマーソニックのライブレポはパニック・アット・ザ・ディスコ(Panic at the Disco) です。
このバンドはルックスや曲調がUKな雰囲気なのに、実はUSのバンドであるのが、ポイントです。
そのステージでみられた服装や髪型など、とってもお洒落で、今年のサマーソニックで一番お洒落なバンドでした。
アメリカン・ロックというと、みな屈強な筋肉質で、TATTOOだらけの男達を想像してしまいますが、彼らはどこか線が細く、ファッショナブルで、イギリスっぽい雰囲気です。
見た目だけでなく、そのサウンドも、イギリスのパブが似合いそうです。   
パニック・アット・ザ・ディスコは、そのバンド名を、イギリスのバンドザ・スミスの曲である “Panic”の一節を引用したと言われていますが、サマーソニックのステージでは、ザ・スミスの曲のリフを戯れに弾いてみてみせます。   
アメリカでは、ザ・スミスは殆ど知られていないので、そのエピソードは、彼らが、どれほどUKロックのフリークであるのか窺われます。
何でもアメリカ流が、全て良いという訳ではないことを認識して出来るバンドですね。



ad84f719.jpg

どちらがスターか?

今日はサマーソニック 初日に行われたThe Subwaysのライブレポです。
The Subwaysはボーカル&ギターのビリーと、その弟のドラムのジョシュ、そしてベースとコーラスで、ビリーの元奥さんのシャーロットという3ピースバンドです。
数多いバンドの演奏が体験できるサマーソニックにおいて、彼らは特別なスターのように感じられたのです。
もちろん、ボーカル&ギターというフロントマンに位置するビリーも、けなげに頑張っているのですが、何よりもベースのシャーロットのロック・クイーン然としたオーラに引き込まれてしまいます。
シャーロットのベースも華奢な身体に似合わず、ゴリゴリにヘビーな音色を発します。
ステージ上ではドラムが奥に位置するので、ステージ前方にはビリーとシャーロットの2人だけになってしまいます。
ビリーは何となく内気そうな少年に見えるのに対し、シャーロットはロック・クイーンですから…。
ビリーがエネルギッシュに歌ってギターを弾いても、おのずとシャーロットの存在に釘付けになってしまいます。
この2人はまぎれもなくスターなのですが、強烈なスター性を持つのは紛れもなくシャーロットなのです。
その微妙なバランスがThe Subwaysの魅力なのでしょう。
もし、シャーロットがベース抱えてソロでデビューしたら、売れそうだと考えるのは私だけでしょうか?
内気な少年と飛んでる女という組み合わせだったので、夫婦としてうまく行かなかったのかという下世話な勘ぐりも働いてしまいます。

18305bb3.jpg
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

ギャラリー用
Archives
  • ライブドアブログ