★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2008年11月

通路にはみ出してしまったよ

日本武道館へ、The Whoライブに行ってきました。
The Whoのライブは、2004年のロックオデッセイ出演時と、今回の2回目です。

今回はまず、会場の日本武道館はに感心しました。
日本武道館は、ロックの聖地として有名ですが、今回はなぜ武道館が、日本のロックの聖地となったか分かりました。
まず会場の広さとして、メジャーなバンドの演奏を聴くには、大き過ぎず、小さ過ぎずのちょうど良いサイズですね。
また、音響も『武道館』として建築した割に、音の広がりや反響も良くて、あらゆるライブ盤がここで録音されたのは納得させられます。
まさに偶然の産物なのでしょう。

今回のThe Whoの演奏は、ボーカルのロジャー・ダルトリーの喉の調子が良くなかったのですが、ギターのピート・タウンゼントが絶好調で、腕を風車のようにブンブン回してギターを弾き、大喝采を受けてました。

感心したのは、’70年代の曲でもモダンなロックに聴こえる所です。
これは、ソングライターでもあるピート・タウンゼントの才能のたまものでしょう。
私は今まで、ポール・マッカートニーやエリッククラプトンなど、同年代の世界的なロックスターのライブを聴きました。
ポール・マッカートニーやエリッククラプトンは本当に“生けるダイアモンド”といった趣でしたが、ピート・タウンゼントは、まさに“ロックそのもの”でした。
何しろ、60歳を過ぎたThe Whoの演奏は、まるで若者が演奏したロックみたいなんですからね。
こんなダイレクトなロックサウンドを演奏している人が初老の男達なのが驚異的です。
楽器を破壊することで有名なThe Whoですが、2004年のロックオデッセイの時は見事にギターを破壊しましたが、今回は壊しませんでした。
でも私自身も、彼らの演奏にノリノリで夢中になっていたら、気が付いたら座席を離れて通路に居ることに気付きました。
日本武道館の欠点は、私のようなスタンディングに慣れた人間からすると、椅子が邪魔でしょうがないと感じることです。
なぜなら、The Whoのようなギンギンのロックはスタンディングで聴くべきと思うからです。

写真は武道館公演のチケットです。

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明日の神話

突然ですが、東京に行ってます。
なぜ?
どうして?
詳細は、また後日。
写真は渋谷駅に展示されている岡本太郎の壁面、『明日の神話』です。

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Communication Breakdown

最近、日本人のコミュニケーション能力が低下しているような気がします。
高度経済成長期までは、日本人は大家族でしたが、そのうち核家族になり、核家族も崩壊して、単身世帯ばかりになってしまいました。
それは、日本人の人口そのものは、そんなに増えてないのに、やたらマンションばかり増えている昨今の住宅事情が物語っています。
かく言う私もマンションに住む単身世帯です。
昔、バブル経済の時代までは、『いつかはマイホームを』と言っていたのが風前の灯火になった感があります。
何しろ単身者が多いので、マイホームというより、1人で住みやすいスペースがあれば、それで良いということになります。
もし、単身者が一軒家に住んだら、掃除が大変になりますからね。
また、男女共に30歳を過ぎても独身であることは、珍しくなくなりました。
我慢を続けて無理に婚姻関係を続けているより、単身の方が楽なのかも知れません。
でも、昨今の社会情勢を見ると、コミュニケーション能力の低下による問題が多いと思います。
住民票登録もしてない人も居るため行政も把握出来ず、地域のコミュニティーも崩壊が進んでいるそうです。
きっと余計な対人関係は、めんどうなだけと、割り切って考えてしまうのでしょう。

私自身も単身者で、自分でコミュニケーション能力に自信があるという訳でないので、自ら戒めないといけないと思います。


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困った奴だ

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今週は寒くなるそうです。
私はワゴン車とピーターラビット号(ローバーMGF)の2台、車を持っていますが、ワゴン車はスタッドレスタイヤに交換しました。

ピーターラビット号は入院中です。
燃料ポンプとコンピューターがいかれているそうです。

何かとピーターラビット号には困らせられます。

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おしゃれ番長

今日は制作が忙しくて、読めずにたまっていたファッション雑誌を読破しました。
その数なんと、14冊です!

写真は北川景子さんが表紙のmini 12月号です。
miniと言えば、『ASAMI & JUNKOのおしゃれ番長が行く!!』の連載が、もう101回目になったそうです。
私もminiは創刊号から欠かさず読んでますが、なぜか『ASAMI & JUNKOのおしゃれ番長が行く!!』だけは、毎号じっくりと読んでいます。
この『ASAMI & JUNKOのおしゃれ番長が行く!!』は、モデルの今宿麻美さんとスタイリストの岡本純子さん(時にゲストも参加)のファッショントークを対談形式で載せたものですが、なぜだかついつい読んでしまいます。
ファッショントークと言っても、『最近こんな物を買った』といった内容の会話で、だべっているのに近く、別にそれを読んだからと言って、ファッション通になる訳でもなく、ただ今宿麻美さんと岡本純子さんの仲の良さが浮き彫りになるだけです。
そんなおしゃれな2人の対談を読むと、読者が2人のおしゃべりの現場に居合わせたような疑似体験が出来て、自分までおしゃれな人になったような感覚になるのが、この連載の魅力なのではないでしょうか?
多分、小汚いおっさん2人の対談だったら、こんな感覚は起こらないでしょう。

今回は、オレンジレンジの“おしゃれ番長”について、『何でおしゃれ番長なのかが気になる』と今宿麻美さんが、しっかりコメントしております。
そういえば、私も“おしゃれ番長”という言葉は、miniでしか見たことがないので、miniがソングライティングのネタになっている可能性が高いんじゃないかと考えています。

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幻の絵画

長らく行方が分からなくなっていた、小磯良平の『日本髪の娘』が韓国国立中央博物館で見つかったとのことです。
『日本髪の娘』は、李王家のコレクションだったというので、戦後の韓国では不遇な扱いであったのだと思われます。
李王家が韓国に戻れるようになっても、日本文化のため、韓国国立中央博物館でも所蔵を明らかにすることが出来なかったのでしょう。
関心したのは、そんな不遇なエピソードを持っていても、朝鮮戦争が勃発しても作品がきちんと保存されていたことです。
それは、ひとえに作品の芸術性の高さと、それを理解した韓国国立中央博物館の学芸員の努力のたまものでしょう。

私はインターネットでこの作品を観たのですが、小磯良平の才能に圧倒されました。
現代芸術好きな私が、小磯良平なんて言葉が出るとは意外でしょうが…。
それは、1935年(昭和10年)の時代の空気感が、真空パックのように保存されていると感じたからです。
もはや、昭和初期の時代の空気感を語れる人は、高齢になって少なくなっています。
しかし、絵画はその空気感を保存しておくことが出来るのです。
私は常々、芸術は時代を反映しなければならないと思っていますが、まさに『日本髪の娘』その例だと思います。

私が、今さら小磯良平を絶賛しなくても、小磯良平は一流の画家として評価は定着しています。
まぁ、私のように今風の人間でも、小磯良平の芸術性は理解できるんですよと言うことで…。

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心痛めます

懸賞論文問題における田母神俊雄前航空幕僚長について、平和主義の私は心を痛めています。
航空幕僚長の地位にある人間が、シビリアンコントロールについて、全く理解していないことに失望したからです。
シビリアンコントロールとは、兵器を扱う人間(自衛隊は軍隊と定義されてないので、あえてそう表現します)の『職業倫理』の問題です。
言論の自由の問題ではなくて、モラルの問題です。
権利には、義務が付きまといます。
職業倫理を全うするという義務も果たさず、『言論の自由』という権利ばかり主張するのは、いかがなものかと思います。

麻生首相が田母神氏を、『田母神』呼び捨てにして、毛嫌いしているのは、第2の犬飼毅になることを恐れていることもあるのでしょう。

未着手

今日は凄く忙しかったです。
新しい作品の構想はありますが、まだ着手出来ないでいます。
今日はアトリエ彩園子の日でしたが、アトリエの暖房は、大きい黒い円柱型の、煙突がついた古めかしいストーブです。
そのストーブを点火するには、黒く大きな円柱型の本体の蓋を空け、マッチで点火しなければなりません。
21世紀の現代で、マッチを擦るなんて貴重な体験です。
寒い時にマッチを擦ると、思い出すのは、アンデルセン童話の、『マッチ売りの少女』の物語です。
大人になって、この物語の内容を振り返ると、少女は死なずに済む方法があったのではないかと思ってしまいます。

不機嫌なピーターラビット号

半年以上、調子が良かったピーターラビット号(ローバーMGF)ですが、街のド真ん中で、信号待ちの最中に、プスンプスンとエンジンが止まってしまいました。『おかしいな?』と思って、セルをキュルキュル回しますが、エンジンがかかる気配がありません。そのうち、信号が青に変わり、後続車が詰まった状態になってしまいました。そのため、とっさの判断で、セルの動力をクラッチに繋ぎ、何とか車を路肩に寄せました。ピーターラビット号のせいで、大渋滞を引き起こすことだけは、回避できたようです。そして故障車の三角マークを立てました。街のド真ん中で故障車の三角マークを立てるのは、結構恥ずかしいのですが、駐車禁止の繁華街では、こうするより方法はありません。そして、JAFに電話をかけたのですが、ちょうどJAFに電話が繋がった時に目の前のJAFのレッカー車が通過しました。『あっ!ああーっ!待ってくれ!』と、思わず心の中で叫んでしまいましす。結局、10分後に本部から連絡を受け、そのレッカー車は戻って来てくれました。でも、レッカー車が戻ってきてくれるまで、通行人の多い場所で、三角マークを立てた車の前で立っているのも恥ずかしいので、車の中で待機していました。JAFは本部からの連絡で、察してくれたようで、車高の低いピーターラビット号のために、車載車を手配してくれました。『さっき、前を通ったの気付きました?』と分かってくれてたようです。『ちょうどJAFに電話していたんですよ』と私。とりあえず、JAFの方と2人で車を押して、迷惑がかからない所に移動しました。やがて、車載車が来て、ウインチで引っ張って車載し、助手席に乗って、一路ディーラーに向かいます。その車中で、不安がよぎります。それは、私は車を何台も買った訳でないのに、修理だけでディーラーの常連になっているからです。車載車で、派手にディーラーに乗り付けて、また私だったら何と思われるだろうかと気になってしまうのです。まあ、修理代を払うのは私なので、『いらっしゃいませ』で済むと思うのですが…。ディーラーに着くと、受付嬢も営業マンや整備士も皆顔馴染みです。故障という事態でも思わず、『こんにちは、エンジンが止まってしまってね、ハハハ』と言ってしまいます。→続く

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金沢で一番好きな所

私が金沢で一番好きな所、金沢21世紀美術館に行って来ました。
このブログでも以前何度か紹介している(2007年7月16日、2007年11月13日)ので、ご存知の方も多いでしょう。

21世紀美術館も芝生が黄色くなり、秋の装いです。
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何度も紹介していますが、この美術館の目玉のインスタレーション、レアンドロのプールです。
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中から見るとこうなっています。
プールの外側は無料で観れますが、中は入場料を払わないと観れないようになっています。
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今、話題のデミアン・ハーストの作品、“バースデー・カード”もありましたよ。
これは、ピンク色のハート型のキャンバスに蝶の死骸を貼付けた作品です。
見た目は美しいのですが、複雑な心境にさせられます。

気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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