★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2009年01月

彩園子油絵教室展

彩園子油絵教室展

2009年1月26日(月)〜31日(土)
10:00-19:00

盛岡市上ノ橋町 ギャラリー彩園子IIにて開催決!!

当日は大宮政郎先生と、その門下生(私も含め)の作品が展示されます。

これまで、東京や韓国ソウルで展示された“パーティーの前日に…”
は盛岡で初披露目となります。

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数奇な運命の作品

『パーティーの前日に…』は、私の作品の中でも人気のある作品ですが、数奇な運命を辿った作品です。
昨年の春に完成し、春の公募展に出展し、受賞もしました。
東京で展示され、7月には、ソウルのロッテギャラリーにも巡回しました。
ソウルの展示は、7月末まででしたが、いつまで経っても巡回から戻って来ません。
8月中旬、サマーソニックの爆音の中で、携帯電話に見知らぬ番号から着信がありました。
とりあえず、多少は電話が出来そうな所に移動して、電話を取ると、
『私〇〇という画集を扱っている者ですが、“先生のパーティーの前日に…”が選ばれまして、画集に是非とも載せたいのですが…』という電話です。
私は、この手の高額な掲載料を要求する詐欺が、横行していることを知っていましたから、こう言いました。
『どうせ、掲載料高いんでしょ!!』
すると、向こうは動揺して、
『あ…、はい…、ええっと、30万円です』
と力なく答えました。
『辞退させて頂きます!理由は掲載料が高いから!!』と言ってガチャンと切りました。
せっかく、サマーソニックを楽しんでいたのに、迷惑な話だと思っていました。
しかし、サマーソニックが終わって、8月末になっても、作品は戻って来ません。
そして、とうとう9月に入ってしまったので、怪訝に思いました。
主催者に電話をかけたら、もう搬入業者に渡ってあるとのことです。
そして、搬入業者に電話をかけたら、『えっ!戻って来てませんか?すぐ調べます』と慌ててました。
30分後、搬入業者から電話がかかり、私のが梱包と発送をお願いした、地元の業者に届いているとの報告を受けました。 慌てて、その業者に行くと、作品がありました。
しかし、作品の梱包を解くと絵が額から外され、額の部品も紛失した状態だったのです。
そして、絵に小さな傷も付いてました。
私も画歴が長いですが、このようなことは初めてです。
いつもないことが起こったということは、犯人は画集詐欺の人達だと推測されます。
額から外して、すぐに撮影できる状態にしてあったのに、私が断ったのでそのままになったのでしょう。
今回、教室展では、額もきちんと直して展示しました。
絵の傷は小さいので、時間がある時、修復していこうと思います。

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H∧Lさんの言葉

今日は疲れました。 これで勘弁して下さい。
H∧Lさんに、『あんた話にならんちゃ!』と言われそうです。
私は知っています。 H∧Lさんの整髪料は、『ジェルですっちゃ!』です!

ドローイング

写真は、彩園子油絵教室展で展示されている大宮政郎先生のドローイングです。
実に不思議なドローイングです。
どうやって、こんなに細く圧縮したようなデフォルメが描けるのか、皆目見当が付きません。

タッチも勢いがあって独特ですね。

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大宮政郎先生は1930年生まれで、幼少時、日独伊三国同盟の締結記念で開催された日本、ドイツ、イタリアの三国の児童絵画コンクールで2位であったという、もの凄いエピソードがあります。
戦後、リアルタイムでハイレッドセンターなどの前衛芸術活動の渦中に居た方です。
私、大宮先生を物凄く尊敬しております。

住民票の有名無実化

先日、日本中で成人式が行われましたが、その報道の中で、『成人式のために地元に戻ってきた』という報道が多々ありました。
それは、毎年行われる日常茶飯事な出来事なので、気にしませんでしたが、ふとある矛盾点に気付きました。
成人式は、その住民票がある地域単位で行われます。
地元に残っている人は良いのですが、進学や就職で地元を離れている人は、住民票を移してないことになります。
まあ、未成年者の住民票を移すことも、問題がありますし、成人式を全然知らない人達の中でやるのもかわいそうかと思います。
成人になると、飲酒や喫煙が解禁になります。
それと同時に選挙権も得られます。
だから、新成人で故郷に帰った方々は、成人式が終わったら、住民票を、今住んでる地域に移して欲しいと思います。
きっと、新成人の方々は、成人式で故郷に帰っても、選挙のために帰ることはないでしょうから…。
私は近頃、住民票が有名無実と化していることを感じます。
それは、私が長年にわたり中核市に住んでいて、休日などの人出やマンションの戸数を見たりしていると、実際の自治体の公称の人口のより多いと感じるからです。
確かに学生は住民票を移してないですし、転勤が多い職業の方も住民票を移してないことが多々あります。
私は転居して、その土地に3ヶ月以上住むならば、住民票を届け出ることを徹底して義務化すれば良いかと思います。
そうなると、日本の都道府県、市町村別の人口の実体が明らかになると思います。
多分、政令指定都市や中核市の人口が増え、東京に至っては、とんでもない人口になることでしょう。
過疎化している自治体は、ますます過疎化するでしょう。
でも、それが実態なのだからしょうがないです。
住民票の届け出を徹底すると、住民も行政サービスも受けやすくなるというメリットがあります。
また、選挙に行きやすくなり、学生も転勤族も、派遣で遠方に住んでいた人々の票も以前よりは、反映されるようになると思います。
若者の政治離れを食い止めるには、まず学生や派遣社員、転勤族の住民票を移すことからスタートし、現在の居住地で投票するシステムに変えなければなりません。
さしあたり、今国会で予算案が通過し、定額給付金が支給されることになった場合、住民票を移動してないと、実家に支給されてしまい、手元に届きませんよ。

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もっともらしいことを主張しても、こんな見てくれでは説得力に欠けますね。
そういったオチです…。

もうダメかと思った

25日は天気が良かったので、愛車ピーターラビット号(ローバーMGF)をドライブしていました。
途中、小雪が舞いましたが、アスファルトには、雪積もらず、スタッドレスタイヤも、しっかり履いているので、気にしませんでした。
郊外の幹線道路を走行していましたが、たまには、知らない道も走ってみようと思い、分かれ道で初めての方角へ行ってみました。
カーナビもあるので、万が一、迷っても大丈夫だと思っていました。
すると、どんどん山の中へ入っていきました。
幹線道路は雪が積もってなかったのに、雪が積もっていて、どんどん深くなっていきました。
途中でコンビニの駐車場でも入って引き返そうかと思っていましたが、コンビニどころか、どんどん人里知れぬ山奥に入ってしまいます。
雪も深くて道でUターンしたら、ピーターラビット号では、スタックしてしまいそうです。
何より、後続車が一台走っています。
大人しく、わだちの中を走ることにしましたが、途中、大きく右にカーブしている上り坂に出くわしました。
そのため、ハンドルを右に切った所、車体が右や左に滑り始めました。
何か危険な目に遭うと、その光景がスローモーョンの様に見ることがありえますが、この時も、まさにそのように見えました。
まず、最初に車体が右に滑った時は、『ヤバい』、と思い、次に左に振られた時『立て直さなきゃ』と思うも、また右に振られた時は、『こりゃダメだ』、そして更に左に振られた時は遠心力がつき勢いが強かったので、『ガードレールに衝突する!』、『ピーターラビット号は、ガードレールに衝突して終わるのか…』『事故が起こっても、こんな雪の山道をこんな車で来た方が悪いと言われるのかなぁ』と考えていました。
しかし、最後に大きく左に振られたのが幸いし、後輪に雪がグリップし、体制の立て直しに成功しました。
もうドキドキでした。身体から冷や汗が出ていました。
多分、後続車もヒヤッとしたことでしょう。
最初からスピードは、そんなに出してはいませんでしたが、その後は、スピードを極力控えめにして運転しました。
すると、道路標識が出てきて、そのまま真っ直ぐ行くと幹線道路に合流するように表示しています。
とっさに、カーナビの地図に目をやると、思いのほか山奥ではなく、このまますんなり帰れそうなあんばいです。
良かった…。本当にに良かったです。このまま山奥に入ってしまったら、どうしょうかと思いました。
ガードレールが接近してきた時はもうダメかと思いました。

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奇跡の生還を果たした!?ピーターラビット君です。

彩園子油絵教室展初日

本日から彩園子油絵教室展が開催されます。
大宮政郎先生一門の作品が展示されます。
大宮政郎先生の貴重なドローイングも展示されます。
私は全部で5枚出展しています。
お近くの方は是非お立ち寄り下さい。


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搬入

今日は彩園子油絵教室展の搬入作業です。

これが搬入の時の動画です。
ガンガンと聞こえる雑音は搬入時の、作業の音ですね。
手ブレがあるのは勘弁して下さい。

動画に写っている3枚とも、私の作品です。
左の黄色い頭の作品は『おすましdoll』、右の抽象画は『Dream』、真ん中のアップになる作品は、『うさロック』です。

ジェネレーションギャップ

色々な方と、お話すると、戦後産まれと戦前・戦時中産まれの方とのジェネレーションギャップを感じます。
団塊世代以降は、ジェネレーションギャップがあっても大したことありません。
今、高齢者になっている戦前・戦時中生まれの人の話を伺うと、外国の話を聞くかのように思ってしまいます。
『天皇陛下と聞くと背筋がピンとなる』
『昔は車がなかった』
『食べ物がなかったので、草の根を食べた』
と話たり、鉛筆を見るとカッターで削り始め、『鉛筆はカッターで削るのが当たり前』と語ります。

団塊世代は、テレビや車が普及し始めた時代を知りつつも、幼い頃の、貧しい日本の記憶が残っているという印象です。
それ以後は、ジェネレーションギャップがあったとしても、戦前世代とは比べ物にならないレベルです。
せいぜい、携帯電話やパソコンがあったかなかったかの違い位です。
戦前、戦時中、終戦直後を経験している方の話は、インフラがあるかないかの話になってしまいます。

そういえば、団塊世代は、若い頃、あれだけ政治活動したのに、未だ総理大臣は輩出していません。
安倍晋三元総理大臣は、団塊世代とは8年も後の世代なのに、団塊世代を通り越して総理大臣になってしまいました。
団塊世代の著名な政治家で思い浮かぶのは、鳩山由紀夫氏、菅直人氏、舛添要一氏といったところですかね。
団塊世代のミュージシャンは、もっと沢山思い浮かぶのですけどね…。
よく、団塊世代以降の世代が『ノンポリ』と言われますが、ひょっとしたら、実は団塊世代の頃からノンポリな傾向なのかも知れませんね。
新左翼って何だったのでしょう。

リハーサル

今日は彩園子油絵教室展の準備として、展示予定の作品をアトリエで並べてみます。
そして、大宮政郎先生からアドバイスを頂きます。
まぁ、一種のリハーサルですね。
大体会場の雰囲気の見当がついてきます。
壁面にどう並べるか見えてきます。
私も、このグループ展の細かなプランも練れます。


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作品によっては、まだ梱包材(プチプチ)を被せあるものもあります。
搬入は24日です。
頑張らなきゃ。

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『シャキーンとした猫』
2019年

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