2009年11月
11月21
11月20
11月19
二度目の個展を終えて、制作活動の転機が訪れたように感じます。
まるで女の子が描いたような、『女の子シリーズ』は、もう7年もやっています。
3年前から、より絵画的な『お人形さんシリーズ』も始めて、平行してやっています。
大宮政郎先生から、『お人形さんシリーズ』を中心に制作するようにアドバイスを頂いているのですが、『女の子シリーズ』も、なかなか捨てがたいです。
そんななかで、『お人形さんシリーズ』の“ブライスちゃん★おやすみ”が、芸術祭で奨励賞を受賞し、象徴的な出来事になりました。
そんな『女の子シリーズ』は、まさにジェンダーを超越した作風です。
描いている私は、その性的倒錯感が快感なのかもしれません。
その『女の子シリーズ』の初期の作品と近作を比較してみましょう。
『女の子シリーズ』を制作するきっかけになった作品“マーメイド”です。
その下絵を最初に手がけた時は、2001年4月までさかのぼります。
まだ同時多発テロも起こってない時代です。
当時は日本画をやっていたので、最初は『遊び』や『実験』のつもりで描いていて、きちんと完成させませんでした。
そして、2003年まで放っておいたあげく、この作風をシリーズ化することを思い付いて、完成させました。
なぜ『女の子シリーズ』を連作しようかと思ったのは、当時アメリカのブッシュ政権下で『テロとの戦争』が声高に叫ばれる時代で、そんな殺伐でマッチョな空気の中で、どこかボヘミアンな平和の象徴としての女性像を描きたくなったからです。
初期の『女の子シリーズ』の代表作、“おでかけ”です。
やはり2003年の作品です。
イラク戦争のまっただ中の時代、平和な国で、お買い物に出かける女の子を描いています。
初期の『女の子シリーズ』の作品は、色彩が比較的、穏やかなのが特徴です。
また、構図もシンプルなものが多いです。
上の2枚から6年経った、今年の春に完成した“Memories”です。
色彩が強烈になり、構図も複雑になってきました。
同じく、今年の夏に完成した、“Dancing Girl”です。
やはり色彩が強烈で、構図も複雑です。
なぜ、色彩が強烈になったのかと言うと、『派手に描く技術』が上達したためです。
構図の複雑化は、単純な構図に飽き足らなくなって、きたためです。
その変化は、『女の子シリーズ』が、2006年頃から実験性や平和というコンセプトから、『絵で描く詩』にシフトしました。
作風そのものより、作品のストーリー性や情感を重視したいと考えたためです。
時代の空気もマッチョからナチュラリズムに急速に変化していきました。
今後、『女の子シリーズ』を続けるかどうかは未定です。
私の気まぐれですから…。
また、どんな風に作風が変化するのか、私自身も分かりません。
その時代の空気で変化することもありますからね。
まるで女の子が描いたような、『女の子シリーズ』は、もう7年もやっています。
3年前から、より絵画的な『お人形さんシリーズ』も始めて、平行してやっています。
大宮政郎先生から、『お人形さんシリーズ』を中心に制作するようにアドバイスを頂いているのですが、『女の子シリーズ』も、なかなか捨てがたいです。
そんななかで、『お人形さんシリーズ』の“ブライスちゃん★おやすみ”が、芸術祭で奨励賞を受賞し、象徴的な出来事になりました。
そんな『女の子シリーズ』は、まさにジェンダーを超越した作風です。
描いている私は、その性的倒錯感が快感なのかもしれません。
その『女の子シリーズ』の初期の作品と近作を比較してみましょう。
『女の子シリーズ』を制作するきっかけになった作品“マーメイド”です。
その下絵を最初に手がけた時は、2001年4月までさかのぼります。
まだ同時多発テロも起こってない時代です。
当時は日本画をやっていたので、最初は『遊び』や『実験』のつもりで描いていて、きちんと完成させませんでした。
そして、2003年まで放っておいたあげく、この作風をシリーズ化することを思い付いて、完成させました。
なぜ『女の子シリーズ』を連作しようかと思ったのは、当時アメリカのブッシュ政権下で『テロとの戦争』が声高に叫ばれる時代で、そんな殺伐でマッチョな空気の中で、どこかボヘミアンな平和の象徴としての女性像を描きたくなったからです。
初期の『女の子シリーズ』の代表作、“おでかけ”です。
やはり2003年の作品です。
イラク戦争のまっただ中の時代、平和な国で、お買い物に出かける女の子を描いています。
初期の『女の子シリーズ』の作品は、色彩が比較的、穏やかなのが特徴です。
また、構図もシンプルなものが多いです。
上の2枚から6年経った、今年の春に完成した“Memories”です。
色彩が強烈になり、構図も複雑になってきました。
同じく、今年の夏に完成した、“Dancing Girl”です。
やはり色彩が強烈で、構図も複雑です。
なぜ、色彩が強烈になったのかと言うと、『派手に描く技術』が上達したためです。
構図の複雑化は、単純な構図に飽き足らなくなって、きたためです。
その変化は、『女の子シリーズ』が、2006年頃から実験性や平和というコンセプトから、『絵で描く詩』にシフトしました。
作風そのものより、作品のストーリー性や情感を重視したいと考えたためです。
時代の空気もマッチョからナチュラリズムに急速に変化していきました。
今後、『女の子シリーズ』を続けるかどうかは未定です。
私の気まぐれですから…。
また、どんな風に作風が変化するのか、私自身も分かりません。
その時代の空気で変化することもありますからね。
11月18
11月17
11月16
11月15
11月14
ファッション雑誌の1ヶ月着まわしコーデのコーナーは、オシャレかつ平凡な日々を描いていますが、こんなにドラマティックな、ファッション雑誌の1ヶ月着まわしコーデのコーナーはないでしょう。 それは、SEDA 12月号の『臼田あさ美の恋するきまわし30days』で、臼田あさ美さんが扮するアサミの恋愛模様が描かれています。
写真は12月6日の場面で、アサミが親友チヒロに誕生日プレゼントを渡すところです。
しかし、チヒロが思いを寄せていたトモヤとアサミが付き合うことになったため、誕生日プレゼントを、『こんなもの…』と地面に叩きつけようとしている所です。
ファッション雑誌で誕生日プレゼントを渡している場面で、もらったプレゼントを地面に叩きつける場面なんて前代未聞です。
ある意味画期的です。
写真は12月6日の場面で、アサミが親友チヒロに誕生日プレゼントを渡すところです。
しかし、チヒロが思いを寄せていたトモヤとアサミが付き合うことになったため、誕生日プレゼントを、『こんなもの…』と地面に叩きつけようとしている所です。
ファッション雑誌で誕生日プレゼントを渡している場面で、もらったプレゼントを地面に叩きつける場面なんて前代未聞です。
ある意味画期的です。
11月13
11月12
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