★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

2013年11月

感謝しています

30日は、雑用でずっとMacに向かっていました。
あっ!
Macに向かっていたからと言って、インターネットをしていた訳でないですよ。
もう、世の中はパソコンなしでは社会生活が成り立たなくなっていると実感しました。

iPhoneとXperiaとスマートフォンを2台も使用しているレアな私です。
未だにガラケーを使用している方から、スマートフォンを使いこなせるか相談されることがあります。
一応、パソコンを使用することが出来れば使いこなせると答えています。
今、携帯電話を機種変更すると、ほとんどスマートフォンになってしまうので、無理もありません。

ガジェット好きな私は、これらの機器を使いこなせている事実に感謝しています。

Mac



The Who Sell Out

Sell Out

少し前までは、最新のロックを聴きまくっていましたが、最近は古典的なロックを聴いています。
私、ロックを聴く時は最新のものを聴いたり、古典的なのものを聴いたり、気分によって変わるようです。

最近は、もっぱらThe Whoの“The Who Sell Out”を好んで聴いています。
以前もこのアルバムのことを書いたので重複すると思いますが、非常にポップアート的なアルバムです。
アルバムの初めの方は、曲と海賊ラジオ局を模していて、曲間にCMが入って曲が途切れないようにしています。
その雰囲気は、ジャケットの商業美術的アートワークで分かると思います。
上の写真が表で、下の写真が裏のアートワークです。

The Who Sell Out

The Whoというとステージ上をジャンプしたり暴れ回った上に、楽器を破壊するというバイオレンスなイメージが付いていますが、このアルバムに関しては、全くそのようなイメージを覆すような内容です。
この、“The Who Sell Out”の収録曲は、アルバムのコンセプト通りにポップでファニーな曲が多いです。
なかなかオシャレな曲が収録されているので、私はコーヒーを飲みながら、ファッション誌を読む時に“The Who Sell Out”を聴いています。

FUDGE 12月号を読みました

FUDGE

本当に寒くなってきました。
暑がりで、寒さには強い私も、耐えられなくなり、ニットを引っ張り出して来ました。

FUDGE 12月号を読みました。
この冬のファッションの傾向を要約すると、チェックと千鳥格子、チェスターフィールドコートの3つがキーワードでしょう。
まぁ、チェックは断続的に流行がみられるアイテムなのですが、私が注目したのは、チェスターフィールドコートです。
レディースだけでなく、メンズでもこの冬はチェスターフィールドコートが流行しています。
そう言えば、今年のポール・マッカートニーのステージ衣装は、チェスターフィールドコート調のロングジャケットでした。
チェスターフィールドコートが流行しているのは、全世界的なのかも知れません。

まぁ、FUDGEという雑誌の傾向もあるのかも知れませんが、以前より雑誌の傾向がトラッド寄りになっている印象です。
チェスターフィールドコートそのものデザインが、シンプルで、言わばコートの基本型というアイテムです。
なので、流行にとらわれず、長く着れるアイテムです。
特に男性の場合は、一着持っていれば、手入れが良ければ何年でも着れそうです。

全体的にファッションがトラッド寄りになっているのは、ここ日本の場合は来年の消費税増税の影響があるような気がします。
トラッドなアイテムは、何年でも着れるからです。
この春は『ネオンカラー』と、ビビットな色彩の服をプッシュしていましたが、半年で変わってしまいました。
FUDGEが、以前よりトラッド寄りに変化したのは、そこを狙っているような気がします。

この様子では来年、消費税の増税で消費の冷え込みが起こりそうです。
1997年の二の舞にならなければ良いのですが…。


ロックと新書

ビートルズは音楽を超える

私は、以前は本に関しては文芸作品を読むのが好きでしたが、ここ数年は新書にハマっています。
私、いつもファッション誌ばかり読んでいる訳ではないですよ、一応。
内容に関しては、美術に関して書かれた新書をチョイスして読むことが多いかと思います。
美術関係の新書は、どこからかの出版社から、コンスタントに出版されているようです。
でも、ロックに関する新書は皆無に等しいかと思います。
なぜなのでしょう。
もし、ロック・マニアなぞ、新書は読まないだろうと出版社から思われていたら心外です。

でも、唯一例外なのは、ビートルズに関する新書です。
ビートルズに関する新書は、探すと結構あります。
上の写真の、『ビートルズは音楽を超える』も、その一冊です。
私は、今年7月に出版されて、すぐに読みました。

この著書の著者、武藤浩史氏は、慶応義塾大学の英文学の教授です。
言わば、音楽が専門ではなく、英文学研究者から見た視点でのビートルズ論が語られています。
しかも、著者はロック・マニアではなく、無類のクラシック好きということなので、一体どんな文脈でビートルズが語られるのか、ページの最後まで興味をそそられました。

著書の中で、私が興味を惹かれた部分は、階級社会であるイギリスにおいて、ビートルズの中では、ジョンが実はMiddle Class寄りの階級で、ポールとジョージはLower Middle Classで、真のWorking Classはリンゴだけだったらしいです。
なので、ジョンが“Working Class Hero”を歌った時、ポールは笑ったという逸話が書かれています。

ジョンは父親が行方不明になり、母親も自由気ままな生活をしていたため、Middle Classの伯母に育てられるという複雑な家庭環境で育ちました。
伯母の教育が良かったのか、ジョンはそこその進学校に進みましたが、わざとテディーボーイの格好をしてWorking Classの振りをしたそうです。
ポールの両親は上昇志向が強く、父親が営業マンで、母親も看護師で、ポールをリバプールの超エリート進学校に行かせています。
ジョージの父親はバスの運転手でしたが、バスの運転手の中でも組合の役員という比較的高い地位で、ジョージをポールと同じ超エリート進学校に行かせたそうです。
リンゴだけは、Working Classだった上、勉強が苦手だったようで、進学校に行けなかったとのことです。

これから先は、私の私見ですが、ビートルズ4人の生い立ちを見ると、その後の彼らのソングライティングや生き方に影響していると思います。
初期のビートルズのインタビューやライブの映像などを観ると、複雑な家庭環境で育ったジョンはブラックジョークを連発し、ポールは父親譲りの営業マン振りを発揮して、ファンが喜びそうなコメントを連発します。
ジョージは、彼らの中で最年少なので、基本的には他の3人を立ててますが、頭の回転が良く、気の利いたコメントを発します。
リンゴは、そこに居るだけで癒されるような、素朴でユーモラスな仕草で、ムードメーカー役を引き受けています。

その状況は、ライブをやらなくなったビートルズ後期や解散後も続いています。
ジョンとポールは全キャリアを通して、ジョージはビートルズの中期以降でソングライティングで成功します。
リンゴは、勉強が苦手だったのが災いしたのか、ソングライティングは得意ではなかったようです。
でも、リンゴは持ち前の人柄でビートルズ解散直前の気まずい人間関係でも他の3人と友好的人間関係を築き、解散後もジョンやポール、ジョージの3人にソングライティングしてもらったアルバムをリリースしてヒットさせています。
4人の生き様を見ると、人間は年齢を重ねても基本的には変わらないものなのだと感じています。

どなたか今度は、レディオヘッドについての新書を書いてくれる方は居ないかなぁ?



白い霜

いよいよ寒くなってきました。
もう冬ですね。
11月も終わりなので、当然です。
Freelander 2のフロントガラスにも白い霜が見えます。
朝の霜取りの手間が増えて来ました。

Freelander2

地方都市の日曜・祝日の穴場

24日は、天気も良く市街地を軽く散歩しました。
良いことか悪いことか分かりませんが、中核市レベルの地方都市は、日曜や祝日は、市街地の店舗や飲食店が空いていて穴場だったりします。

車社会の地方は、日曜・祝日に郊外へ車で出掛けると、郊外型のショッピングセンターやロードサイド店舗で渋滞していたり、駐車場がなかったり、飲食店が満席だったりして苦労します。

私は日曜日に市街地を歩いて行動して、空いた店で、ゆっくり買い物し、食事も出来ました。
これって、地方生活者の知恵なのかも知れません。

ビル

形容詞の多い料理店

注文の多い料理店

料理や食材への好き嫌いがない私。
独身男性なので外食は多い方だと思います。
よっぽど新鮮じゃない食材や失敗した料理じゃない限りは、食べることは出来ます。

しかし最近、メニューの虚偽表示が報道されています。
私は前述の通り、食べ物の好き嫌いがないので、『食中毒にならずに、美味しく食べれれば良いや』という程度のアバウトな考えの持ち主です。
なので、私は食材の産地などは、あまり気にしない方で、メニューの虚偽表示に、それ程目くじらを立ててません。
ただし、やはり虚偽の表記は『景品表示法』があるので、法的には、いけないこととは思います。
これが、現在の問題の焦点になっていると思います。

いつ頃からか、恐らく'90年代初頭辺りからだったと思いますが、メニューの表記が長くなってきたように思います。

例えば、『○産の○を使った○風味の○』といったメニューの表記です。

昔のメニューは、こんな風に長くなかったように思います。
昔のメニューは『ライスカレー』、『スパゲッティ・ナポリタン』、『ハンバーグ・ステーキ』、『チャーハン』、『エビチリ』という感じだったと思います。

このような長いメニューが流行し始めた時、私は疑問に思いました。
『食材って、その時の気候や気象状況よって仕入れが変わるのに、どうやって毎日定期的に仕入れているんだろう』という疑問です。
まぁ、報道によって産地まで指定した食材をメニューに表記するのは、やはり無理があると思いました。

この問題を解決するのは、特に難しいことはないと思います。
メニューから形容詞を減らして、シンプルにすれば良いだけですから。
料理の名前だけなら、食材の産地は、仕入れによってフレキシブルに変えることが可能です。
もしくは、メニューにどうして形容詞を多く使いたいなら、小規模なレストランでお馴染みの、黒板やボードに手書きで日替わりメニューを書くとういうのも良いかと思います。

でも、私は外食産業についてはド素人なので、メニューを単純にするだけでは、他店との競争と差別化を計るのは難しいのも分かりますが…。
ましてや、ホテルのレストランのような大規模な飲食店は、ホテルの経営と相まって色々大変でしょう。
やはり、外食産業って難しいですね。

写真は、『形容詞の多い料理店』ならぬ『注文の多い料理店』です。

注文の多い料理店 (新潮文庫)
宮沢 賢治
新潮社
1990-05-29

祝日でも朝5時に起床!

朝

本日23日は、勤労感謝の日です。
祝日でも、朝5時に起床しました。
早朝に外出しましたら、ご覧の通り人も居なくて、車もまばらでガランとしています。
交差点の向こうにバスが見えるだけです。
静かな朝って良いですね。

頭の中がHi,Hi,Hi

Out There

2013年11月19日のポール・マッカートニーのライブレポです。
私にとって11年振りの2回目の、ポールのライブです。
バンドはポールの他は、キーボードのウイックス、ドラマーのエイブ、リードギターのラスティ、リズムギターのブライアンでポールを含めると5人です。
何と、このバンドのラインナップは、11年前に私が大阪ドームで聴いた時と同じなのです。
私は前回、11年前に現在のバンドのラインナップになったばかりで聴いたという訳です。
ポールのバンドは'70年代のウイングスでは、約2年毎にメンバーの入れ替わりがあったことを考えたら、驚異に息の長いバンドになります。
なので、11年前聴いた時と今回聴いた時と全体を比較すると、今回の方がバンドとして、こなれてきたという印象です。

ポールの声は11年前と比べて年齢と共に枯れてハスキーな声になっていましたが、その分バラード系の曲よりロックな曲を歌った方が格好良く聴こえました。
アンプとキャビネットは、ビートルズでお馴染みのVOXを使用していましたが、'60年代と違い、スタジアムのライブに見合う巨大なものになっていました。
ポールのヘフナーのベースをVOXのアンプで聴くのは、非常に正しいと思います。
ビートルズのライブは、アンプも小さく、PAの技術も発展途上の時代だったので、女の子の悲鳴で演奏が聴き難かったというのは有名な話ですが、もし、きちんと聴けていたら、ベースはこんな音だったのかなぁと感じました。
そして、何よりポールのベースのテクニックが素晴しかったです。
ポールのベースで印象的なハンマリング・オンを生で、また聴けたのが嬉しかったです。

大体のセットリストは、ネットや雑誌で知っていましたが、日によって変更するとも事前に調べていたので、どんな曲目を演奏するか気になりました。
何よりも嬉しかったのは、今回のツアーで外されていたと思われていた“Jet”をやってくれたことです。
“Jet”は、私がポールの曲の中でも、大好きな曲だからです。

書き始めると長くなりそうなので、今回のライブで個人的に良いと感じた曲を3曲厳選するならば、“Let Me Roll It”、“Live And Let Die”、“Hi,Hi,Hi”でした。
偶然ですが、全てウイングスの曲でした。

“Let Me Roll It”はブルージーな曲で、その歌声に『じーん』としました。
ポールはレスポールのギターを弾いていて、曲の最後でポールは喜々として、アンプに近付きフィードバックさせていました。
ポールが、ギターの音をフィードバックさせるなんて見た事なかったので驚きです。

“Live And Let Die”はポールのライブの定番で、火薬が爆発する大スペクタクルな曲です。
火薬が爆発する度に、私は喜んで両手で拳を上げて『わーっ!』と叫びました。
そして、あの有名な間奏が始まると、私は狂喜乱舞しました。
この曲だけは、どんなライブ盤のCDやDVDで聴くより実際にライブで体感した方が良い曲です。

“Hi,Hi,Hi”は、乗りの良いロックンロールな曲で、曲の終盤にテンポアップして盛り上がる曲です。
私も曲に合わせて、“Hi,Hi,Hi”と連呼して歌って飛び跳ねました。
それが、アンコールでの演奏だったので、クセになって帰りのタクシーの中でも“Hi,Hi,Hi”と歌いたくなりましたが、運転手さんに変な人だと思われると思うので、ぐっとこらえました。
ホテルに戻っても“Hi,Hi,Hi”と歌いたかったのですが、夜中なのでこらえました。
思えば、ライブが始まってから終わるまで、私の頭の中が、“Hi,Hi,Hi”だったのかも知れません。

上の写真は、今回の“Out There”ツアーの、ツアー・パンフレットです。

激しく聴きました

19日は11年振りにポール・マッカートニーのライブに行きました。
2002年は大阪ドーム(現・京セラドーム)で、今回は東京ドームで聴きました。
私は、激しくノリノリで体を揺らし、手拍子し、歌いました。
私はポールのCDは、一枚も残さず、全て聴き込んでいるので、ライブでは全曲歌えました。

スタンディングでロックのライブを聴く習慣が身に付いている私は、しっとりしたバラード以外は全て立ったまま、体を揺らして聴きました。
もし東京ドームが、スタンディングのライブハウスだったなら、私はモッシュに突入していたことでしょう。
それ位の勢いで、激しく聴きました。
ライブは、丸3時間続きましたが、非常に充実した時間でした。

そして、ライブの後で燃え尽きました。
ライブが終わったのが22時15分でした。
ホテルに戻ったのは、23時近くになってからで、ぐったりしました。
そして手拍子し過ぎて、手が腫れているのに気付きました。
それはホテルに戻るまで、気付きませんでした。
そして20日になっても、その疲れが残り筋肉痛の状態なので、詳細なライブレポは後日に書こうかと思います。

東京ドーム
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