2014年07月
7月21
7月20
7月19
近頃、私に人生何度目かのパンク・ロックのブームが訪れています。
もう既にパンクのCDは散々コレクションしているので、新たに購入するCDも限られていますけどね。
毎日、ジョージ・コックスのラバーソールを履いて、夏期以外はレザージャケットを着ていますが、それほど連日のようにパンクを聴いている訳ではありません。
最近私は、『自分にとってパンク・ロックとは何か?』という哲学的な自問自答をしています。
私はバリバリのパンク好きではなく、普段は最新のものも含めてあらゆる時代のロックを聴いています。
でも、政治が保守的な風に流れると、私の音楽の興味が一気にパンクに向けられて行く傾向のようです。
前はブッシュ政権イラク戦争の時でした。
私の直感のようなものです。
そんな訳で、17日から18日かけて、コステロとアトラクションズの“Live In Germany 1978”を聴きました。
アトラクションズがライブで演奏するとどんな感じになるか興味深かったのです。
YouTubeで何曲か聴いたりはしましたが…。
私が散々コレクションしていたパンクのCDにはなかったものです。
実際にアトラクションズの演奏をライブ盤で聴くと、スタジオよりもオルガンの音がドアーズのように鳴り響いています。
思わずストラングラーズを連想しましたが、ストラングラーズよりも親しみやすくて、どこかパブロック寄りな印象です。
そして、コステロのナイフのように鋭いボーカルがグサグサ刺さるかのようです。
何かしら、政治とは繋がりがあるパンク・ロック。
保守的な政治にパンクで喝です!
7月18
16日はロックを聴きまくり、購入したままで溜まっていたファッション誌を読み切りました。
ロックのリズムが、ファッション誌のページをめくるには、ピッタリです。
最近はファッションはfacebookでチェックすることが多くなり、紙媒体で読む量が減りましたが、やはり紙媒体の雑誌も眼に優しいし、様々凝った内容なので良いものです。
最近は女の子のデニムが、どんどんハイウエストになって行って、ウエスト部分がタキシードのカマーバンドみたいに、デザインが変化しています。
このハイウエストのデザインは、どこまで進化を続けるのでしょうか?
ファッション誌は色々読みましたが、NYLONが強烈なイメージで良いと思いました。
世間のファッションも、どことなく保守化しているのに対し、NYLONは色々やらかしてくれている感があり好感が持てます。
表紙の木村カエラさんが、インタビューでモデルとして駆け出しだった頃を振り返って、『当時の原宿は、今よりもっとブっ飛んでいて…』という言葉に納得です。
強烈なビジュアルを見ながら、強烈な音楽を聴く時間は素晴らしいひと時です。
パンク・ロックの時代には、UKから様々なロック・ミュージシャンが登場しましたが、散々聴いた上で、近頃私の頭の中では、少しずつ整理が出来つつあります。
私の中ではThe Jamのポール・ウェラーとElvis Costello &The Attractions のエルビス・コステロの2人が、パンク・ロックの時代から出て来たミュージシャンの中では好みになっています。
『全然パンクじゃないじゃないか』と突っ込まれそうですが…。
でも、この2人は紛れもなく、パンクの時代に登場して来たことは事実です。
ポール・ウェラーとコステロに共通しているのはソングライティングの巧みさです。
ソングライティングにおいて2人の作風は違っていて、ポール・ウェラーはモータウンから影響を受けた小粋な曲調で、コステロはスタンダード・ナンバーに通じるようなエレガントさを感じる曲調が多い傾向です。
でもポール・ウェラーもコステロも、パンクの世代で共通する、ピリッとした緊張感が曲から伝わります。
上の写真は、The Jamの4枚目のアルバム“Setting Sons”です。
この頃にはポール・ウェラーのソングライティングが頂点に行きつつあった頃のアルバムです。
この後からThe Jamは、更にモータウンのテイストを強め、ややロックの路線から外れて行きますが、“Setting Sons”は充分にロック・アルバムとして聴ける所が、私の好みとなっています。
聴き所は最後の2曲、全英3位のヒット・シングルである“The Eton Rifles”とマーサ&ザ・ヴァンデラスのカヴァーである“Heat Wave”です。
パンク・ロックが好きな私、バリバリにパンクな方々に正面切って『ポール・ウェラーとコステロが好きです』と言えなかった私。
でも、もう21世紀になった現代、もういい加減に胸を張って言えることなのではないかと思ったのでカミングアウトしてみました。
先日、BeatlesのライブをYouTubeで観ていました。
Beatlesは、もう何度も聴いているので今さらという感じですが、貴重なライブ映像となると話は別です。
きちんとしたライブ映像集のDVDやCDをリリースして欲しいのですが当時の貧弱なアンプやPAでは、例の金切り声に埋もれてしまい、音質的に厳しいようです。
一時、’70年代にハリウッド・ボウルのライブがレコード化されましたが、プロデューサーのジョージ・マーティンは『ジェット機のような轟音の中で演奏しているようなもの』と例えて、Beatlesの音を拾い出す作業が大変だったようで、その後、CD化は見送られました。
なるほど、確かにそう言われると納得出来ます。
YouTubeのライブ映像の話に戻りますが、Beatlesの魅力は、4人全員が楽器を演奏しながらボーカルを取れるバンドであることです。
言わば、メンバー全員がソロ・アーティストの集まりでのようであります。
でも、その中で突き抜けた才能がジョンとポールです。
ライブだと、それが如実に現れます。
ジョンは天性の直感でカリスマ的な歌声でロックしていますが、ポールはロックを一種の音楽的スキルとして身に付けてロックしているのです。
でも、どちらも共通しているのは、天才であることです。
どちらが良いかは好みは分かれますが、私は2人の才能は互角のように思えるのです。
7月14
7月13
7月12
特定秘密保護法に集団的自衛権。
これは本当に国民が心の底から望んだ政治なのでしょうか?
私は疑念を抱いています。
私は日本の民主主義は、まだ未成熟なように感じています。
政治の票を動かすのは業界団体による組織票です。
自分が所属する業界の利権を考えて投票行動に至るのは、民主主義が成熟していない証拠です。
日本の政治全体を考えずに『自分だけ良ければいい』と組織票を入れるのは、完全なる利己主義のように思うのです。
投票行動に関して個人的事情は抜いて、もっと日本の全体のことを考えて投票するべきです。
野田佳彦前首相が衆議院を解散して2012年12月の衆院選に至った訳ですが、当時のあの状況で民主党が惨敗するのは、素人目で見ても分かります。
翌、2013年7月に参議院の任期満了が迫っていて、たった約半年で、その状況は改善する訳でもなく、2016年の参議院の任期満了まで国政選挙が行われないことになります。
衆議院が解散しない限りは…。
それが安倍晋三首相の強気な政治の遠因になっていると思います。
首相ともなれば、そういった政局、選挙に対して精通している思うのですが、なぜあの時期に、それを承知の上で野田佳彦前首相が衆議院の解散を宣言したのでしょうか?
今もって謎です。
衆院選でも参院選でも、自民党に投票したの方は民主党の素人じみた政治に幻滅し、それまであった組織票が復活しただけに過ぎません。
なので、現在の政治は自民党と民主党、そして組織票に投票した国民の連帯責任なのかも知れません。
私はこのような状況になることを予測して、2012年12月のの衆院選も2013年7月の参議院も、自民党には選挙区と比例区両方に投票していませんが、複雑な心境です。
政治家は権力を握る者なのではなく、『落選したらただの人』ということを、分かって頂きたいものです。
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