2016年06月
6月29
YouTubeで音楽を聴きまくっていましたら、私が相当なロック好きであるようにYouTubeが認識するようになって来ました。
それも、オルタナティブ・ロックが好きであると認識しています。
しかし、オルタナと言いますと、どちらかと言いますと、ラウドなUSロックのイメージがあります。
私のようなUKロック好きの場合は、インディー・ロックと言うべきかと思いますが…。
オルタナティブ・ロックとインディー・ロックも、重なる部分があると思いますが、その違いとニュアンスは、バリバリなロック好きでないと分からないかと思います。
簡単に説明しますと、インディー・ロックは、商業主義に走らない独自の音楽を演奏しているロックで、オルタナティブ・ロックは前述の通り、ラウドなUSロックといった感じかと思います。
ロックに興味がない方には、チンプンカンプンかと思いますが…。
6月28
6月27
26日は、ジャスト100kmほど、Jaguar XKのドライブを楽しみました。
Jaguar XKの後部から見た曲線は、ワインレッドのドレスを纏った貴婦人のように美しいです。
なので、努めて貴婦人には紳士的に接するようにしています。
無茶な運転はせずに、優しく安全で丁寧な運転を心掛けています。
この日は、街中から峠道のワインディングロード、湖畔の道路まで、様々なルートを運転しました。
車内は、上の写真のようにベージュのレザーにウッドのダッシュボードという、ラウンジのような内装です。
貴婦人が佇むにはふさわしいインテリアです。
信号待ちの間に、コーヒーを飲んで一息です。
前方のブルーのタッチパネルで、車内装備のあらゆる操作を行えます。
カーナビの表示をすることも出来ます。
正直、このワインレッドのドレスを纏った貴婦人に恋をしています。
なので、貴婦人にフラれないように、一生懸命に尽くしております。
6月26
6月25
23日の国民投票で英国がEUを離脱することになりました。
保守党、キャメロン首相の辞任に至るまで、大きな問題になって行きました。
他の国のことなので、あれこれとやかく言う訳には行きません。
英国の国民が民主的に国民投票で決めたことなので、それを尊重するしかないです。
私は'90年代から、徐々に英国は移民大国になっていたことを知っていましたし、それによって問題を生じていたことも知っていました。
でも、英国がEUを離脱することによって、英国の経済が打撃を受けることは、明白です。
私は経済音痴ですが、それ位のことは分かります。
少なくとも、EU離脱直後は、製造業は大打撃となるでしょう。
EU向けの工業製品を輸出するとなると、関税がかかってしまいます。
英国の工業製品の代表は、自動車でしょう。
ジャガー・ランドローバー、ロールスロイス社、アストンマーティン、ベントレーが有名です。
BMWミニは、英国で製造するメリットがなくなるので、ドイツに製造拠点が移る可能性もあるでしょう。
ロールスロイス社は、自動車だけでなく、ジェット機のエンジンも製造しているので、フランスで製造しているエアバスのジェット・エンジンの輸出も、問題になってきそうです。
家電メーカーのダイソンも、影響を受けることでしょう。
製造業だけでなく、金融が基幹産業である英国の中枢であるロンドンのシティーも大打撃でしょう。
でも、仕方ないです。
経済よりも、移民の問題を重要視した英国人の、民主主義的な判断なのですから…。
何しろ、英国は日本とは比較にならない位、民主主義先進国ですので。
個人的な感想ですが、英国は、日本のような島国根性がある国なのだと感じました。
The Whoは、初期の頃から、ずっとライブにエネルギーを費やしています。
The Whoは、レコーディングのため、スタジオで創造的な作業をしているよりも、ライブで破壊的な爆音でライブをしている方が似合うバンドだと思います。
1982年に解散してからも断続的にライブをしたり、ツアーをしていました。
1999年からは、殆ど続けてツアーを続けているように思います。
1999年頃からのライブは、浪費家のジョン・エントウィッスルの生活を救うという理由でツアーを再開しました。
しかし、そのジョンが2002年に他界してからも、『契約が残っているので』という理由でロジャーのバンドでベースを弾いていたピノ・パラディーノと、ピートの弟のサイモン・タウンゼントをコーラスとリズム・ギターとして加入させて、ツアーを続行させました。
そういえば、キース・ムーンが1978年に他界してからも、『契約が数年先まで残っている』という理由で、元フェイセズのケニー・ジョーンズを新しいドラマーを加えて、1982年まで活動を続行させていた経緯があります。
現在の主たるメンバーは、オリジナルのメンバー、ボーカリストのロジャー・ダルトリー、ギタリスト・ソングライターのピート・タウンゼントの2人に加え、ベースのピノ・パラディーノ、ドラムのザック・スターキー、コーラスとリズム・ギターのサイモン・タウンゼントで構成されています。
2002年から、ずっとこのメンバーで、14年もライブを続けています。
もはや、同世代のローリング・ストーンズよりもタイトなスケジュールでライブを続けていると思います。
オリジナルのメンバーであるロジャー・ダルトリーと、ピート・タウンゼントはライブをしなくても、充分生活は出来ると思います。
名ベース・プレイヤーであるピノ・パラディーノも、The Whoでなくても、すぐにどこかのバンドやレコーディングで声がかかるかと思われます。
では、彼らはなぜここまでライブにこだわるのでしょうか?
まず、The Whoがツアーを続けないと一番困るのは、ピートの弟のサイモン・タウンゼントではないでしょうか?。
サイモンは、ソロ・アーティストとして活動をしていますが、The Whoとして活動していた方が安定していると思われます。
何か、この時点でThe Whoが"家業"のような役割を果たしています。
ザック・スターキーは名ドラマーなので、The Whoがライブ活動をしなくても大丈夫であるし、実際にオアシスと掛け持ちでドラムを叩いていた過去もありました。
しかし、キース・ムーン直伝のドラムは、The Whoで叩くことで本領を発揮します。
ザックがThe Whoの活動に専念するために、オアシスを抜けたことも分かる気がします。
The Whoのライブに加入する前から名ベース・プレイヤーであったピノ・パラディーノも、The Whoに専念しています。
何しろ、年がら年中ライブをしているThe Whoですから…。
やはり、The Whoのライブに、その音楽性にミュージシャンとしての、やりがいを感じているのでしょう。
ピートは昨年、『2015年以降は、もうThe Whoとして活動しない』と言っていましたが、ロジャーが髄膜炎を患って、公演が延期になり、また今年もライブを続けています。
まぁ、ソングライターのピートは、ライブをしなくても裕福な生活を送れるので、そういったコメントをしてしまうのでしょうが、上記の諸事情でライブを続けているのでしょう。
何か、いつも『閉店セール』をしている店の戦略のようにも感じます。
ピートは優秀なソングライターであると同時に、商売上手で、かつ契約を尊守する誠実な経営者にも感じられます。
正直、The Whoは働き者だと思います。
昔から一生懸命、ライブを続けていたThe Who。
ストリーミングで印税収入が減少し、ライブの収益がミュージック・ビジネスの主体になりつつある現在でも、その活動は理想的です。
ビジネス以上に、The Whoの音楽性は素晴らしいものです。
私も2回ほど、The Whoのライブを聴きましたが、その音色は黄金のように光り輝いています。
それは、ライブ盤やDVDでは再現不可能な音のオーラです。
史上最強のライブ・バンドはThe Whoと言っても過言ではないでしょう。
その素晴らしいライブの化学反応によってロジャー・ダルトリー、ピート・タウンゼントだけでなく、ピノ・パラディーノ、ザック・スターキー、サイモン・タウンゼントはミュージシャンとしての喜びを感じているのでしょう。
6月23
現在、ポール・マッカートニーのベスト盤、"pure McCartney"が好調なセールスを記録しています。
でも、私は積極的に買おうという気が起こりません。
なぜなら、今回でベスト盤のリリースはウイングス時代を含めて4回目の上、ポールのアルバムは全て揃えているので、全部知っている曲だからです。
なので、今回はポールの転機になったアルバムを紹介致します。
それは、1979年にリリースされた"Back to the Egg" です。
このアルバムは、ポールが'70年代に活動したウイングスの最後のアルバムとなってしまいました。
アルバムの"Back to the Egg"は、原点に戻るという意味で、ウイングスの原点に戻ろうという意欲作だったのです。
これまでのウイングスのアルバムは、ポールのセルフ・プロデュースで、良くも悪くも手作りな感覚が売りでしたが、このアルバムではセックス・ピストルズやロキシー・ミュージックなどのアーティストをアルバムをプロデュースしたクリス・トーマスがプロデュースしています。
さすが、プロのプロデューサーだけあって、手作り感は影を潜めて、ウイングスのアルバムの中でも、最も良質な音質のアルバムに仕上がっています。
でも、"卵"という原点に戻るはずが、"卵"が割れて消滅して、ウイングスは解散してしまいます。
その理由は後述します。
収録曲は多種多様なジャンルにわたり、ポールらしいロックな曲だけでなく、ファンクな曲、ジャジィな曲、そして、パンクやニューウェーブ調の曲にまでチャレンジしています。
そして、ポールと同世代のロック・ミュージシャンを大挙して集めたロケストラ(ロック・オーケスラ)なる曲も収録されています。
このアルバムは、あらゆるチャレンジをしたものの、評論家の評価は芳しくなく、セールスも芳しくありませんでした。
評論家からは、"統一感に欠ける"と言われましたが、私が聴いても同じように感じます。
ビートルズで言えば、"ホワイト・アルバム"みたいに才気走って、『色んなジャンルの曲を演りました』という感覚です。
でも、アルバムトータルで聴くよりも、曲単位で聴くと、その良さや実験性を感じられて良いと感じられるのです。
結局、ポールの天才さに、評論家や一般のリスナーがついて来れなかった形なのだと思います。
そして、"Back to the Egg"がウイングスとして最後のアルバムとなって解散に至る契機に至ります。
ウイングスは、新作"Back to the Egg"を引っさげてジャパン・ツアーを敢行します。
1980年1月16日に成田空港に到着したウイングスとポールの家族。
税関でマッカートニー家のスーツケースを開けた所、スーツケースの一番上にビニール袋に入ったマリファナが無造作に置かれていたのです。
(このスーツケースの光景は映像にも残されています)
そのため、ポールは逮捕され関東信越地区麻薬取締官事務所で取り調べを受け、新橋の留置所で9日留置された後、『入国の事実そのものがない』という理由で強制送還されるに至ります。
そして、ジャパン・ツアーは中止になり、この後はウイングスの活動は中断し、自然消滅してしまいます。
ポールは、この時の事を現在は『人生で最も愚かな事をした』と話しています。
この事件は、実は謎が多いのです。
ポール本人は、現在でも『自分で使うために持って来た』と言っていますし、当時の麻薬取締官の捜査もありますので、それが定説となっています。
しかし、ポールはプロモーターのウドー音楽事務所からは日本に入国する際の注意事項は聞いていたはずです。
また、この時期にはジョンとの関係も完全に修復されて、奥さんのヨーコさんと一緒に何度も来日しているジョンからもアドバイスをもらえたはずです。
また、"Back to the Egg"をプロデュースしたクリス・トーマスの当時の奥さんは、福井ミカさんです。
プロモーター、ヨーコさん、福井ミカさんと、ポールにアドバイス可能な日本人が複数居たにも拘らずにです。
この件でポールは、ウドー音楽事務所から多額の賠償金を請求され、その後の来日の招聘も、決してウドー音楽事務所ではなく、キョードー東京になってしまいます。
この事件には様々な説があります。
その中で、当時、非行に走っていたリンダの連れ子であるヘザーがマリファナを持って来たのではないかという説があります。
もし仮に、その説が事実ならば、継父であるポールが、かばい続けて、現在でも『自分で使うために持って来た』と言い続けていたとしましたら、涙ものです。
そういえば、ポールの実の娘メアリーとステラ、息子のジェイムズはメディアに出ますが、ヘザーは一切出て来ない事も気になりますが、真実は如何に…。
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