12日の夜は、The Whoの"Tommy"(トミー)を聴きました。
今さら、私が説明しなくても良い、ロックの名盤の金字塔のようなアルバムです。
曲も演奏も、全て文句なしに素晴らしいです。
あえて説明するならば、このアルバムでは、数あるThe Whoのアルバムの中でも、ロジャー・ダルトリーのボーカルが最も素晴らしいことです。
"Tommy"は、ロック・オペラでストーリー性のあるアルバムですが、ロジャーは主人公の青年Tommyの魂が乗り移ったような歌声を披露します。
The Whoの曲を殆どをソングライティングするのは、ギターのピート・タウンゼントですが、曲を書いた当の本人であるピートが嫉妬する位に、ライブで"Tommy"を演奏すると、聴衆はロジャーの魅力に引き付けられてたとのことです。
特に、ウッドストックでの"Tommy"のライブは名演となりました。
物語り仕立てのロック・オペラ、"Tommy"は巨大プロジェクトになりました。
"Tommy"は映画化され、その主演をロジャーが抜擢されました。
黄金のカーリーヘアの青年、ロジャーは、"Tommy"そのものに見えてしまいます。
ライブや映画で、"Tommy"を歌うロジャー・ダルトリーが、神々しく思ってしまうのは、私だけでしょうか?