2019年05月
5月31
5月30
5月29
ハイスペック男子なる言葉を、最近インターネットで見かけます。
私の感想は、『妙な新語、造語を作っても意味がない』といった所でしょうか?
百歩譲って、私がハイスペックか、ロースペックかと問われましたら、ロースペック男子の部類に入るでしょう。
もし、私がハイスペック男子だったら、世の女性から奇人変人扱いされないでしょう。
昔、ある方から私に女性を紹介して頂くという趣旨の会を催して頂きましたら、お相手の女性が、私のクレイジーなファッションを見て、会った瞬間に涙を流して泣いている方が、おられました。
泣いた理由を伺いましたら、その方は待ち合わせのホテルで、『変な人が居る』と同席の方同士で噂していましたら、紹介された男性が、その『変な人』の私だったので、泣いてしまったとのことです。
凄くバツが悪いや、その空気…。
この時は、『申し訳ないな。悪気はないんだよ』というのが、正直な私の気持ちです。
実際、悪いことは何もしていません。
紹介して頂いた方からは、『気軽に、いつもの服で来て良いよ』と言われたので、いつもの服でハットを被って行ったまでですが…。
もはや、今では笑い話の良い思い出です。
'10年代は、ロック不遇の時代のとなってしまった事実は、否めません。
今はDTMがあれば音楽を制作でき、ライブハウスがなくてもYouTubeさえあれば、音源を発信出来る時代になったので、以前のように『バンドを組んでライブハウスで演奏して…』というストーリーが描けなくなっているかも知れません。
そんな時代を過ごし、『もし現代にビートルズが活動していたら、どうなっていたか?』という連想をしてしまいました。
そこで気付きました。
ビートルズのメインのソングライター、レノン・マッカートニーの、ポール・マッカートニーが、現役バリバリに2010年代に2枚のアルバムをリリースしていることを!
2013年に"New"、2018年に"Egypt Station"をリリースし、どちらも成功しています。
ポールは、『マーク・ロンソンやグレッグ・カースティンといった、旬なプロデューサーを起用して、現代風のサウンドを創り出す手法』を取っています。
結果的には、"New"や"Egypt Station"も、ビートルズとは似て非なるアルバムになっていますが、時代背景を考えると納得です。
この2枚のアルバムを聴き直しましたが、やはりポールの存在感そのものが、カリスマ的です。
そのボーカル、ベースやアコースティック・ギターの音色を聴いてしまいますと圧倒されてしまいます。
まずは、2013年の"New"は日本人の好みに合ったのか、タイトル曲が日本のチャートの4位まで浮上しました。
プロデューサーは、マーク・ロンソンです。
ポールらしい曲ですが、そのサウンドはマーク・ロンソンらしくもあると感じています。
マーク・ロンソンは、プロデューサーとして活動する他に、DJとしても活動する方なので、メリハリが効いた、リズムが感あるカッチリとしたサウンド作りをしていると感じます。
リズムがカチッとしているので、ポールの美しいメロディーを最大限に引き出しています。
対して、"Egypt Station"は個々の曲よりも、コンセプト・アルバム風のサウンドを確立させています。
ポールらしいヒューマンなMVの"Who Cares"ですが、そのイントロは世紀の天才が奏でるクレイジーサウンドで始まります。
プロデューサーのグレッグ・カースティンは、どこか、くすんだサウンド作りで、現代のロック・ミュージシャン達に引っ張りだこのプロデューサーです。
ポールの天才ロッカー振りを引き出しています。
もし、ジョン・レノンが存命であれば、"New"や"Egypt Station"に対し、辛辣な評価を与えていたと思います。
でも、それは対等な関係のジョンだからポールに苦言を言えることが出来ることだと思います。
ポールは、あまりに偉大過ぎて、ミュージシャン・サイドからは誰もアドバイスを与えることが出来ず、マーク・ロンソンやグレッグ・カースティンといったプロデューサー・サイドで共作するしか方法がない所が、悲しい立場です。
"New"や"Egypt Station"も、結果的にポールの天才的な才能とカリスマ性を浮かび上がらせたアルバムだと感じました。
ロックという音楽が登場した時代から、ロックは流行の浮き沈みが激しいジャンルなので、将来的に、また流行するかも知れません。
2020年代に、どのような音楽が出現するのか、楽しみです。
5月27
毎週、日曜の朝は、ポール・ウェラーの曲をiPodでシャッフルして聴くことが日課となっている私です。
なぜ、ポール・ウェラーかと言いますと、私のiPodには現在423曲もの膨大なポール・ウェラーの曲が収録されていることが大きいです。
同じアーティストでも、これだけの曲をシャッフルして聴きますと、私自身が忘れていた曲を思い出したり、知っている曲でも再発見があったりします。
また、ポール・ウェラーの曲はシャッフルしても違和感がないことも大きいです。
コンセプト・アルバムのように、曲をシャッフルしてしまうと違和感があるアルバムがないからでしょう。
そして、ポール・ウェラーは、あらゆる音楽的な素質を持ったミュージシャンなので、とても同じアーティストの曲とは思えない曲もあり、飽きることがないことも理由でしょう。
聴いていまして、特に関心しますのは、ポール・ウェラーは年齢と共に、音楽的なスキルを向上させている所です。
20歳そこそこの時には、グシャグシャしたギターをかき鳴らして、ジャンプしながら歌っていたことが信じられないような境地に立っていると思います。
ポール・ウェラーは、早熟なミュージシャンではなく、大器晩成型のミュージシャンなのではないかと感じています。
下のYouTubeは、とてもポール・ウェラーの曲とは思えない驚きの1曲、"Alpha"です。
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