2021年04月
4月30

29日も終日、ケイジ・ジ・ エレファントを聴いていました。
聴いていまして、本当に中毒になりそうです。
そして、2010年代は、ロックが不調になったと言われますが、その点について疑問を持ってしまいました。
現在はストリーミングで音楽が聴かれるようになり、そうなりますと、バンドよりもDTMの方が有利になることは明白です。
今やiPhoneでレコーディングした音楽も、ストリーミングで聴かれる時代です。
エレクトリック・ギターを主軸に、スタジオレコーディングすることが、アナログなのかも知れません。
そのような時代と状況にロックが、立たされただけなのだと思います。
ケイジ・ジ・ エレファントのような良いバンドも居て、2010年代ならではのロックを演奏していたことは、紛れないない事実です。
その良さが分かるまで、もう少し時間がかかるのかも知れません。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやストゥージズ、MC5がリアルタイムでは凄く売れていた訳ではないですからね。
2020年代に入った現在、しみじみと感じます。

近頃は、Cage the Elephantにハマっている私です。
あっという間に全アルバムを聴き込んでいます。
UKロックが好みのツボな私ですが、USロックを聴くと妙に新鮮です。
Cage the Elephantは、2015年の"Tell Me I'm Pretty"と、2019年の"Social Cues"と、2作連続のグラミー賞 最優秀ロック・アルバム賞を受賞していますが、ほぼ日本のメディアからは無視されています。
ロック専門のメディアでは、さすがに取り上げていますが、それでも功績に対して取り上げられる頻度が少ないです。
しかも、日本語版のWikipediaもないです。
"Japanese Buffalo"という曲を発表したのが、災したのでしょうか?
でも、私の拙い英語力でLylicsを読んでみましたが、日本人を侮辱した感じはないのですがね…。
日本でのメディアの冷遇の理由は分かりませんが、私は好きなバンドです。
その理由は、キャッチーなメロディーと、サイケかつガレージなバンドのグルーヴが、私のツボに入ったからです。

"ザ・フー・セル・アウト(スーパー・デラックス・エディション)"を聴き込みました。
まずは、CD5枚と7インチ・シングル2枚という、ボリュームに悶絶しました。
ファンとしての喜びの悶絶です。
CDはモノ、ステレオ、スタジオ・セッション、ロード・トゥ『トミー』、ピート・タウンゼントのデモといった組み合わせになっています。
一気に聴きますと、物凄く時間がかかります。
私は途中で、散歩に出たり、買い物に行ったりと休憩を入れつつ聴きました。
圧巻だったのは、モノラル・バージョンです。
音の圧力の強い上に、なぜか今風のロック・バンドのサウンドに聴こえたことです。
ステレオ・バージョンも音質がクリアになっていました。
興味深かったのは、スタジオ・セッションです。
コントロール・ルームから、プロデューサー兼マネージャーのキット・ランバートの指示の声が聴こえます。
しかしながら、レコーディングを仕切っていたのは、ピートなのだと痛感させられました。
ピート・タウンゼントのデモも興味深く、本当に稀有なソングライターなのだと痛感致しました。
4月25
4月22

近頃、USロックに夢中な私です。
UKロックが好みのツボでである私には、珍しい現象です。
そんな中で夢中になっているバンドは、Cage The Elephantです。
あっという間に全アルバムを聴き込んでしまいました。
音楽的な特徴は、ガレージ・ロックとサイケデリックなグルーヴを基調にしたバンドです。
メンバーはボーカルのマット・シュルツ、リズム・ギターのブラッド・シュルツ、そしてベースのダニエル・ティシェナーとドラムのジャレッド・チャンピオンです。
因みに、ボーカルのマット・シュルツと、リズム・ギターのブラッド・シュルツは兄弟です。
サイケデリックかつガレージなグルーヴを奏でるバンドだからと言って、懐古的ではなく、現代のサウンドを奏でている所が特徴です。
2008年からキャリアをスタートさせ、2010年代には4枚のアルバムをリリースしています。
そんなCage The Elephantのアルバムの中で、私が一番好きなアルバムが、2015年の"Tell Me I'm Pretty" です。
USロック・チャートで3位を記録し、グラミー賞でベスト・ロック・アルバムを受賞しているので、なかなか手堅いアルバムだと思います。
Cage the Elephantを聴きますと、2010年代がロックにとって冬の時代だったと言う説を、覆されるような気がしてきました。
本国をはじめとした、マスメディアの報じ方に、問題があるのではないかと感じました。
日本でも、Cage the Elephantのような凄いバンドが、ウィキペディアの日本語版がないなど、日本のロック系以外のメディアからは、完全無視されている状態です。
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