近頃、全国的に雨の日が多いですが、雨の日に私が思わず口ずさむ歌がビートルズのレインです。
この歌は聴いたことがある方はご存知かと思いますが、サビの節回しが“レ〜イ〜イ〜ェ〜ン”と中東風の節回しの歌です。
初めてこの曲を聴いたのが16歳の時で、その時の事を鮮明に覚えています。
ラジオから聴こえたその曲の中東風の節回しにも驚愕しましたが、曲の最後の英語ではない言語が朗々と流れてくる事にも驚きました。
後に最後の英語に聴こえない部分は、ジョンのボーカルトラックを逆回転させていることを知りますが、当時はそんなことは知り得ません。
一聴して『何だこれは!』という驚きと感動に満ちていました。
その曲が1966年の曲であることにまた驚きです。
レインはアルバムに未収録であることが更に私のマニア心に火を付けました。
後にこの曲を聴き込むようになって、ポールのベースが素晴らしく良い演奏であることに気が付きました。
まるで打楽器のようなポールのベースと、リンゴの味わい深いドラムが融合して何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
これがビートルズの一連の曲の一種の『化学反応』であると思います。
歌詞に関しても、ジョンの書いた哲学的な詞が、とても含蓄があり気に入っています。
因みに詞の内容は雨や晴れによって、人の心が移り気に変わっていく様を歌っています。
ビートルズの曲は多数あれど、この曲は未だに私のフェイバレット・ソングの一曲となっています。
※この記事は2016年4月14日に投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。