このアルバムは、パンクバンドのザ・ダムドの1977年のファーストアルバムです。
私は、既に10代の時にCDを持っていましたが、この度限定生産のアナログ盤を購入しました。
これは日本の音響機器会社のデノンがシリーズで昔のアナログ盤を復刻したものです。
従って、きちんとジャスラックマークが入っています。
シリアルナンバー入りで私のは376番です。
音の方は、CDより中音〜低音に伸びがあって迫力があります。また、懐かしい昔の日本盤の響きもあります。
アナログ盤はCDと違って、作った国で音質が微妙に違うのですよ。
何よりA面が終わってひっくり返して、B面の1曲目が、バリバリの高速パンクナンバー、『ニュー・ローズ』である事が嬉しいです。
ジャケットが凝っていて、裏の写真がUK盤の初回プレスと同じ写真を使っていて、現在のCDの後ろに使われているライブの写真と違うものが使われています。
そして、このアルバムの最後の曲、『アイ・フィール・オールライト』は、いつも感動するのですが、ベースとドラムスの音が迫力あって、CDよりラウドに聴こえます。
この曲はストゥージズというバンドのカバーなのですが、私はこのダムドのバージョンの方が気に入ってます。
このダムドというバンドは、現在も活動していますが、バンドのメンバーの誰が主導権を握るかで全然違うバンドになるのが特徴です。
このアルバムは、殆んどの曲をギターのブライアン・ジェイムスが書いてありますが、後年解散して再結成した時にバンドに戻って来ることはありませんでした。
その次に主導権を握ったのは、このアルバムでベースを弾いていて、後にギターに転向したキャプテン・センシブルです。
彼はダムドのメンバーで一番スター性がある人です。また、絶妙なポップセンスがあり、バンドをポップな方向に変えますが、80年代にダムドを脱退してソロになってからの方が成功しています。
キャプテンが居なくなってからのダムドはボーカルのデイヴ・ヴァニアンが主導権を握り、バンドをゴスな方向に持っていき商業的にも成功させています。
近年はキャプテンがバンドに戻って再び主導権がキャプテン・センシブルに戻っているようです。
※この記事は2017年3月12日に、投稿当時の原文を損なわない程度に修正致しました。
私は16の時にアナログレコードで日本版を購入しています。
1stはCDも併せると三枚持っています。
ちなみにジャケットの裏の写真はエディ&ホットロッズで、初回リリース時にミスプリント版として発売されましたが、後に「ミスプリントだということすれば売れるだろう」という確信犯でした。
とにかく1stは素晴らし過ぎます。