フレッドペリーでモッズコートを買いました。
何でも、一昨日入荷したばかりの春の新作だとの事です。
去年の秋から女の子の間で、モッズコートの流行に火が付き、今や街を出るとモッズコートの女の子ばかりです。
お店の人に聞くと、フレッドペリーでは今までレディースのラインではモッズコートを出していたけど、メンズではこの春やっとモッズコートが出たという事です。
元来、モッズコートは、メンズのファッションアイテムです。
元々は、軍用のパーカーなので、どうしても男性的イメージがついてまわります。
軍用なので、それを着る事は『戦闘体制』を意味します。
しかし、もはやモッズコートは、メンズのファッションアイテムではなくなっています。
女の子の間で、こんなに流行っているのに、男性で着ている人は殆んど居ません。
逆に女の子のファッションアイテム化して、男性が着る事が、気恥ずかしくなっているのが現状です。
言わば男女の逆転現象が起こっているのです。
もちろん、今までメンズのファッションアイテムと思われていたモッズコートを女の子が着る事に面白みがある事は分かります。
確かに男性がモッズコートを着てても、ちっとも面白みはありません。

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今まで男性の職場と考えられていた職場に女性が進出して久しいです。
最近は女性が元気で、男性が元気がないように思えるのは私だけでしょうか?
日本では、女性の意識がどんどん外へ向かっているのに対し、男性はオタク化して意識が内に向かっています。
それは、若年層で顕著です。
若年女性は、一旦妊娠して出産すると、暫くは意識を内に持っていかざるを得ないです。
若年女性は妊娠、出産という壁があるからこそ、それまでの間にアクティブに意識を外に持って行こうとするのでしょう。
男性は妊娠も出産もないし、母乳を与える事も出来ないので、そういった壁がありません。
その違いが行動に現れるのだと思います。
そんな若い女性達の妊娠、出産までのアクティブな『戦闘体制』をモッズコートが表現しているように私は思えるのです。