日本は島国なので、動物の生態系も大陸とは違い、独特です。ところが、最近は日本の生態系に存在し得なかっった外来魚が増えて、日本の魚が減っているそうです。これが、魚なら良いのですが、人間の世界でも同様の現象が起こりそうです。世界経済がグローバル化する事により、日本の経済が食われる現象などが、その一例です。ここでは、それを外来魚の法則と呼びましょう。大陸の生き物は、総じて逞しい傾向があります。それは、犬や猫、昆虫に至るまで、日本で進化した生き物は、大陸産と比べると、ひとまわり小さく、ひ弱です。動物の世界ですら、そんな感じなので、人間の世界ならなおさらです。人間でも、日本人の体が小さい事でもその現象が、頷けられます。その体の小ささのためか、日本人は、欧州やアメリカにコンプレックスを持っています。そのコンプレックスのために、内に込もって鎖国したり、過剰に敵意を剥き出して太平洋戦争を引き起こしました。やがて、日本人は欧州とアメリカにを、いっしょくたにして“欧米”という言葉を作り、事あるごとに、そのコンプレックスを表現する時に、『欧米は…』という表現をするようになりました。→続く
また、元々島国の農耕民族であるために、協調性を尊び、『和』という言葉と、日本がイコールとなるほどでした。『和』という予定調和が、日本人の良い所でもあり、悪い所でもあります。しかし、その『和』の精神が、体の小ささと相まって、野性味ある大陸の人間に食われる原因になっています。小さい体、欧米へのコンプレックス、『和』の精神でグローバル化の中で、日本人は虫の息です。日本企業はM&Aで外資の下に置かれ始めています。国技の相撲では、横綱二人はモンゴル人力士です。やがて、日本人はアメリカの永住権を持ちたいと言い始めたり、『早く日本がアメリカの州になって欲しい』とまで言い始めるようになりました。それは、まさに『外来魚の法則』で、食われされ放題になっている証拠です。でも、日本人が、いくら欧米、欧米と叫んでも、日本人が欧米人にはなる事は出来ないのです。柴犬のポチが、『ビーグルになりたいワン!』と言ったり、三毛猫のタマが『アメリカン・ショート・ヘアーになりたいニャー!』と言っても誰もどうする事も出来ません。だから、こんな時代の中で、日本人は、『お寿司が美味しい』、『すき焼きが美味しい』、といった気持ちを大切にして欲しいのです。