4月28日は、ギャラリー彩園子開廊30周年記念パーティーでした。ギャラリーのオーナーの村井さんはもとより、スタジオレイの、うえむられいさん、大宮政郎先生や、はまちひろさんもいらっしゃいました。最初は、私も知らない方々ばかりでしたが、周りの方々と徐々に打ち解けていきました。そこで、ある面白い現象に気が付きました。私の絵は知っているけど、私の顔を知らないという現象に気が付いたのです。去年の個展、『金沢からやってきた★カモヤ展』のお陰で『カモヤと申します』と自己紹介すると、『ああ、絵は見たことある』という反応です。これは、絵描きにしか分からない体験でしょう。そういえば、東京の授賞式でも、『絵は知っているけど、どんな人が描いているか分からない』という方がいらっしゃいました。音楽や演劇は、人前に姿を現すアートですが、絵画は、人前に姿を出さないアートです。なる程と、納得です。そういえば、はまちひろさんに、どうして案内状に作品でなくて、自分の姿を出したのか、この日聞きましたら、『初めての個展だから』と答えてくれました。自分の姿を案内状に出すことによって、自分の顔も売り込めるという効果があるのだと思いました。この日、大宮政郎先生は、私に『絵を一杯描かなくちゃ』と叱咤激励しました。まさに、その通りでございます。
最新記事
人気記事(画像付)
Archives