久し振りにJAY-Zのブラックアルバムを聴いたら、とても完成度が高いと思いました。やはりJAY-Zは良いと結論付けられました。まさに天才です。でも、なぜ彼は日本では、ビヨンセとの関係ばかり取り沙汰されて、音楽について語られないのかが、不思議です。それは、日本ではヒップホップが聴かれていそうで、聴かれていない現実があるのだと思います。似たような事例では、日本では週刊誌に載る程、ファーギーは有名なのに、ブラック・アイド・ピーズについて、誰も語ろうとしない事です。結局、大衆のニーズは、『野郎のラッパーなぞ興味ないよ』といった所でしょうか?そういえば数年前、日本でヒップホップが流行した時も、不格好な日本語のラップや、エミネムばかりが、もてはやされて、『黒人の声による、英語のラップ』は遂に着目されずに流行が過ぎ去った感があります。ロックと違って、ヒップホップは、純粋なブラック・ミュージックなので、黒人の声によるラップが好まれないという事実から、日本人の大衆が、さほどヒップホップが好きではないという嗜好が窺われます。f699a05c.jpg写真はJAY-Zのファーストアルバム、“REASONABLE DOUBT”