私は、デッサンが苦手です。
それは私が、絵の具をいじっているうちに、自然と絵を完成させてしまうタイプだからです。
その傾向は、絵を始めた当初から顕著で、現在でも油彩、水彩、日本画など、どんな絵の具でも、化学実験のように、こねくり回して絵を完成させてしまいます。
それでも、絵画の制作には、デッサン力が不可欠です。
デッサンは、全くもって、絵画制作の基礎になる能力です。
私は、デッサン力を身に付けるため、4年間、毎日クロッキーを続けていた時がありました。それが、デッサン力アップに繋がって、作品のクオリティがアップしました。
デッサンに関しては、車の運転のように、自分の腕を過信しない方が良いと思います。
常に謙虚にデッサンと向き合う事によって、慎重になるからです。
だから、いつも私は、『デッサンが苦手』と言い続けると思います。
最近は、作品の制作前に、デッサンによるエスキースを完璧に制作するようになり、エスキースも完成品として鑑賞に耐えられるようになりました。
写真は、女の子の存在が際立つ、『スイーツはいかが』のエスキースです。