個展と芸術祭で評判を呼んで、近頃街では、私がアーティストとして知られるようになってしまいました。
絵画の制作が、今更後に引けない大事業になりつつある予感を感じます。
それはそれで、プレッシャーを感じることです。
実はもう次の作品の制作を始めています。
その状況はまた逐一報告しますのでお楽しみにして下さいね。

今日は私の作品に良く投げかけられる質問にお答えします。

ー 画材は何を使っているのですか?
『アクリル絵具が主ですが、油絵具や岩絵具も使います』
ー どうやって描いているのですか?
『通常の絵画の技法と同じです』
ー 画風がマンガっぽくないですか?
『実は、マンガやアニメの類いは、苦手なんですよ。最近の美少女風のマンガ見ると寒気が走ります』
ー この画風は絵画ではなく、イラストやグラフィックデザインではないですか?
『近頃のイラストやグラフィックデザインは、コンピューターグラフィックで描かれているものが多く、私のように油絵具や岩絵具まで駆使して古典的な制作している状況は、商業美術ではなくファインアートだと思います』
ー 何で風景画を描かないのですか?
『人物を描きたいからです』
ー 人物画を部屋で飾ったら落ち着かなくないですか?
『私は部屋の飾りを描いたのではなく、ギャラリーや美術館で、誰の作品よりも目立つ作品を描いているのです』
ー 何で女の子ばかり描くのですか?
『そんなに汚いおっさんの絵が観たいですか?』
ー 色が派手と言うか、クレイジーじゃないですか?
『地味な色じゃ、ギャラリーや美術館で目立てないでしょ』
ー 作品を観て、作者が女の子ではないかと誤解されていますが?
『本望です。それが私の作品のオチですから』

写真は“Dancing Girl”です。
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“Dancing Girl”の構想スケッチです。
構想スケッチは、いつも鉛筆だけで、一つの作品として通用するほど完璧に仕上げています。
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