エジプトのムバラク大統領の辞任劇では、TwitterやFacebookなど、インターネットが有用であったと言われています。
これは、革命的な出来事であると思います。
エジプトのマスコミは、ムバラク大統領の功績を讃える内容ばかりだったというので、無理もありません。

日本は、そこまで極端ではないと思いますが、昨今はインターネットの普及で、マスコミ不信が唱えられています。
しかし、私は既存のメディアであるマスコミは、必要であると考えています。
インターネットはインターネットの情報の良さもあるし、マスコミはマスコミの良さもあるからです。
例えば、危険な場所に乗り込んで取材を敢行するのは、一般人には出来ないことです。
一般人は、わざわざイスラエルのガザ地区に乗り込んでレポートする人は居ません。
しかし、マスコミは企業などのスポンサーに対して弱いという欠点があります。
また、マスコミは情報として人目に触れる前に、『編集』という主観が入り込む可能性があります。
ネットは、スポンサーや権力に対して強いし、情報が早いという長所があります。
しかし、どこまで情報の信憑性があるか分からないという欠点があります。

ネットの情報も重要、マスコミの情報も重要、私はそう考えています。
むしろ、どちらの情報の長所・短所をわきまえて、比較検討し、真実を見抜く姿勢の方が大切であると思います。

87085728.jpg